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かもめニュース

kamome news

2017年度〜2021年度

2021年度 Vol48

かめ組食欲の秋 ~干し柿作りに挑戦だ!!~

 先日年長のかもめニュースでお知らせしましたが、かめ組も年長と一緒に宮田さんのおうちに柿を採りに行ってきました。たくさん採れて「柿とれた~~♪」と嬉しそうな子どもたち。「この柿どうする?」と子どもたちに聞くと、「干す!」「干して甘くしたい」と声が上がったので、干し柿づくりをやろう!ということになりました。
その中でも特に張り切っていたのが緋文です。干し柿作りが決定するや否や、緋文「みんな、干し柿の作り方知ってる?まず、洗って皮むいて、くるっと紐でしばるんだよ!!」周りの子もうんうん、と聞き、まるで緋文先生の干し柿説明会です。そして、当日の朝はいつもよりもだいぶ早い登園の緋文。夏帆「緋文早いね、どうしたの?」緋文「蒼士(緋文の兄)にね、ひふみが干し柿作り教えるんだったら早く行かなきゃダメでしょ。って言われて早くきた!」やる気満々の緋文、干し柿作りが始まると、「みんな集まって〜!!まずはこの柿を洗って〜…」と第二回干し柿説明会の始まりです。そこで「俺もわかる!!」と緋文には負けてられないと前に出てきたのは歩雅。緋文の説明に「そう!!まずは洗うのさ!!」とまるで緋文先生の助手ですね。
そんな2人の説明をまたもやうんうん、と真剣に聞く子どもたち。さぁ、干し柿作りの開始です!!柿を洗い、ピーラーで皮を剥き始めると、「手切った〜」「いたい!」と早速!?怪我人続出…。怪我の手当てをする夏井に皮むきにつく夏帆と大人もてんやわんや。「どうやってやるの〜…」「わかんない…」と苦戦しているところに「え、わかんないの。教えてあげる。」とやってきたのはピーラー先生のひかり。そこにはいつの間にやら数人の人だかり、そしてよく見ると干し柿先生のはずの緋文の姿まで(笑)
くるっとひもで縛るのは大人のやる姿を見て見よう見まねでやりました。弱くしばると柿がポロッ。那帆「あ~とれちゃった…」を何回か繰り返し、次こそはぎゅっと力を入れて!「う~~~ん」声にも力が入ります。恐る恐る手を離すと…、今度は落ちません!那帆「できたぁ…」やっとできて安どの表情、思わず笑みがこぼれる那帆でした。
そしてやっとの思いで準備した干し柿、あとはあま~くなるのを待つだけです。干した後も気になって気になって気づけばいつも干し柿の前にいる大喜とこころ。こころ「もう黒くなってきてるよ、食べれる?」大喜「まだ?ちょっと色変わってるよ」確かにちょっと色も大きさも変わってきてるけどもう少しの辛抱!柿に赤ちゃんを見るような温かい目線を毎日送っています。そんな期待に応えてうーんと甘くておいしい干し柿になるといいな~。
初めての干し柿づくり、とにかく張り切っていた子どもたちでした。そして友だちに教えてあげる、教えてもらうなど助け合う姿も少しずつ見えてきました。また、ピーラーを柿にあてて動かしてみても表面だけがさらさらと取れていくだけで上手くむけない!皮をしっかり剥くとなると力をどう入れるか、ピーラーの刃の向きはどうか、次に剥く面に変えなきゃいけない、しばるのも普段のハンカチのように上手くいかない、と苦戦しつつ試行錯誤している子どもたちの姿が見えてきました。道具を扱うことは大きくなれば自然とできていくことじゃなく、どう使うかと想像力や想像した通りに動く手先が必要になってくるんですね。毎日の生活にヒントがたくさん落ちていると思いますのでお母さん、お父さんとも共有しながら今後の保育に生かしていきたいと感じた干し柿づくりでした。           

(湊 記)

~山口創氏の研修より~

研修の一部ですが、体から心に繋がる考え方を学びました。楽しいから笑う、悲しいから泣くのではなく笑うから楽しい、泣いて悲しさが溢れる。緊張したがんじがらめの体は笑えない、泣けない、話せない、自由に体を動かせないから感情も出にくい。また、「思いやり」は「思いやられる」ことでしか生まれない。最初に経験する「思いやり」は泣いたり、笑ったりしたときに不快や不安をとってくれたという快感を共有した乳児期がスタート。年齢的に様々なスキンシップはありますが「マッサージ」は効果絶大です。マッサージを通して心も伝わるので余裕を持って行うこと、決して課題のように行うものではありません。子どもが抱き着いて来たり肩を撫でてくれると大人も力が抜けていく、と相乗効果もあるそうです。スキンシップは遺伝子(代謝系、免疫系)さえ変えるとのことでした。敏感な子どもは触覚防衛が働くため携帯などは置いて、心を整えるゆっくりした関わりを親子、家族でも。20日(土)のかに組の懇談に参加し、家庭でもマッサージをしたことで子どもの大きな変化が見られたというお話を聞き、研修の後なので大きくうなずきました。

(夏井 記)

※山口創(やまぐちはじめ)桜美林大学教授、著書「子どもの脳は肌にある」、「最良の身体を取り戻す」

11月は「虐待防止推進月間」です。

●ひとりで悩まないで
 誰もが子育てに不安や悩みを感じています。ひとりで悩まずに家族や友人など身近な方に相談してみませんか?下記窓口でもご相談をお受けしていますのでお気軽にお電話ください。
●児童虐待は人権侵害です
 近所の子どもの様子がおかしいなど、児童虐待かも?と思った時は下記窓口へご連絡ください。あなたの行動が子どもを虐待から守ることにつながります。(連絡者や連絡内容に関する秘密は守られます。)

ご相談・ご連絡の窓口
 小樽市こども未来部 こども家庭課 家庭相談係
 TEL 32-5208(直通) FAX 32-8388
 北海道中央児童相談所 TEL 011-631-0301
 または、児童相談所虐待対応ダイヤル  189 (いちはやく)