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かもめニュース

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2012年度〜2016年度

2016年度 Vol45

髙川の保育日誌

「真似っこ」して成長する あさり組

 運動会でお父さんたちが踊るソーラン節は子どもたちを虜にします。今年度も同じで、あさり組の子は、毎日、ソーラン節に明け暮れました。チョットびっくり!なのは、それがいまだに続いていることです。
 リズムが始まると、決まって創也か晃之介が「ヤーレン ソーランしよう !」 と言いだし、みんなを巻き込んでいきます。さすがに3月ともなると、「ソーラン」にこだわり続ける子は創也と晃之介の2人になりましたが、スゴイ入れ込みようです。
 子どもたちはイベントのあるごとに、翌日からそこでの演し物の真似をしたがります。11月の「ちょうちん祭り」の後は「ラッセラー、ラッセラー」、2月の「みんなで遊ぼう」の後は「リボン」という具合です。このリボンにはついては説明が必要ですね。
 子どもたちは、「みんなで遊ぼう」でパート職員の村上が披露してくれた新体操の種目・リボンの華麗な演技に取りつかれてしまったのです。(かもめを卒園した彼女には、新体操の国体やインターハイに出場したキャリアがあります。)
 晃之介が先端に毛糸を巻き付けた3本の割り箸をもってきたことから「ブーム」に火がつき、みんなが巻き込まれていきました。フラフラになるまで踊り続け、顔は恐いほど真剣そのものです。「しじみ組」はもちろん「いくら組(0歳児)」まで伝染するフィーバーぶりです。
 ソーラン節に熱中したり、「スケート」や「12月の歌」、「トロイカ」などを年長に憧れて真似るのはあさり組の常ですが、今年は長い期間にわたって続いたこととスゴく楽しそうだったことが強く印象に残ります。
 子どもたちの日常の姿をお父さん・お母さんにも見ていただきたくて、修了式のプログラムに加えました。

「高原・宮越文庫」へ どうぞ!

「義男の空」発行:エアーダイブ出版社
 髙川の同級生である高原さん・宮越さんから多額のご寄付をいただいています。
 先ずは沖縄太鼓を購入し、園内のいろいろなイベントなどで使わせてもらっています。
 もう一つの「高原・宮越文庫」には、子育てに役立つ本を揃えています。チャンとお知らせしていなかったのですが、利用してくれる方が多く、本棚はいつも「がら空き」状態です。
 特に漫画本『義男の空』が大人気です。とまこまい脳神経外科の小児脳神経外科医・高橋義夫先生が主人公ですが、先生に救われた患者の親が ‘恩返しに’と描いた本で、「涙なくしては読めない」と、大好評です。
 先生のお考えに、かもめ保育園の理念に通じるものがあることから職員研修のテキストにもさせていただきました。 同文庫には資金の余裕があるので更に充実を図っていきたいと思っています。 是非、一度のぞいてみてください。

成長する かもめ OB・OG
自分の思いをしっかり言えている

K.昇己
 毎年開催される小樽市小・中学校図工美術展には、かもめ卒園児の作品が多く出展されるので楽しみなイベントです。
卒園児のK.昇己に「今年も楽しみに観に行くからね」と、声をかけると、今年は出展されていない由。
 本人としては満足の出来映えだっただけに、職員室に行って、選ばれなかった理由を聞いたといいます。返された答えは「昇己は毎年選ばれるんだから、今年は我慢して」と言われたそうです。納得できないと、憮然とした面持ちでした。
 先生に向き合って、「どうして?」と率直に聞ける強さを尊いものに感じました。
(各小学校から寄贈された卒園児の作品を第2園舎の渡り廊下に展示しています。ご覧ください。)

K.瑞穗
 国語の授業で、お世話になった人へ手紙を書こう、という課題を出された瑞歩は髙川宛に書くことにしました。
 「髙川へ」という書き出しについて、先生から「髙川先生」に直すように言われたという。
「保育園では髙川と呼んでいたので、髙川へと書きたい」と言ったら、「小学生になったのだから」と、聞いてはもらえなかった。
 また、最初に初めて小学校に行った去年の4月、「まず名前を書いて下さい」と言われた瑞歩は「保育園で字を書いてはいけなかったので書けません。」と言った。後日、「その時の目の力がすごかったのを覚えています。」と担任の先生がお母さんに言ったそうです。
 それぐらいかもめの子なら当たり前のことなのに、とお母さんは思ったそうですが、先生には記憶に残る場面だったようです。(Kお母さんに伺ったお話から)

子どもとある日 歳とったら○○○になるの?

(髙川の目尻をジッと見ていた恒太)

恒太:「どうしてシワがあるの?」
髙川:「歳をとったからだよ」

(今度は喉のたるみを指して)
恒太:「これもシワ?」
髙川:「そうだよ」
恒太:「年とったらゴリラみたいになるんだね」
髙川:「……… (>_<))」  以前、「ニワトリみたいだね」と言われたことがある。喉のたるみがニワトリの顎の下についている中垂れに似てると思ったらしい。ゴリラの方がまだマシかな (^_-)