2020年度vol22
かめ組の夏
灯矢
海で真っ黒に日焼けし、茶色いスパッツをはいたような足はしっかりとした歩行を身につけました。
行きたいところに自由に行ける、やってみたいことをする、触りたいものを手にする、この時期に思い切りしたいことをする灯矢の姿はたくましくもあり、ゼロ歳なりの”意欲”を感じます。
動き回った後、電池が切れたようにパタンと寝る姿のメンコイこと。この頃はしじみさんのやっている戸板登りにも高バイで挑戦しています。初めは板の下にたってもぷいと何処かへ行ってしまい、「やらないのかな」と思っていると、どこからともなくやってきて、真剣な顔で黙々と登り始め、「すごい、すごーい!」と言われるとニヤッとドヤ顔の笑顔を見せています。
理大朗
海生活中に、砂浜やスロープで四つ這いをはじめ、しっかりとした腕肩の力を見せてきました。
おしゃべりさんで、「タテテテチェ~~?」みたいな語尾を上げて大人に声をかけてくるのが、まるで「これ何?」「これちょうだーい」みたいに聞こえます。
こちらもおしゃべりなのは碧(あおい)
「ババババーイ」と手を振ってバイバイができます。この頃はつかまり立ちも増えてものの陰から「んバーーー」と笑顔を見せています。
食べるのが大好きで、好物の手羽元を見つけると全身を飛び跳ねさせて「あー~」と手を出しきれいに骨だけにして食べます。
八月末で梛人が退園し、寂しくなりましたが、九月より新しい仲間が増えました。5カ月の旭音(あさと)、2カ月の柊叶(しゅうか)です。毎日、ゼロ歳児らしい元気な鳴き声を響かせているふたりです。少しずつかもめ生活のリズムに慣れてきました。
旭音はお腹が空いた時こそ大泣きですが、機嫌が良いと笑顔を見せながらうつ伏せでオモチャを追いかけてずり這いを始めています。口を突き出すようにして離乳食を食べる姿は、豪快な食べっぷりが期待できます。
柊叶はまだうつらうつらと寝ていることが多いですが、少しづつ起きて遊ぶ姿もあり、大人の声かけににっこりと笑顔を見せたり、「んー~ウックン」と声を出しておしゃべりすることもあります。
(畑中・樋詰 記)