2024年度 Vol31
かもめの節分~鬼を追い払え!
今年の立春は2月3日。立春の前日が節分とされているため、暦では本当は2月2日でした。節分という言葉には「季節を分ける」という意味合いがあります。春が始まる前の節分は、季節の分け目。悪いもの(邪気)が現れやすいとされることから、<鬼退治>という風習が伝わっているそうです。
さてさて、一日遅れの(⁉)かもめの節分となりましたが、みんなの中にいる泣き虫鬼、怠け鬼、やだやだ鬼、甘え鬼…やっつけることが出来たかな?
くじら組
絶対に秘密だよ!とカーテンを閉め、小鬼の製作が始まりました。“鬼”という言葉も使わないように、小さい子がいる前では「シーッッ!」と注意し合うほど。節分当日、そんな小鬼の姿はというと…ケント紙に絵の具で色を塗って作った赤鬼、青鬼、黄鬼、ピンク鬼のお面に毛糸で髪や髭をつけ、衣装は藁の服やしましま模様のパンツに筋肉ムキムキのシャツ!金棒を持った怖~い小鬼の出来上がり!!「しゃべったら年長だってわかっちゃうんじゃない?」「そしたら『うぉ~!!』だけにしよう」「挟み撃ちにしたい!」「デッキとドアから行こう」小鬼突撃の相談をして準備万端、いざ突撃!!!金棒を振り上げたり掴みかかったり暴れましたよ~!怖くて隅に逃げた小さい子たちをさらに追い詰めてる(笑)「豆投げられて痛かったけど、痛いって言ったらわかるから我慢した~」と、小鬼をしっかり演じました!
存分に暴れたので、年長部屋に戻り着替えを済ませカーテンを開けると…大鬼が窓の外に立ってる~!!本当に怖い時って声が出ないんですね、無言で部屋から逃げ出す年長たち。すると、給食室側からも大鬼が登場!年長がやった挟み撃ち作戦を逆に大鬼にやられることに。豆を投げるどころではなく、三方を投げ捨て隅へ隅へと逃げる逃げる。晴暉は鬼に捕まりそうになると泣きながら近くにいた髙川の服にしがみついて抵抗!大智は逃げきれずに捕まったけど、隙を見てスルリと逃げだすことに成功!煌禾は鬼に連れていかれてる!!でも、豆を投げて撃退していました。「煌禾、すごかった…」と莉音は関心していましたよ。あちこち逃げながらもそんな様子を見ていた陽太朗は「煌禾は鬼が来ても泣かなかったのに、志部谷に怒られたときは泣くよね~鬼より志部谷の方が怖いんだね」雄大「そうだよ、だって志部谷はやまんばだもん」えっっ!?なんですって~!?!?!?鬼より怖い存在が近くにいたね。
(志部谷 記)

小鬼たち突撃~!いくぞ~!


気は抜いていられない!大鬼がやってきたぞ



かめ組 大鬼ごっこ⁉

小鬼なら豆投げられるんだけど・・・
数日前から豆を入れる箱を自分たちで作り、絵も描き込み準備を進めていきます。「去年は泣いたけどな~」「玲ちゃんは(かもめ保育園の節分)はじめて」少々不安気味、「鬼やっつける!」「去年は泣かなかったよ」「エイって投げるんだ」と頼もしい発言も聞こえてくる子どもたちです。さて当日の朝、年長小鬼集団が乳児組を襲いに向かう姿をチラッと見た途端に大人にくっついて離れなくなる子が…。そして、かに、かめ部屋に入って来ると、ぎゃー、キャー、と声が出る子はまだ良い方で、固まり身動きが取れなくなる子も。「かめ組、頑張って!」と大人の励ましでひとりまた一人と豆をぶつけ無事に小鬼集団を退治する事が出来ました。

小鬼、大集結!
「あ~良かった」と一息入れる間もなく「大鬼もくる?」「もう豆無い…。」と慌てて豆を拾い「箱を壊れちゃった」と小鬼との壮絶な闘いの跡が見られます。ホールへ行くと、年長部屋から、血相を変えて飛び出してくるくじら組。その後ろから、大鬼の登場!!!それからのかめ組は、端っこから端へ。逃げる逃げるの鬼ごっこ状態。そんな中、伊織は豆を拾って、拾って、拾って~投げない⁉箱に溜めて、溜めて、溜めて~~投げない⁉なんで⁉ かめ組の子どもたちを動画や写真で確認した所、大鬼とはほとんど一緒に映らない!ということは上手く逃げれたか…。大鬼退治は来年に期待ですね。
(樋詰 記)
かに組

トイレに逃げ込む子どもたち…
「もうすぐ節分だから、豆投げられるように箱(三方)作ろうか~。」と声を掛けると、「作れるよー!」と莉果、海晴、香澄。香澄は以前莉果に教えてもらったそう。作れる人に先生になってもらいながら三方を作り、準備万端!当日は前日が暦の節分だったこともあり、「家に鬼来たよ!もうかもめにも来た?」「今日もう来ない?」とちょっと余裕な様子の子ども達。
そんな子どもたちのもとに小鬼がやってきた‼泣いてはいないけど、体は正直?みんな部屋の隅に団子になって動きません。何人か泣きながらもなかなか去らない小鬼を退治し、ひと段落…と思いきや大鬼来たー!みんな一斉に廊下の方へ逃げます。でも振り返ったらもう一人の大鬼がー!初めての大鬼に、もう豆まきどころではありません。大泣きし、逃げ回る子ども達。トイレに逃げ込む子も。そんな中、豆を投げに行った悠世!豆を投げると大鬼が振り返り、その迫力に「ギャー!」と泣いて逃げ回る。大泣きのかにさんでしたが、最後は泣きながらもみんなで一緒になって豆を投げて、見事鬼を追い払いましたよ!
~その後の給食中の会話より~
陽「鬼ってサイアクじゃなーい⁉」
円暉「ねー!怖いしね。」
陽「悪いことするしね。」
倖士「鬼優しかったよ。(年長の)大智のこと抱っこして降ろしてたもん。」
果たして、あれは抱っこだったのか…?(笑) 今回の鬼は怖いだけじゃなかったんだね。
陽「鬼って裸足なんだよね?寒くなかったのかな?」
なんて鬼の心配もしていました。
さらに次の日。
渓晴「平子泣いてたよね。」
平子「絵、泣いてた?(笑)泣いてないよ~。」
重橙「泣いてたしー!」
となぜか平子が泣いていたことに。
平子「泣いてたのは2人じゃない?」と言うとニヤッと笑って「泣いてないしー!」(大泣きだったよ~?)強がりなかにさんでした。頑張ったね~!
(平子 記)
あさり組
「オニはそと~ふくはうち~♪」と歌がとても上手なあさり組。諒が家で鬼退治をするために紙の棒を作ってきていて「ボウでたたく」といつきと桜晴に渡して張り切っていました。しかし小鬼が登場すると、アッという間にテーブルの上に登り窓際に逃げていく子どもたち…。
いつも元気に大声を出している昂樹・昊兎・桜晴は豆を投げるどころではなく大泣きし、新と野ノ葉も泣いて隅っこの方へ逃げていました。旺真・茉莉は顔を強張らせながらも大人と一緒に豆をぶつけていましたよ。瑠海は笑顔で鬼に豆をぶつけ拾ってはぶつけと楽しそうでした。
豆が入っていた箱ごと鬼に投げていた水は鬼がいなくなったら安心し、ホッとした顔をしていました。鬼がいなくなると「オニ、いなくなったね」「オニ、やっつけた」といつもの笑顔にやっと戻り、落花生をたらふくたくさん食べながら鬼退治の話で盛り上がりましたよ。
(石田・阿部 記)
しじみ組
「鬼来たら豆投げるんだよー」と言われてもらった豆を早速口に運んでいる豊嘉。(まだまだ‼笑)「豆もらったよー」と嬉しそうに報告している柏と朔。まだ鬼も何も来ていないのに大人の近くに逃げている子もいるし、のぞいてみるとちょっと緊張しているような顔の子も…?という感じで始まったしじみの豆まき。今か今か?と鬼を待ち構えていると、楓音の天敵(⁉)、樋詰(鬼?)登場。普段から樋詰に構われるのが苦手な楓音、節分といういつもと違う場の雰囲気も相まって、ちょっとパニック?樋詰に向かって豆を投げる‼(樋詰は鬼ではないが…笑)
その後は三方ごと投げる‼本当の鬼が来る前に豆がなくなる楓音、一足お先に豆まきが終わってしまうところでした~。そうこうしているうちに小鬼たちがわらわらやってきた~!しじみは豆を投げるどころではなく、いくら部屋の階段付近に座り込み、団子状態。もう動けない‼泣くので必死‼かろうじて(?)柏が一粒の豆を投げたかな・・・。鬼が帰ってもややしばらくそこから動けないので、階段はひな壇状態(一緒にひな祭りもやってきた?)で幕を閉じたのでした。
(市村 記)

「豆、もらったよー!」

モウ、ウゴケナイヨ…
いくら組
いくら組人生初めての節分!片手に一粒豆を持ち、和泉と乃碧は三方をもって準備万端!鬼来るかな?と待っているうちにガリガリ豆をかじっている!あ~!これは食べないで~!鬼~!早く来て~!と始めは大人がバタバタ(笑)小鬼たちが来ると、子ども達はびっくり!わーんと大人の元に来る子や、もうその場から動けない子、大人に豆をもらってちょっと投げてみる子、様々でした。頑張っていましたよ。怖い顔で色々なものを持っていた迫力のある小鬼たちでしたが、いくらの子ども達には手加減をしてくれたのか、少し遠巻きに囲むだけにとどめてくれました。優しい鬼でよかったね。
鬼が帰って豆を食べ始めるとすぐ元気になる子ども達。もっとちょうだい!と前のめり。殻を剝くのが追い付かない勢いで食べていました。(殻を剝いて半分に割ってあげました)絶対に年の数より食べたよね。その後も掃除をしていた大人のマネをして、ほうきを持って、ちり取り持って、掃除のつもり! 鬼の事なんてすっかり忘れ、いい顔でやっていましたよ。
(石川 記)

花より団子、ならぬ鬼より豆?

オソウジ、スルモンネ~