2005年度 Vol24
高川の保育日誌〔8月4日 いくら組〕
日々の発達が楽しみ
華蓮 -8か月-
口にする食品によって味覚の領域を拡げていくのがこの月齢。それに咀嚼(そしゃく)も始まります。何でもムシャムシャ食べられるようにしてやりたいのです。ゴボウ、ニンジン、セロリ、ダイコン。何でも嫌がらず、しっかりアグアグします。ゴボウは、噛んだあとに繊維だけのこします。ミズナ、ホウレンソウ、チンゲンサイなどのお浸し。こんなに食べて良いの? と思うほどの食欲です。
キャベツ、ブロッコリー、干しシイタケ、エノキなどの入ったスープは大好物。両手づかみのカップを持ち上げてゴクン、ゴクンと飲みます。
後ずさりや回旋は目覚ましく発達してきているのでシメシメと思っていたら、自ら座りお尻で移動を憶えました。これは大変と、さっそく「ハイハイ板」を用いた遊びに切り換えました。(家でも使ってもらっています)
今は、そのお陰か、前進も少しできるようになりました。これからがますます楽しみです。お湯をはったビニール・プールで遊ぶのが大好きです。頭からシャワーをかけても、顔を洗っても平気。
最初は、プールの水を飲もうとするので困りましたがおもちゃを入れてやるとそれもなくなりまし
た。水の中を前に進んだり、後ずさりしたり自由自在に動き回ってご機嫌です。
プールの縁に手をかけているときに、縁を上下に押しつけると、水に浮いた小さな身体がユラユラ揺れます。それが大好きで、ニコニコ顔をするので、何回も何回もしてやります。
子どもをテレビから取り戻したら…
6月に行われたかめ組の懇談会で、子どもたちに対するテレビの影響が話題になりました。
「テレビを見ないことが可哀想なことだろうか。」とか「テレビで心の隙間が埋まるだろうか。」などという疑問や、テレビゲームに心を奪われるあまり他のことに興味を失い、友達から「一緒にいることがつまらない」と言われたと言う実例などが話されました。
そのことをキッチリ受けとめた吉川母は、生活のあり方を変えました。同居しているおじいちゃんも関心を持ち、「我が子の考える力を壊すテレビと早教育」という雑誌記事を4人の孫に読み聞かせたそうです。4年生の孫は、「おじいちゃんまでもか~」と顔を青ざめさせたそうです。敢大はテレビを見なくなりました。
8月の懇談会で、吉川母は「敢大の身体が変わったんです」と嬉しそうに話していました。ロールマットでマッサージすると「痛い」と言っていた敢大が、痛みを訴えなくなったそうです。また、脚の長さの違いをマッサージで調整していましたが、最近は最初から長さが同じになっているとのことです。そして、あるとき敢大をマッサージしていた高川から「敢大、テレビ見てないかい?テレビ見てるからマッサージすると痛く感じるんだよ」と言われたことが本当だったと気づきました、とも。
おじいちゃんが届けてくれた前記雑誌記事は、近日中に皆さんにお渡しします。参考にしてください。
看板に威力あり
これまで、海かもめの駐車場は無断駐車が後を絶たず、ご近所の苦情が相次ぎ頭を痛めていました。ところが、渡会父のお骨折りで立派な看板が立てられると無断駐車がピッタリなくなりました。とても気が楽になりました。ありがたいことです。
スズメバチだ!
第二園舎の玄関付近にスズメバチが飛んでいました。見上げると、軒先に小さな巣があり、4~5匹のハチが巣穴を出入りしています。
以前は町田理事長にお願いしていましたが、今回は理事長からワザを伝授された高川オジさんが取り除きました。これからの季節、スズメバチの活動が活発になります。警戒を怠らず、巣が大きくなる前に発見し、処置したいと思います。