1. HOME
  2. かもめニュース
  3. 2007年度〜2011年度
  4. 2009年度 vol49

かもめニュース

kamome news

2007年度〜2011年度

2009年度 vol49

卒園式が無事終わりました。年長児9人と父母の皆さん卒園おめでとうございます。在園児も歌やリズムで元気な姿を見せてくれました。父母の皆さんも、係の仕事や歌の練習など、忙しい時間をさいてお手伝いいただき本当にありがとうございました。

鬼才・阿部母第1回監督作品『やまんばの錦』完成秘話

 昨年12月かめ組の親たちが集まり、卒園式の劇は何にするか相談しました。絵本を何冊か持ち寄り、 佐孝さんにも来てもらい題材を考えました。やるからには、子どもたちの心に響くものにしたいと話しあいますが、 なかなか「これだ!」というものが見つかりません。時は年末。餅の注文集めに必死の時期でした。「かもめと言えば餅かな…?」 「それならこんなお話があるよ」と阿部母が「やまんばの錦」を教えてくれました。「それだ!それだ!それがいい!」満場一致で即決。 そして阿部母が脚本を書いてくれることになったのです。

年明けからぼちぼちスタート

 武藤(健)母と登母が次々と大道具・小道具を作ってきてくれました。ちょうふく山のバックの絵を下げてみるとぴったり、それだけでもう昔話の世界です。
 配役も決まり練習スタート。阿部母が「ここは、こんなふうに…」と指示を出し、どんどん進んでいきます。「幕の開け閉めの回数が多すぎるね~、あんまり多いとお話途切れちゃうしね」と木口母。さすが経験者の意見(摩梨子(小2)のとき「力太郎」やったもんね)。みんなも意見を出し合い進んでいきます。  武藤(健)母が谷の入る木を作ってきてくれました。それを見るなり宮田(彩)母が「これは谷入んないわ~、無理だわ~」谷「いや絶対に入ってみせる」何人もの手を借りて無理矢理木を着ました。宮田(彩)母「これ以上太ったら絶対ダメだからね」脱ぐのも一人では脱げません。

 ある日の練習時、宮田(彩)父が子どもたちの保育をしてくれることになりました。彩希と駿と健心と旭と昇己をどんぐり坂(通称)に連れて行ってくれました。お昼が近くなり、劇チームは休憩に入りましたがまだ戻ってきません。しばらくすると、汗びっしょりになった子どもたちが帰ってきました。何とも楽しかったようです。翌日の保育時間に「昨日どんぐり坂でイタドリの家作ったから見せてあげる」と彩希が皆の先頭を走っていきました。
 餅つきの場面で本当の餅を使うので、練習の時鍵谷母がもち米を蒸し始めるとホールにプーンといいにおい、おなかすいてきた~。昼には九州出身の阿部母が作ってくれた熊汁ならぬ、熊本名物「のっぺ汁」、美味しかった~。

 かもめの日の夕方、斉藤母が迎えに来て「ちょっと2階貸して下さい、練習するから」。何と!村人4人組(斉藤・登・鍵谷・長谷川)は自主トレをするという。凄い!自主トレが何日か続きました。その効果で村人のチームワークはばっちり。長谷川母演じる「長谷ヨネ子」は、「ジャックと豆の木」(温(小5)の時の劇)のお母さん役を思い出させる熱演です。
 佐孝さんも演技指導にきてくれました。佐孝さんは実際にやってみせてくれて教えてくれます。「ばんばはここまでガラを追いかけて、そして、間を取りあ~と戻る」なるほどと思うことがたくさんありました。

 鍵谷友飛(小1)もひょうの降る音で参加しました。友飛はかめ組の1月に入園したので、鍵谷さんちは入園してすぐ劇でしたね。(3匹のこぶた)
 お葬式のシーンでは、昔の家を再現できそうなものはないか?と探すと、かにの部屋の戸がぴったり。あの2枚の戸をたてかけたただけでぐっと昔っぽくなりました。さすがかもめです、今使ってるものが昔話にも使えるなんて…。
 こんな感じで「やまんばの錦」はできあがりました。みなさんどうでしたか?楽しかったですか?もちろん楽しかったですよね!小菅父が「飛びすぎからか、足痛くなって湿布貼った」と言ってました。かめ組のみなさまお疲れさまでした。劇の練習の時にかめの子を預かってくれた他のクラスの父母のみなさんありがとうございました。

道は一つじゃないんだよ!(あかざばんば)

 卒園式が終わって、年長さんが何人も「やまんばの錦きんちゃく」を持って遊んでました。嬉しいね。あれは衣装担当木口母が作ってくれました。
 24日かもめで外遊び中、「ばんば石投げしよう」と谷が子どもたちに雪のかたまりを投げると、初めはみんな普通にキャッチしてしまいましたが、「違う違う」と谷がキャッチしてころぶ「ばんば受け」を披露。泰資朗は「ばんば受け」うまくなってきましたよ。
 駿は「取ってくるだ。」と言ってピョンとはねて走ります。さすがガラの子です。

(記 谷)