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かもめニュース

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2024年度

2024年度vol3

行ってきたぞ初合宿!!~in宮島沼~

 ドキドキワクワクの年長初めての合宿!子どもたちに合宿に行くことを伝えると年長部屋から飛び出しその場にいた大人や子どもたちに「宮島沼で白鳥とマガン見る!!」「温泉はいって、泊まる!!」とすごい勢いで伝えに行き、「あと〇回寝たら合宿だ!!」と連日大盛り上がりで当日を迎えました。
 バスに乗って数分…九重が「合宿って楽しいな~」とニンマリ(笑)みんなでワイワイしながらが楽しいね!宮島沼が近くなってくるとバスからマガンや白鳥が畑で餌を食べている姿が見られます。あっちにもこっちにも!「白鳥~~~!!」と呼んでみたり(聞こえてるかな?)「飛んでる飛んでる!!」みんなバスの窓にへばりついて白鳥を探しながら、さぁ宮島沼へ!!合宿初参加の志部谷もバスの中で子どもたちに負けじと白鳥を探していると…「志部谷で白鳥がみえないんだけど!!」と隣の席の大智に怒られました~(ごめんよ)

白鳥を見る子どもたち

 昼の宮島沼にはたくさんの白鳥とマガンが休んでいました。白鳥もすぐそばにいましたが、子どもたちが「わぁ~~~!!いるいる!!」と走って沼のほとりまで来ると逃げるように?すーーっと沼の方へ…(笑)しばらく見ていると、海斗「(白鳥の白さが)雪が浮かんでいるみたい」晴暉「(鳴くマガンを見て)仲間が来たっていってるんじゃない?」薫「(白鳥が泳いだ後に)線出来てるみたい」「いっぱいいる!おもしろ!」色んな言葉が飛び交います。


夕方の宮島沼はすごくきれい!

 夕方の宮島沼は日没頃になると寝るために沼に戻って来るマガンが昼よりももっとたくさん見られるんですが、待てど暮らせど帰ってこない…。(この日の宮島沼は最高気温26℃!気温がなかなか低くならなかったのも関係してるかも…)「まだ~~」「来るのかな~」なんて言ってると来た来た!大量のマガンたち!!四方八方から飛んできました。「うわーーー!!」「あっちもきた!」「こっちも!」「見て!!長い列!!」「(着水するときに)ひらひら~~ってなったよ!」
 

みちる「降り方さ、じゃっぱーんってなってる」
陽太朗「マガンが多い!」
九重「色んな形になって飛んでる」
煌禾「きた!」
麻礼「さっきまで白鳥だけだったのに(マガンが降りて)真っ黒になった」
 


月とマガン

あっという間に沼一面マガンに。いつまでも飛んで来るマガンを見て大興奮の子どもたちでした。
 宿に帰った子どもたちは夜ご飯を食べてあっという間に眠りにつきました。「全然ねむくねえ!!」なんて元気に言っていた基惟も。元気に見えても初めての合宿にヘロヘロだったみたいです。そんな子どもたちは夢の中でも走り回ってるのか、みんな寝始めた場所から大移動しながらの就寝でした。(寝相が悪く友達と場所が入れ替わったり、布団2,3枚を越えていく子も‼)
 宮島沼はマガンと白鳥の鳴き声、匂い、翼の音、どれも自然のもの。そしてマガンが一斉に帰って来る光景は何度見ても本当に感動的です。西の空には夕日、東の空には月が出ていて、夕日を背に泳ぐ白鳥、月に照らされる中飛んで帰って来るマガンの姿は本当に美しいものです。スマホやテレビの音ではなく、実際に行って、五感を使って感じ、それを友だちと一緒に体験できたことは子どもたちの心に残ってほしいと思うし、子どもの心に残してあげたいと改めて感じました。

(志部谷・湊 記)

父さんは王様だ!!

 卒園式でおこなった『わらしべ王子』の王様役だった父を事あるごとに誇らしげに「父さんは王様だ!」と話す絃太。宿泊先のホテルで“王様ジャンケン”という遊びの中ではさらにそのことで盛り上がり、夕食中も、
 
絃太「海の塩と、海の水をって言ってたよね~」
海斗「でもさ、(太郎の)お父さんを殺したしょ」
陽太朗「そうだよねー」
 
今までご機嫌に“王様”をアピールしていたところに急に言われヒートアップし始めます。
 
絃太「でもさ!絃太の父さんは王様でさ、はじめ怖かったけどさ」
海斗「楽器取ったり悪いしょ」
陽太朗「(太郎の)父さん殺したしょ」
絃太「えっ!?…そしたら(絃太の)父さんかわいそうでしょ!」
海斗「だって殺したんだから!!」
絃太「父さん殺していいのか!」
海斗「いいよ!」
 


折り紙でマガンを折る子も

とここあたりからは、役の話か誰の父さんかは分からなくなりましたが…。絃太はお父さんが“王様”ということが嬉しくて話半分だったのかも、海斗や陽太朗は悪いはずの王様を誇らしげに言うのはおかしい、と思ったのかもしれません。こういった会話の中からも、本質を見抜く力というのはついていくのかと思うと、仲間って大切だなぁとつくづく実感しました。

(樋詰 記)