1. HOME
  2. かもめニュース
  3. 2012年度〜2016年度
  4. 2016年度 Vol36

かもめニュース

kamome news

2012年度〜2016年度

2016年度 Vol36

かもめのクリスマス

くじら組

 年長は、クリスマスに向けて、ブーツ作り、モール作りに取り組みました。
ブーツは和紙をブーツの形に自分で切って絵を描いていきます。水彩のあと、毛糸でチェーンステッチにして縫い合わせ、毛糸を指編みしてひもを作ります。モールは3m×18cmの和紙を横長で半分に折り、ななめに細長く切っていきます。どちらも多くの工程があり、何日もかかるので、簡単に作れるものではありませんが、子どもたちからは「おもしろい!」と言う声が次々と聞こえてきました。
難しい課題に次から次へと挑んでいても楽しめるようになってきた姿に、子どもたちの成長を感じることが出来ました。どんなことでもやってみたい、やればできる、その力を確信していってほしいと思います。
 クリスマスには待ちに待ったこまが自分たちで作ったブーツに入っていました。その喜び方は本当に驚くほどすごいものでした。物のあふれている今の時代に、こまを喜べる子どもたちの姿がとても素敵でした。そこには、家庭での協力があってこそだと家庭訪問などを通して実感しています。親と保育者が一緒になって子どもたちへよい文化を伝えていきたいですね。

(樋詰 記)

かめ組

 もうすぐクリスマス。まるでかもめ合唱隊のような美声で「♪あなたから~メリクリスマス~♪」とウキウキした歌声が聞こえていたかめ組。「かめさんはね。ペンケースがもらえるんだよ」と岳空はかもめのクリスマスをとっても楽しみにしていました。
全員ホールに集まっての食事会。「てぶくろ」の話をイメージした料理に何度もお代わりしていた幸大。食用旺盛なかめ組はたくさん食べてぐっすり眠って…。いよいよお楽しみの時間。  
ツリーの下には9個のペンケースが子どもたちを待っていました。「あ~カラスのパン屋さんだ」「悠里のはね。七ひきの子やぎ」大喜びでみんなに見せてまわります。「あ~絵描きたい」と咲良が絵を描き始めるとみんなも続きます。あこがれの年長組と同じペンケースをプレゼントされ、最高の喜びを体いっぱいに表現していたかめ組の子どもたちです。サンタさん!ありがとう!

(石田 記)

かに組

 「あわてんぼうのサンタクロース来るかな」の問いかけに「来る!来る!」と心優。「来るよね~!」麻陽と顔を見あわせる心優。「前は粘土持ってきてくれた!」と理世。1年前のプレゼントも覚えていました。
クリスマス会が始まるとソワソワしていた幸喜も合唱隊の歌に癒されたようにリラックスしてきて、ジングルベルのダンスでは両手でしっかりリズム打ちしていました。
プレゼントは宝箱でした。お弁当用の染めのハンカチ、テープカッター、千代紙が入っていました。ないところから創り出すガラクタ遊びには欠かせない宝箱。お家でガラクタ遊びをお父さんお母さんと一緒に楽しめるといいですね。できた作品を是非見せてくださいね。

(藤原 記)

あさり組

 クリスマス会スタート。合唱隊が入場すると少々不安そうな怜旺でしたが、何も怖いものはないと安心したのか落ち着いて見ていました。ウクライナ民話「てぶくろ」のお話も見て、昼食は豪華ウクライナ料理で絵本「てぶくろ」の世界を再現。
 心奈は何度も何度もお代わり。すっかりウクライナ料理のとりこになっていました。玖宥はうれしそうにおかわりをしていました。成竜もまだおかずが残っていても手袋型のパンが食べたくてパンを取りに行ってきました。みんな大満足のごちそうでした。
 創也は「ごはんのかえるかわいかったー」と(本当にてぶくろの世界がステキに広がっていましたねー)。遊月は寝るとき「てぶくろのなか面白かった」を連発。「てぶくろのなか」というタイトルだと思ったのか飾ってあった手袋の「中」が面白かったのかは不明…、でも面白かったことだけは伝わりました。
 お昼寝は大きい子も全員第二園舎で寝たので、どうして大きい子がここで寝るのか不思議そうなあさりさんでした。
 昼寝明け、ホールへ行くとあさりさんへのプレゼントがありました。箱入りの6色プチマジーが一人一人にプレゼントされました。さっそく「絵描く!」と晃之介。二咲は「マジックしか入ってないわ」と少々不満気味でしたが、楽しそうに絵を描いていました。円心や日向は箱のフタにまで絵を描いていました。これからいっぱい絵を描けるといいね。楽しみです。

(谷 記)

しじみ組

 ホールに大人たちの歌声が響き、クリスマス会の始まると、手を振り足を踏み鳴らして楽しそうに踊るのは今月入園した陽翔。子どもたちの出番は、歌とジングルベルの曲に合わせて踊るダンスです。たくさん遊んだダンスはお手の物。あさり組やいくら組と手をつないで輪になって右へ左へ歩きます。悠志は満面の笑みで二人組になり踊っていました。
 お話は「てぶくろ」。絢斗はいつもに増して目をまんまるにして見ていました。彩恵と璃子はどこから声がするのかな?と舞台裏を覗き見。昼食は絵本から飛び出したような世界が広がっていて、手袋型パンとハムのサンドイッチは大人気で彩恵は3回もおかわりし、雫はいろいろな物をおかわりしました。
 お昼寝明け、みんながホールへ走って行く中、雄貴も大きい子をかき分けて行きました。「しじみさんのあったよ~」と声をかけると、次々とプレゼントに手を伸ばし包みを開け始めました。紙とテープとフィルムは手強くて悪戦苦闘しながらも根気よく開けていました。出てきたのは笛。早速吹いてみるけれど音はなかなか出ません。でもちょとづつ出るようになりました。コマ回しや絵を描く子どもたちで大にぎわいのなか、しじみさんはあっちこっちへ行きその雰囲気を満喫していました。

(鈴木 記)

いくら組

 ほぼ全員が初めてのクリスマス会。雰囲気に圧倒され、キョトンとした顔をしていましたが、食欲はいつも通り旺盛でした。百福はゴボウの2本食い!晴子は片手にパン、片手にお肉。凛子はお椀に顔が埋まるほどボルシチに夢中。莉唯はとにかくパンのおかわりでした。心綸、結菜の離乳食組は「てぶくろ」型の煮物を美味しそうにパクッと食べました。その姿がなんとも可愛らしく、心がホッコリするような光景でした。
 お昼寝から起きるとサンタさんからのプレゼントが‼ いくら組は絵本とまりをもらいました。絵本はその場で読み、まりは取り合いになるほど大人気‼

(市村 記)

給食より

 今年のテーマは「てぶくろ」(ウクライナ民話)。かもめごはん部(小島・遠藤・堀内)は、「テーブルに動物の入った手袋を置きたい!」「でも何で作ろうか・・・」と悩んでいました。
「私のリュックで作ってみていい?」堀内からの提案に驚きましたが、出来上がりは絵本に出てくる手袋です。
 料理のアイデアもどんどん出てきました。手袋の中にはべこ餅でできた動物たち。土台は紫マッシュポテトと揚げごぼう。周りには雪みたいにしたワレニキ(ウクライナ風水餃子)。ベビーリーフの草原にはごぼうチップと揚げ春雨が広がりました。パプリカの肉詰めは花のように色鮮やかです。主食は「てぶくろサンドイッチ」にしました。イングリッシュマフィンとライ麦パンを手袋の形に切り、鶏ハムと紫キャベツのサラダ、水切りヨーグルトをディップするととてもよく合います。
 スープは絵本の舞台ウクライナの名物料理ボルシチでした。ビーツなどの野菜をたくさん入れた真っ赤なスープは美味しそうなにおいを漂わせ、子どもたちにも大好評でした。
合唱隊に参加したお母さんたちがテーブルセッティングをお手伝いしてくれたので、料理が手際よく並んでいきます。
子どもたちが外遊びからホールに戻ると「うわぁー」と歓声が上がりました。まずは目で楽しめたようです。朝「今年こそカニの目玉を食べる!」(昨年「さるとかに」ででたおにぎりのことです)と言っていた悠里もすっかり「てぶくろ」の世界に入り込んでいました。
 意外に人気だったのが木に見立てた黄色や紫の人参や揚げゴボウといった食感のある野菜でした。さすがかもめの子どもたち。
おやつは堀内が手間をかけたカップケーキでした。ケーキの上には洋梨のキャラメリゼと生クリームが乗っていて「余市の梨だよ」と教えてあげると年長さんたちは大喜びでみんなに伝えてくれました。
 忙しい一日でしたが、子どもたちの五感を刺激する給食ができて良かったです。お手伝いしてくれた皆さんありがとうございました。

(遠藤 記)