2006年度 Vol50
アンコ作り
このところ毎年、年長は自分たちで畑で収穫したものでいろんなものを作っています。
一昨年は、「そば」で、去年は「豆腐」。そして、今年は「あんこ」です。
春、畑に小豆を蒔きました。
みんなの思いは「あんこを作って、大福を食べたい!」
乾燥させた殻から外して、ゴミを取り省いて、豆を水に漬けて、一晩潤します。
「豆をふやかす」という言葉を直輝が知っていたので、一緒に準備をしてくれた高川も「いろんなことをしっかりわかっているね。すぐに言葉がでてきたよ。」と感心していました。
餅つきの前日はいよいよ「あんこ作り」に挑戦です。圧力鍋で炊き上げた小豆をすりこ木代わりに麺棒でみんなでつぶします。
小豆のにおい、おいしそう~!
砂糖を加えて、さらに練り上げます
ネリネリ
「あっ、手についた。なめていい?」 ちょっとだけ味見しながら「あんこ」作り。
「うめぇ~!」とうなるほどの出来栄えでした。春にみんなで摘んだヨモギも解凍しておきました。 餅つき当日。早速大福のあんこまるめ。
「おれ達のあんこだね」とまるめる手にも一層気合がはいります。できたら、次は大福作り。
味は最高! 「すっごくおいしいー」とあっという間に食べ、大人や小さいクラスの子どもたちに「もう、いらない」と言われるほど、作り続けひたすら運んでいました。
育てたものを収穫した喜びが、ここで形になり、みんなで味わう喜びへとつながりました。
またひとつ、いい経験ができました。
集まれ!!コマ名人
クリスマスに年長にプレゼントされたものは「こま」でした。お正月前までは、ちょろちょろとしかまわせてなかったこまがびゅんびゅん長く回るようになりました。
皓大「(休み中は)こまとまりつきしてたよ」雄太「お母さんとお父さんより上手だよ」と自信満々の声が聞かれました。日に日に、紐をきつく巻けるようになり、どんどん長くまわせるようになってきたところで、1月20日(土)はこま大会。年長はもちろん、OBの子どもたちやお父さんお母さん、保育士の部まで、いろいろと組み分けしたり、技を極めたり、こま回しの戦いです。
1年生の安田いつきは、両手で1つずつこまを持って2個同時に回す技をみせてくれました。2年生の石井こうやは、床で回っているこまを手の上にのせる技「どじょうすくい」、4年生の宮田大輝は、初めから手の上にこまをのせて回す技「手のせ」をみせてくれました。2年生の大友海登もちりとりの上での「どじょうすくい」に成功しました。
最後は一番長く回せた人が「こま名人」ということで、1回きりの大勝負。年長の部では、思わずでたガッツポーズがなんとも印象的だった辻雄太。学童の部は、年長と2年連続の石田賢登(1年生)。学童・年長の部では、宮田向陽。大ごまの部は佐原父さん。大人の部と総合優勝と2つの賞を手にしたのは、室蘭から駆けつけてくれた加賀谷父さんでした。
こま大会で、ますます腕に磨きをかけようとやる気になった年長でした。