2024年度vol5
つっくし~が出たよ♪ ~かに組~
春の散歩は面白い!!フキノトウやスイセン、チューリップなどいろんな草花の発見があります。つくしが芽を出し始めた頃、陽が「つくしご飯食べたことある!」と言い、今度みんなでつくしを取って食べてみようと話していました。
後日、散歩をしているとつくしの群生地が!!「これ、持って帰って料理しよう」と投げかけると、「分かった!集めるわ!」と張り切って摘みます。立「これ長いよね」洸介「これはちっちゃいから赤ちゃんつくし」莉果「なんか粉出てきたー」などと言いながら集める集める。悠世はつくし農家のような収穫ぶり。「持ってきたぞ〜」と手いっぱいに摘んできては袋の中へ。袋いっぱいになったつくしを「重橙が(袋を)持って帰る!」「海晴が最初に持って帰るって言ったんだよ」とここでもケンカをしながら帰りました。
園舎に着いて、さあ料理だ!つくしを洗って、頭とはかまを取らなくちゃ!平子が「ここ(頭)何ていうか知ってる?」「アタマ!」「じゃあここ(茎の節の部分)は?」渓晴「ん〜首?」長ーい首に見えたのかな??笑
クルクルと回しながらはかまを剥がすと「もやしみたーい!」このひと手間でエグみが取れます。
給食のときに軽く茹でて醤油とごま油で味付け。いい匂いに誘われて「食べたい食べたい」とお皿を持ってくる子どもたち。食べてみると、、、浬人「にがい…」空「これ美味しくない」とちょっと大人の味に苦戦する子も。でもやっぱり自分たちで取ってきたものは特別で嬉しい様子もありました。かめ、くじら組にもおすそ分けして「もっとちょうだい」「美味しかった!」と言われて少し照れる重橙でした。
ほろ苦い春の味を楽しんだかに組でした!
(佐生 記)
かわいい子どもたちの会話
リズムの後絵を描いていると「平子大変だ!諒太朗がおしっこもれちゃった!」と慌てた様子の陽。連れられてトイレに見に行くと、その場で固まっていた諒太朗。ほんのタッチの差で間に合わなかったようです。「今拭くからね~。大丈夫だよ~。」とタオルを準備していると、陽が「そうゆうときもあるのさ~。」と諒太朗に声を掛け、済も「一緒に着替えに行こう。ほら、おいで。」と手招きしていましたよ。二人の声掛けに諒太朗も嬉しそうに着替えに行きました。
衣装箱の前で済と諒太朗は「どれにする?」なんて二人で服選び。ピンクの花柄のズボンをはいて、済「見て、かわいいでしょ。済が選んだのよ。」と、また二人で手を繋いで遊びに行きました。済「ももたろう!行こう~!」…あれ!?ももたろう!?(笑)確かに似てるけど!何度「りょうたろうだよ。」と教えても“ももたろう”になっちゃう済なのでした(笑)後日談ですが、家で諒太朗とお母さんがその話をしていると「気持ち伝わってるけどね。」と言っていたそう。返しが大人!(笑)
莉果はこの前ブラックベリーのことを〝クラックベリー″と言っていたり、叶望はこいのぼりを〝やねより″と言っていたり。この時期にしかない、なんともめんこい子ども語録ですね。
どろぼうありはどこだ!?
ラディッシュを植えたよ
朝園庭で遊んでいると「見て!おっきい穴!」と立。平子「本当だね〜。」渓晴「どろぼうアリの穴じゃない?ミミズのフンで塞ごう!」立「(石を持って)ミミズのフンだ〜!」渓晴「みんなー!どろぼうアリの穴だよ!」浬人「おお!ミミズのフンいれよう!シーっ!静かに!」旺祐「ゆーのー!どろぼうアリの穴だよー!」結望「えー!どろぼうアリの穴ぁ!?」と子どもたちが集まってきました。そしてどろぼうアリの穴?(笑)は、たちまちミミズのフン(石や土)で塞がれ、子どもたちは「これで出られないぞ〜。」とニヤニヤ。これは紙芝居『ありのぼうけん』の一場面で、ビスケットを盗んだどろぼうアリの穴を、働きアリたちが夜にこっそりミミズのフンを運んで、懲らしめる場面です。子どもたちはそこが気に入っているのか、ワォーの帰り道でも穴があれば、「どろぼうアリいるかなぁ?」と覗き込んでいましたよ。
何気ない子どもたちの様子ですが、イメージを共有出来るようになってきて、一緒の世界を作れるようになり、ごっこ遊びが豊かになっていくこの時期の発達の特徴の一つです。生活だけではなく、お話を読むことで更に子どもたちの想像の世界は豊かになり、集団遊びが広がっていきます。
絵本、紙芝居が大好きな子どもたち。読んだらすぐにマネっこしているんですよ。物語を通して子どもたちの心を、より豊かにしていきたいと思っています。
(平子 記)