2008年度 vol25
《高川保育日誌》
いくら組、すくすく 元気いっぱい
0歳児組の「いくら組」は、拓万・11か月、絆里・11か月、咲良・1歳3か月、の3人です。
みんなと一緒で
これまでの「海かもめ」はワンホールしかなかったので、夏は張碓園舎に残っていたのですが、乳児室が出来た今年からは、みんなと一緒に過ごせます。
部屋から外の景色が見え、一歩外へ出ると、幅広の緩やかに傾斜する「這い這い板」があり、それを下りたところに、長方形の大きなビニールプールがあります。
これまでに比べると、夢のような環境です。
「這い這い板」は様々に使われます。上り下りはもちろん、「尻滑り競争」もでき、広々としているので、濡れた下着の取り替え場所には打って付けです。
ある時、3人が同時にオシッコをしてしまいました。一人ずつ下着を替えていると、いつの間にか倫太郎とあやが二人がかりで「順番待ち」の子の下着を脱がせています。(写真 下)
ビデオで見た「さくらんぼ坊や」のアリサやたみちゃんの姿とダブりました。”かもめの子どもたちは、チャンと育っている! (^O^)”
「ありがとう、助かるよ。頼まれなくてもやってくれるんだね。ヤッパリ年長だ」と思わず出た言葉が嬉しさの余り裏返ってしまいました。
その後、二人に加え、和奏、柊平、太志が関わっていたこともあります。
三人三様
《拓万》 水が大好きだから、プールに入るといつもご機嫌。シャワーを独占し、振り回したり、手で水の出し方を変えたり、飲んだりします。
それをズーッと我慢して見ていた絆里に、奪われてしまいました。大泣きはしても、まだ取り返す力はついていないようです。
《絆里》 食欲旺盛。自分の弁当を平らげ、前にいる拓万の皿を引き寄せようとして、拓万を泣かせます。
《咲良》 大きい子どもと取り合いっこや小突き合いになっても引っ込んだりしません。例え、泣きながらでも。
愉知郎が咲良の胸に大きな頭をぶっつけてきました。咲良は髪を引っ張ったり、叩いたりして反撃します。ユッチは一旦は怯(ひる)んで離れるんですが、再度突撃。そんな応戦が6~7度でした。咲良は遂に泣き出しますが、大人に助けを求めたりせず、果敢にユッチと組み合っていました。
咲良スペシャル
「まだ1歳3か月なのに、もう…!」とビックリすることばっかり、という発達の早さです。
★寝るときに抱っこしながら聞かせる歌や読み聞かせの本に出てくる歌など、すぐに覚えます。
このごろ、大きな子どもたちが、毎朝10分ほど「歌え、バンバン」を歌っています。歌い始めて2日目くらいに、咲良が「バン、バン、バン」「アイ、アイ」「あ~、イイな~」などと口ずさみ始めました。みんなが歌うのを脇で聞いていても、覚えてしまうんですね。
★しじみ組の子どもでも、ビーチサンダルを履くのが難しいのに、咲良は自分で鼻緒に足指を入れてしまいます。玉石の上を歩いて砂浜まで歩いていくこともできます。もちろん、手をつないでですが。
海につくと、なんの戸惑いもなく海に入っていきます。波に揺られても、波を被っても平気です。蛙の面(つら)に○○…。
「ガニ泳ぎ」*で自在に泳ぎ(歩き)まわります。
*「北海道共通語」ではないらしいので解説すると、水底に手をついて顔を水面から上げて泳ぐ(歩く)「泳法」
★「ウワーッ! 咲良が鉄棒にぶら下がっている。落ちたら、どうしよう (*_*)」
大あわてで飛び出そうとしているうちに、落ちた! 駆け付ける前に、また、ぶら下がってる! 肝を冷やしました。
力があるからこそやるんですが、でも、目が離せないぞ。
新しいお友達
原 鴻介 君(くじら組)
初顔合わせの日、年長組は全員が「縄編み」を終えて、「初跳び」をやっていました。
鴻介は、初め、チョッと戸惑っていましたが、蓮華の誘いにすんなり乗って跳び始めました。跳ぶコツをつかむと、ホールを何周も跳び続けました。
頭から湯気が出ていました。