2024年度vol14
あさり組の夏
海生活が2ヶ月を過ぎると子どもたちの変化が目覚ましく、泳ぐときのバタ足が力強くなってきました。まず驚くのは、コンテナ2段からビョンビョン飛び込みをしている桜晴、昂樹、昊兎「うわーイルカみたいんだねー」と褒めると「イルカジャナイ、サメダ!!」「サメダ!!」と本人たちの気分はサメだそうです。それから数日後には、2段では物足りなくなり、コンテナ3段から手足をピーンと伸ばし頭から飛び込み成功。
<昊兎、コンテナから見事なダイブ~!>
お見事でした。水の中を自由自在に動き回り、泳げるようになった子どもたちの目は、いつもキラキラしていて自身に満ち溢れています。集団の力のすごいところはこの勢いが、友だちへ伝線するということです。絢菜、いつき、輝歩も顔をつけバタ足で泳げるようになりました。カラスの行水の泰大、諒、旺真、新たちをどうやったら海に夢中になれるか試行錯誤の毎日でした。そのことを日誌で伝えたところ諒のお母さんが予想外でショックだったようです。でもその現実を受け入れ「週末、海で遊びます!」と気合いが入り、翌週の月曜全く別人級の諒に大変身。自ら海の中へ飛び込んでワニ泳ぎ、コンテナからもジャンプ!最後は顔までつけてワニ泳ぎ~。目の輝きが変わっていましたよ。親の心持ちひとつでこれだけ変わるんだな、と感心しました。
さて、旺真をどうするか…。「オウマ、コンドママトハイルカライイ」と言っていました。もう海生活も残り少ない。今までの誘いでは効果がなかったので、荒療治法で海の中で大人が両方から手と足をそれぞれもち“ゆらし遊び”、大人が身体を支え“海浮かし”、そして海へダイブ。それが功を奏した結果となり、次の日から自ら海へ入ってワニ泳ぎを始めました。良かった~。
ながーい道を作ったよ
スコップを手に持った一生「コウジチューデース」桜晴「山ツクッテンダー」と小さな砂山が出来ていました。高川「山、おっきいのできたら見に来るからねー」「うーん」その2人の姿を真似してか泰大と輝歩もスコップを持ち始め掘っていました。砂山から海へ向かって桜晴「ウミマデツナゲルンダ~」とスコップで道を掘り進めることなんと(阿部の測定)750cm程。
<ボードで波乗り>
海まで続く通路を掘っていたんですよ。やり続ける事が出来るなんて驚きました。その出来た道を子どもたちは嬉しそうに水は穴をジャンプして跳び越していました。残りの2週間の海遊びで「海、楽しいね」という言葉が聞かれるように、過ごしていきたいと思っています。
(記 石田)
<タライで水遊び、きもちぃ~!>
<海生活で両足ジャンプが出来るようになったよ!>
<9月に入園した瑠海も一緒に>
<一本橋を渡ってジャンプ!>