2019年度 Vol27
雪だ~!
季節はすっかり冬。しっかりと暖かいジャンパーでまかなって(北海道弁ですネ)いくら組の冬遊びが始まります。海斗と陽太朗は、長ぐつをはいて歩くのもすっかり上手です。転んでもすぐに立ち上がって、自由に園庭を行ったり来たり。自分でソリを引っぱる日も近いかな?室内では、長く歩けるようになっている莉音、這い這いも上手な杏ですが雪の上では思うように進めず、ソリに乗っているうちにコックリコックリ……Zzzしてしまう事も。これからが冬本番!雪におおわれてしまう季節ですが、いくら組だって、かもめっ子です、寒さに負けずに外に出て、どんどん冬の遊びを楽しもうと思っています。
ケンカだ!ケンカだ!
ボールで遊ぶのが好きな海斗、陽太朗、「ボー」と言って、投げたり追いかけたりしています。そこにやってきたのはしじみ組からの刺客福二郎。素早く、海斗からボールをもぎとって行こうとします。すかさず「ア~~~!」と大声を出し、必死でボールを抱きかかえる海斗。乗しかかる福二郎。髪をひっぱり、顔をつかみ合い、大声を出し合っての取り合いが始まります。陽太朗も横から、福二郎をペチペチとたたいて参戦。しかし、たった数か月の生まれ月の差なのか、ボールは、福二郎の手に…。
泣いて悔しがる海斗…。そんな戦いが日に何度もあります。負けてぼう然と座りこむ時や、勝ってボールを持ち逃げ走る時も。まだ言葉でのやりとりができないこの時期には、感情のままに手や口が出てきます。やり過ぎた時には、「痛かったね」「泣いてるよ」など大人が相手の様子や気持ちを知らせたり、悔しい気持ちに共感してあげることも大切です。自分以外の相手の存在を知るとっても大切なけんかの場面を大事にしていきたいですね。
あっこれで遊びたい!
登園してすぐに、子どもたちが遊びたい!と思えるように、いくら組保育室には朝から(前日の帰りに準備している)いつも何かしらの遊べるスペースを設定しています。人気なのは、戸板とすべり台です。莉音、椰々、杏は、すいすい板を登り、ツーッとすべり降りるのがおもしろいようです。みちるは、布団を重ねて作った布団山が大好きです。大人がポーンといきおいをつけて乗せてやると「キャッキャ」と声を出し、足をバタバタさせて喜びます。家でお兄ちゃんお姉ちゃんといつもやっているのかナ?
どこ行ったかなー、イナイ、イナイ…
0才後半~1才と這って移動する頃になると、行動範囲が広がって「あれ?ここにいたのにどこいった?」ということがしょっちゅうです。押し入れの中に入り込んで自分で戸を開け閉めして「バーッ」。開いていた調乳室に入り込んでミルクの空き缶を転がして、見つかるとニヤッ。誰かが沐浴室を使おうものなら、すきをみて服のまま入りベチョベチョに。探求心と、いたずら、やってみたい気持ちがいっぱい見えてきて、大人は嬉しい悲鳴の毎日です。
食べることは大切な意欲です
食べるの大好きいくら組。大人が準備していると我先にとずりバイやハイハイでやってきます。特にミルクをめぐっての競争は激しく、ミルク瓶を見ると大泣きしてアピールする灯矢。ニコニコ笑顔で頑張ってズリバイをする煌禾。遠くからでも猛スピードで「あ!あ!」と声を出して高速ズリバイをしてくる晴暉。動く子が増えてきた分、大人のあたふたもレベルアップしましたが、食べることは生きる意欲。
嬉しいですね。そしてお腹がいっぱいになるとまた遊びだし(沐浴室はいつも賑やか)、眠りにつきます。
大切にしたい眠ること
0才は、在園中は、午前中9:30~10:00と午睡の12:30~14:30そして午後寝として16:30~17:00、この時間を(月齢によっては、午睡のみ)とても大切にしています。
もちろん、家庭での夜の睡眠は、8:00~翌朝6:00頃まで、たっぷり、ぐっすり、寝る事が生活の基本です。最近、夜の断乳が完了した灯矢(6ヵ月)は、夜ぐっすり眠れるようになったことで、園で起きている間も、機嫌良く遊ぶ時間が長くなって、布団に入ると、一人でストンと入眠する事もあるほどです。灯矢の姿を通してあらためて、「眠る→遊ぶ→食べる→そしてまた眠る」という、体のリズムの大切さを再確認しています。そんな中、午後寝の時間帯は、園の中が一番人の出入りも多くて、音が多くなる時です。少しでも、音や光の刺激を少なくして、ゆったり、ぐっすり眠りにつく事を保障してあげたいので、玄関近くのいくら部屋ですが、お迎えのお家の方達にも、できる範囲でのご協力をよろしくお願いしたいと思います。
(畑中・合田 記)