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かもめニュース

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2012年度〜2016年度

2016年度 Vol5

雑巾縫いしたい!

 4月より佐藤 勝乃心が入園して、17人の大所帯で始まった2016年度のくじら組。進級して子どもたちからは、「かもしかやりたい」「コマしたい」「跳び箱離して跳びたい!」「絵の具したい」と出てきた要求は前年長の卒園時期の印象が強く残っている様子。そんななか「雑巾したい」と言ってきたのは、晴吾。「ん?雑巾?」と返すと「縫う」 、「縫いたい」と周りからも声が上がり雑巾縫いが始まりました。(課題の開始は、全員参加が原則ですが、初日から勝乃心がインフルエンザにかかり休園。入園したばかりでの雑巾縫いは大変なことでもあるため、5日からスタートしました)
 雑巾縫いの工程は、タオルをたたむ、糸の長さを計る(二尋 、一尋が両手を広げた長さ)、針に糸を通す、玉止め、縫う。これを、大人の話を聴いて、自分の力で行ないます。指先の器用さ、目と手の合一、身体を支える足腰、そして何よりも自分でつくるんだという意欲。とにかくこの意欲が、課題を行う中でもっとも大事になります。
 とはいえそんな簡単じゃないのが雑巾縫い、糸が通らないと涙が溢れた晴仁。すると隣にいた夢菜「落ち着いてやりな、泣いても通らないよ」とまるで大人の声掛けのよう(勉強になります)。そして、その励ましに答えるように涙をこらえ、糸を通した晴仁でした。2日目、夢菜が見事完成「できた・・・。」としみじみながめていると、「すごーい」「おめでとう」と周りから祝福の嵐。いったい誰の雑巾が完成したんだ?という感じ。第2園舎には、葉月が雑巾を持ちみんなに見せようとするギリギリで、ハッと気づき夢菜に慌てて戻していました。
 一人ができた事でさらに勢いがついたのか、寝ても覚めても、次の日になっても「雑巾作る」と言ってくる子どもたち。その勢いに、面白そうと思ったのか「みてる」と周りをぐるぐる、さらに椅子も持って来てジーッと観察する勝乃心。「やってみるかい?」と聞くと少し悩み「うん」と作り始めました。一方、自分でという思いがなかなか見られないのは陸。始めの2日間はみんなと作っていましたが、それ以降は外へ遊びに行ったり、その場から離れていました。雑巾が完成した子たちは、2枚目、3枚目と次々に作って楽しんでいましたが、そのうち「(自分で)作ったので雑巾がけしたい」と言い始め、陸へもその想いをぶつけはじめました。そんなある日、家庭訪問で陸の家へ行きおしゃべりしたり、お父さん、お母さんと、家での仕事の話をしたり、などなど。すると次の日、「雑巾縫う!」と陸。これには、大人がビックリ!? その日のうちに作り上げ、さらに「2枚目作る」と、家に行った事で距離が縮まったのか、家での仕事を任され一皮むけたのか、仲間からの声掛けで奮起したのか、本当子どもの変化には驚かせらます。(家では、「陸の仕事、何にする?」と話したようです。)
 17人全員完成した所で、自分の雑巾で、雑巾掛けスタート。

 「こんなに汚い」と汚れのついた雑巾を見せてくれる子どもたち。その表情が、嬉しそうでもあり、とても誇らしげでもありました。

[樋詰 記]

9人のかめ組 スタート!!

 4月に新しい友だちの岳空が加わり 男の子が増えました。これから どんどん賑やかになって欲しいなと思っています。
 1日 、給食の時間に蒼士「そんごく 読んで欲しい」と思い出したかのように言いました。「読みたい 読みたい」と盛り上がる子どもたち。実は かめ組になったら そんごくうシリーズの紙芝居が読めるというのがお楽しみの読み物のひとつだったのです。 かに組の時から ずっと待ち望んでいたので 進級初日に出てきたんですね!!残念な事に その日は絵本を見たので かなりのブーイングの中 次週に持ち越しとなったのでした。
 「かめ組になっての楽しみは?」と質問したところ 「円山動物園」「天狗山」と目を丸くして 訴えていましたよ。みんなの願いが 叶のはもうすぐだよ。お楽しみに!!

♪ ワォーの森はおもしろい ♪

 ワォーの森のうたが出来ました。歌詞の通り子どもたちの大好きな ワォーの森。1年を通じて山の移り変わりを肌で感じる事が出来、季節ごとに遊びも変化し楽しめます。
 子どもの足で、15分~20分程登ると頂上です。手作りの木の枝ブランコ、トランポリン、ロープ渡り等 魅力的な遊び場が広がっています。かに組の時は、ちょっと手が出せなかったロープ渡りに、幸大と蒼士がやってきました!(ヤッタネ!)
「4の所まで行く」と宣言しロープの結び目の4つ目まで進みます。上下のロープ場所進む度に揺れる為、緊張感があります。目標の所まできて、幸大は満足満足。それを見た、岳空が続きます。ロープの揺れに、ニコニコ笑顔 怖さよりも楽しさが勝っているのかな?!

 その横では、孫悟空ならぬ、サルごっこ?!「キャッキャッ」と倒木で遊んでます。
ワォーの森での時間は、あっという間。今年はワォーの森の歌を歌いながら、沢山遊びに行きたいと思ってます!!

[石田 記]