2012年度 Vol5
大好き孫悟空!
岩山(ベンチ)に押しつぶされたところ
新しい友だち大晴が仲間入りし、11名のかめ組となり、2ヶ月が過ぎました。ひとつ大きくなった喜びと、待ちに待った「そんごくうの紙芝居が見られる」ことが、とてもうれしい子供たちです。
劇のおかげもあり、期待が更に膨らみ、4月中はほぼ毎日読んでいました。
読み手としても、つい、劇で見た配役のイメージが強くて、その役に近づけて声色を合わせてしまっています。
つい先日、待望の「金かく、銀かくのまき」(劇で言うと、その後の話です)を読みました。金かく、銀かくが登場すると、子どもたちから「はーっ!!(ついに出たか)」戦いのところでは身を乗り出すほど。そんごくうが負けてしまうと「あ~」とため息・・・。読み終わった後は、我さきと紙芝居をもう一度見たくて前に出てきます。
さごじょうとの川の中での戦い
みんなそろって天竺目指し出発!!
絆里、「そんごくう(ハチになった)もっと針でエイエイってやればいいのに」拓万、「そしたら金かく、銀かくやっつけれたのにねっ」
そんごくうの戦いぶりにダメだし?をしていたんですよ。すっかり、お話の世界へ入っているようです。
公園に行ったときには、「そんごくうごっこ」が始まります。配役でひともめがありましたが、(みんながそんごくうをやりたくて)セリフもナレーションもすっかり覚えていてしまっていてびっくりしました。このそんごくうごっこは、今回は写真でお伝えいたします。
おたまじゃくし とってきたよ!
薬科大学敷地内に薬草公園があります。
そこの池の中におたまじゃくしがいて、いつもこの時期になると遊びに行っています。「先生じゃなくて自分たちでお世話するんだよ」と言われると「お世話する!!」また、「お世話しないから取らない」なんて弱気の発言もありましたが、早速、おたまじゃくしの池の周りに集まりました。
「何でとる?」頭をかしげる子どもたち。大人から大分ヒントをもらって、咲良「手で取ればいい」と声が上がると、池の中へ次々と手が入ります。
「取れたー!!」と喜びの声があちこちから上がる中、一向に両手を引っ込めたままの拓万、幸来。
咲良「たくま、こうやって、金魚すくいみたいにやるのさ」と拓万に両手でつかまえて、手ほどきを見せています。その横で、バシャバシャと池の水を濁すほど、豪快におたまじゃくしを取るのは喜一と航青。
その姿は、まるで鮭をつかまえる熊のよう。その勢いで次々とつかまえています。幸来「取れた~」と」手を広げて見せてくれました。「楽しいー!!」と今までの曇った顔が、一気に晴れ晴れとした表情に変わりました。どうやら、拓万も一匹取れたらうれしくなって、また挑戦していました。
できないからやりたくないで終わらないで、やったらこんなに楽しいんだよということを、これからも伝えて行きたいと思っています。
かもめに連れてきたおたまちゃん、かえるになる日は来るのかな?
お楽しみ・・・。
(石田 記)