2019年度 Vol10
かもめ祭りも終わり、もうすぐ海かもめ!あっという間に夏がやってきましたね。
少し前の事になりますが、春を味わいました。
春を味わう~ヨモギ編~
5月14日、幼児3クラスでヨモギ摘み!かめ組はかもめ駐車場付近を2チームに分かれてヨモギ探しです。かもめ駐車場横の草地を雄貴・しずく・雫・悠志・絢斗が、駐車場向かいを璃子・彩恵・賀久・陽翔が探しました。ヨモギは新芽が美味しいのでそこを摘みますが、そこを摘むのがなかなか大変。目で見て、匂いを嗅いで考えながら摘んでいきますが、もうすでに新芽が取ってあったりするものもあり、「これかな?」「あれかな?」と悩みながら探しました。
雄貴と絢斗は髙川に一度教えてもらうと、ヨモギの一番美味しいところをどんどんと摘んでいき、あっという間に袋はパンパンに。璃子と彩恵はひとつひとつ匂いを嗅ぎながら慎重に摘んでいきます。黙々と摘んでいく2人、袋にはたくさんヨモギが入っています。Aは4月に入園したのでいろんなことが初めての経験です。璃子や彩恵に教えてもらいながら一緒に摘みました。さあ、今度は保育園に戻ってきて仕分け作業です。3クラスが採ってきたので、デッキの上はヨモギの山!!大量なので仕分けも一苦労ですが、そこはさすが年長。仕分けるのもスムーズです。年長のその姿を見てかめ組も手伝います。給食の時間もまたいでの作業になりましたが、無事に仕分け終了~!!その後は茹でて、すりつぶしペースト状に。後日給食で、子どもたちが大好きなヨモギのジェノベーゼやみんなが楽しみにしている、年長がついたヨモギ餅を美味し~~く食べました。
春を味わう~フキ編~
6月に入ると今度はフキを採りに山小屋の方まで出かけました。年長はのこぎりでフキの茎から切り、葉も落とします。
初め、かめ組は力いっぱい引っ張ってフキを採っていました。悠志は思いっきり引っ張って尻もちをつくほど。それでも採れた時には嬉しそうに「採れた~!」と周りに報告していました。雫は採ったフキを年長の夢芽や怜旺のところに持って行って茎や葉を切ってもらっていました。「緑色の方が美味しいらしい」との噂を聞いた壮真は、覗き込んで見て緑色のフキを採っていましたよ。賀久は自分と同じくらいの背のフキを見つけて、それを杖にしていました。陽翔は年長が採ったフキを抱えてフキの宅急便です。ハサミを渡すと俄然張り切って採るかめ組ですが、しずくはハサミを持つとさらに採る量が増えました。
何本も何本も「採った~!」と嬉しそうに周りに報告していました。それを聞いて他の子たちがまたやる気に!持って行った袋から溢れ出るほどのフキの量でした。採り始めた時は年長に茎や葉を切ってもらいましたが、ハサミを持つと、かに組に「切ってやるか?」と声を掛けに行っていました。年長にやってもらったことが嬉しくて、その姿が素敵で、自分もかに組にやってあげたい!と思ったのでしょうね。その姿を見て、憧れの気持ちが子どもたちを発達させる!と感じました。フキも給食で食べましたよ。「自分達で採ったフキは美味しい~!」と会話が弾む給食の時間でした。
(市村 記)
発見がいっぱい!
ワォーの森の遊び場に行く道中には、たくさんの草花が生えていて子どもたちは興味を持ってみています。花の名前を教えて、次にまたワォーの森に行った時、「これなんていう花だったっけ?」と子どもたちに聞くと「スミレ!」や「ヒトリシズカ!」と花の名前を憶えていました!子どもたちに少しでも草花や虫の名前に興味をもってもらいたいと思っています。
一本ブランコ、トランポリンネット、渡りロープの遊具の中でトランポリンネットは大人気。大人がネットを揺らしながら、「食べちゃうぞー!」と子どもたちに言うと「きゃー!食べられるー!」と光影は必死に逃げたり、「食べてもいいよ!」と近づいてくる心綸。子どもたちの反応は様々です。澪恩、結菜、凪、花はネットの上で家族ごっこをして遊んでいました。渡りロープは、ワォーの森に行く日を重ねるうちに渡りロープへ挑戦する子が増えてきました!みんなで順番待ちの行列に。全員渡れるようになるまでもう少し!
森の中で鳥の鳴き声が聞こえてきた時、陽希が「なんの鳥だろう?」と耳を澄まして聞いていたり、彩葉は「ヒューって鳴いてるね」と聞こえてきた鳥の鳴き方を真似していましたよ。また動物のフンを見つけた時、「これねシカのフンなんだよ!」と子どもたちに伝えると「これね、シカのフン!」と他の子どもたちに教える子もいれば、「違うよ!タヌキのフン!」と言っている子もいました。フンも動物によって形が違うので、何の動物のフンかな?と考えたり、友達と会話が増えたりと、ワォーの森はいろいろな楽しみ方がありますね!
(阿部 記)
かめ、年長組にあこがれて
ある日の給食、「今日、莉唯が水くみ当番する」と言って給食の時に飲む水をピッチャーに入れに行き、1人1人のコップに水をくんでくれます。すると、年長児の晃之介が「へぇー、かにさんも当番するんだ」と、テーブル出しや食器を出している様子を見て関心していました。
午睡明けには「布団もってきてー!」と晴子、凛子、百福が今日の当番です。なかなか持って来ないと「布団当番締め切るよー!」に変わります。隣の部屋からも同じようにかめ組の子の声が聞こえてきます。この声に反応して布団を持ってくる子もいます。大人が言うより効果ありかな!? 以前、成竜が「成がいなくなって布団当番大変でしょ…」(成竜はかめ組の時、毎日のようにやっていたからです。)と心配していたのですが、ちゃんと後継者が言っているので安心してね!
普段、3クラスのオニごっこのあそびはもちろんのこと、生活面でもかめ、年長組の姿を見て刺激をもらっているかに組。もうすぐ海かもめ、楽しくにぎやかに過ごしていきたいと思っています。
(石田 記)