2009年度 vol42
あさり組の園外保育
<ワオーの森編>
高川勝おじさんの山にあるワォーの森は子どもたちの素敵な遊び場です!
晩秋、かに・かめ・くじら組の子どもたちと一緒に参加したワォーの森。この日は週2回登園の碧爾も一緒に参加しました。
昨年の年長が作ったくじらの小道を元気に歩いていくと一番先に出会うのは、熊よけの板と木槌。我先に飛びついてコンコンたたき始める子どもたち。
「みえてきたよ~」くじらきちに到着!ここまで登れるよ!
力作揃い みんな素敵
2年前にできたくじら基地
5年前に完成したツリーハウス。
ここからはじまった子どもたちの遊び場作り
ツリーハウスにつながる丸太渡り
みんなここが大好き!
くじら小屋の前で!
「これはねぇ まっぴーたちがつくったんだよ」得意気に話す彩世にこのあと大変なことが・・・。 どこからか泣き声がするのですが・・・。
「どうした?」
よく聞いていると小屋の下のほうから聞こえてきます。彩世の声です!踊り場のこんなところに穴が! 床が抜けおちていたところに 運悪くはまってしまい落下したのです。びっくりしたけど彩
世はけがもなく無事でした。今度お父さんに直してもらおうね!
こんなところに穴が!
<やまごや編>
オーンズスキー場の駐車場からホースランチにむけて300mほど歩いて行くと山小屋につきます。毎年ソリコースにしていた遊歩道が、除雪車が入り生活道路として使えるようになったので、遊ぶ場所もちょっと変更。
あさり組も遊びに行ってみました。雪が積もった林の中はどこでも自由に遊べます。
気温も高めで暖かい日だったので雪まみれでも平気で、何度も何度も斜面を登っては尻滑りを楽
しんでいました。飛ぶのが楽しくて小高い雪山をみつけては飛び込みジャンプ!をしていました。
誰に乗せてもらおうかな
川を渡って沢にも行ってきました
あさり組は米ゾリは使わずにひたすら尻すべり
帰り道でもゴロゴロゴロリ!
<懇談から>
寄ると触ると喧嘩のあさり組。つっつかれるとたたき返す。口で言うより先に手が出ちゃう。取った取られた。こっちで使っていたのに!さっきまでは一緒に楽しく遊んでいたはずなのに・・・・・・理由は様々だけど、小競り合いやけんかはお互いさまということがほとんど。お母さんたちには、けんかして傷ができてしまったりしたときは、状況を伝えることがありましたが、けんかの内容までは詳しく伝えてはきませんでした。
でもそれでは、やられてばかりいると思われていたり、子ども同士の姿をあまり見ることがなかったり、お母さんとの関係で弱そうにしているところしか見ていなかったりすると我が子の姿が想像できないということがわかってきました。クラスのなかで他のお母さんたちが見てきた姿などが話されてくると少し子どもの姿がみえてきたようです。「いつも挨拶代わりに蹴ってきたりしてたけど最近落ち着いてきたね」「最近大人のところに来なくなったよ。みんなと遊んでるみたいだね」「すごい言葉使ってるよね」「お母さんといるとダメな姿になるよね。いないときはさっさと準備してるよ」「朝はできるのにね。帰りがすっきりできないよね」「子どもは気持ちを切り替えてるのに私が切り替えてないんだね」親子の関係は意外と見えないものですがみんなが見守ってくれています。
小学生の子どもの姿を通して「けんかができなかったまま小学校に行ったら1年生になってとことんやった」「ケンカできなかった分関係も弱かったし、今も言いたいことが言えずにいるところがある」「自分を出すのがおそかったので、1・2年生でもまだけんかが続いたが、3年生になってやさしくなったと同級生から言われた」・・・・・・「けんか」は誰もが通り抜けなければならない大切な経験であることをみんなの子育て談を通して共感できた懇談でした。
(記 小島)