2012年度 Vol17
思いがけないプレゼントにビックリ!
ウワーッ でっかい魚だ~!
釣り名人が…
咲良のお父さんは四季を通じて船釣りにいっている、釣り名人です。
8月6日のこと、その咲良お父さんが特大のアイスボックスを抱えて「海かもめ」へやってきました。フタを開けると、大きな大きな魚が2匹!! 8キロと4キロですって (@_@)
子どもたちは口々に「ヒヤーッ!」、「デッケェー!」と大騒ぎ。
「何ていうさかなかな?」、「マグロかな?」
とみんなが戸惑っているときに、「ブリ!」と正解したのは「さかな博士」の艦太でした。
調理も名人
咲良お父さんが鮮やかな手つきでさばき始めました。みんな、まわりに寄って真剣に見守ります。そして、ブリの腹から臓物が抜き出されると驚きの声が上がります。それから、小魚が出てきて、また大騒ぎ。
魚の背に触ってみたり、口の中に手を入れてみたり、おっかなびっくりの興味津々。「アレーッ! 口の中に固いものがある。舌みたいにザラザラしている」
咲良お父さんが、「それは、口で捕まえた魚を逃がさないようにザラザラしているんだよ。舌骨(ぜっこつ)というんだ」と教えてくれました。
それを聞いた子どもたちは、早速、「舌骨! 舌骨!」と唱えながら遊んでいました。
3枚におろされたブリの片身2枚は浜で炭火焼きにして、お昼にみんなでいただきました。
小魚を食べようとしているブリ/かめ組(4歳児)・和田喜一
ブリの粗(あら)は、後日、「ブリ大根」になって給食に出てきました。
「エッ! あのブリなの?」と目を丸くする子どももいました。
今回、ほとんどの子は生まれて初めて一匹まんまの大きなブリを見たのだと思います。そして、手で触れさせてもらい、目の前で調理してもらい、食べました。生きて泳いでいた魚の命をもらって、それを口に入れるまでの過程をある程度体験できたと思います。魚の感触も食感も忘れないでしょう。
釣り一家
咲良の中一のお兄ちゃんはかもめOBですが、その後、1回の釣りでブリを3匹も釣ったそうです。釣り名人のお父さんも、ウカウカしていられないでしょう。咲良も「チカ釣りにいくんだ!」と張り切っています。
正に「釣り一家」、楽しそうですね。
咲良のお父さん、子どもたちにとても貴重な、そして、美味しい経験(?)をさせていただき、本当にありがとうございました。
海を思いっきり楽しませたい
年長は息継ぎができる子も増えてきて、楽しそうです。
「コンテナ跳び」も、綺麗にダイビングできる子も出てきてみんなに良い刺激を与えてくれます。
ただ、遊んだ後に、暖かい砂に寝転んだきり再び遊びに戻らない子もいて、こちらはもっともっとたくさん遊べるようにしてやりたい、と思います。
まだヨチヨチ、だけど海なんてヘッチャラ
春樹(1歳5か月)は、陸(おか)を歩くかのように平然と海に入って行きます。大人はヒヤヒヤしてみているのですが、本人はただ満足そうです。みんなのマネをして、一丁前に引きずっていた網に、なんと、エビが入りました。みんなが驚いて「エビだ! エビだ!」と騒いでも、それがどんな「快挙」か知らない春樹は相変わらず平然としたものです。
(記:高川)