2012年度 Vol7
初合宿に大感動!円山動物園に行ってきたよ!
年長になって初めての合宿が5月28・29日にありました。
待ちに待ったこの合宿が楽しみで、洸希は朝4時半に目覚めたそうです。
初日の28日はかめ組と一緒に「円山動物園」に行ってきました。
こどもたちの様子を樋詰から聞きました。
子どもたちから「は虫類館に行きたい!」とあちこちで催促され、樋詰が順番に周るからと伝えても、しつこいくらい「まだ、いかないの?」と言っていたとのことでした。
そういえば、去年「かめ組」で行ったときに、時間がなくて「ワニさん、ヘビさんは年長になったら見に行こうね!」と言った覚えがあります。それで、気になったのかな?
期待が大きすぎたのか、「は虫類館」は特に何もなく通過したようです。(あれれ・・・)
彩世はどの動物も身を乗り出して見ていたようですよ。「カバさんねてたから”おきて~”っていったら、おきたさぁ!」「白くまさんの水の中にりんごがうかんでいて、それをとっておいしそうに食べてた!」と、うれしそうに報告してくれました。
桧はどの動物も見たくて他の人を押し分けて前に出たり、前に出たかと思うとそばの子に「ペシッ」と手がのびていたとのこと。(これこれ興奮しすぎ・・・)
智太と和弥は羊とガチョウに追いかけられたのが印象的だったのか目を丸くして話してくれました。
かもめ合宿
お風呂は銭湯が定休日で、急遽、保育園でジャブジャブ!
亮佑は石鹸の泡立てがとても上手で谷に「亮佑、泡立てうまいね~!」とほめられると、他の子も「まだ、せっけんたりなかったわ!」と、泡立てに再度挑戦。雄斗のシャンプーを洗い流すと「おぼれる~!」と、ニコニコしながら逃げ回っていたようです。
(谷 談話より)
お楽しみの は「たつのこたろう」でした。
浅野に誘われてホール入ってきたこどもたちは準備されていたイスに座り「で~てこい! で~てこい!」と、開演コール。艦太は雪女の冷笑する声が怖くて洸希に抱きついていったり、桧が萌に「おもしろかったね!」と、共感を求めていくほど、みんなこのお話しに夢中になっていたようです。(浅野の感想より)
萌は「たつのこたろうが、むらのひとをたすけてあげてよかった!」と話していました。人の役にたつことに感動できることはステキですね!
さあ~! 本日最高のお楽しみの夕食!
準備されている第2園舎に向かうこどもたちの表情はもう期待でいっぱい。
そこには、黒い洞窟のようなものに丸い穴が開いていて、そこから中をのぞくと、何ということでしょう! 『火の鳥(鳳凰)』が舞い上がり、『金の御殿』が見えてきました。中になだれ込むように入る13人のこどもたち。
「スゲェ~! スゲェ~!」の連発。「火の鳥だ!」「ほうおうだ!」「きんのごてんだ!」「つばめとびだ!」「まえがみたろうだ!」
こどもたちの口々から出てきたのは大好きなお話の「まえがみたろう」の世界でした。ステキな水差しには「命の水」も入っていました。箸置きは折り紙でおった「うしおに」。見事なまでの演出に子どもも職員も感動しっぱなしでした。
早くも視線はごちそうに! すばらしい染めのテーブルクロス。その上には大量の刺身が盛り付けられ、子どもたちの目は釘付け!「おいしそう!」「はやく たべたい!」とあせる姿も。
最初はどう食べていいか戸惑ってチラチラ見る子もいました。
和弥がすだれにのりをおいて巻き始めました。
昇己はちょいと酢飯が多すぎかな?
でも、大胆にネタを巻き込んで食べていました。
智太は忙しそうにいろいろな種類を巻いてモリモリ。
雄斗は食べたことのなかったシメサバが好みの刺身になったようですよ。
壮一朗、亮佑、愉知郎は刺身は苦手・・・きゅうり、かいわれ、卵焼きの手巻き寿司が主流。
壮一朗は刺身のツマも巻いて新感覚の味を模索?
お吸い物の中に「くじら」の形の大根も入っていたのを目ざとい子どもたちは見逃しませんでした。
そこへ、見澤シェフ、曽田シェフ登場。
出前をしてくれたのは、洸希のおじさんがわざわざこの日のためにとってきてくれた新鮮な魚(ハッカク、なめたカレイ、にしん、ほっけ)と毛ガニでした。
そして、子どもたちの目の前で魚やカニをさばいて見せてくれたのです。
「かんたのおかあさんすご~い!」「ひろきのおかあさんすご~い!」と驚きの声。艦太は自分のお母さんの腕前に「おかあさん うまい!」と感激してました。碧爾も「ハッカクきるのうまかったね!」と、おほめの言葉。さばいてくれた「ハッカクの刺身」や『カニ』をみんなでおいしくいただきました。
「カニみそ」に、はまってしまったのは愉知郎でした。(みんなの分は大丈夫?)
最後のデザートもグレープフルーツの皮で鳳凰の形がデコレーションされ、フルーツとゼリーが絶妙にからんでいておいしかったです。たくさん食べてお腹ポンポンのはずなのにデザートもほとんど完食でした。デザートがおいしかったからか、碧爾は寝言でも「デザートちょうだい・・・」と催促してましたよ。
昇己は「とおくねぇ・とおくねぇ・」と夢の中でもお出かけ?
寝言、寝相、急に起き上がって泣いたり、おしっこに起きたりと夜中も活発なくじら組でした。
翌朝
6時に起床。起きると早速、じゃれつき遊びの始まり!
布団の片づけをしながら亮佑は「きょうも、かもめにとまりたい!」と。他の子も「かえらない!」「こんど、いつ、やるの?」と、今回の合宿が楽しかったのがうかがえました。
朝食は第2園舎で。引き戸を開けるとプ~ンとパンと、クラムチャウダーの香りに食欲がそそられました。それぞれ、パンにハム、チーズ、レタスをはさんで「いただきま~す!」。昨日、夕食の命の水にはレモンが、今朝の朝食はミントの入った命の水を飲んで更に元気づいた子どもたちでした。
2日間の合宿でこんなに感動をもらえたのは、お父さん、お母さんたちの素晴らしいアイデアと団結、そして、愛情のスパイスのおかげですね!子どもたちの心にしっかりと刻まれた合宿になったことでしょう!
本当にお疲れ様でした!!
(今回の初合宿は年長担任の怪我で日程が遅れたり、引率、準備など全職員の応援に支えられての合宿となりました。)
(記:藤原)