2017年度 Vol23
かに組 ワォーの森の物語
運動会をやりきって9月を終え、10月は思いっきり秋の自然の中で遊べました。
近隣の公園や、山ブドウなど木の実探し。そして、ワォーの森!
春の時より、足取り軽く登れる子が増えたかに組です。落ち葉を拾って「てんぐのうちわー!」目の穴をあけて「葉っぱオバケー!」枯れ枝をひろって「さかなつりー!」「どんぐり落ちてないナー…」等々秋ならではの季節を味わいながらにぎやかに登っていました。
あそびの広場では、入り口のツリーハウスが大人気。
晃之介や杏示、日向、怜旺、それにかめ組も加わり、いつもギューギュー詰め。
「こうじちゅうなんだ」と木の板をかついだり、かなづちにしてトンカントンカンと打ちつけたり。気をつけないと床板の穴に足を突っ込んでるよ、栄祐!
ブランコは、勝さんが少し手を加えてくださったのか、かに組でも一人で飛び乗りやすくなってました。心奈は「ひとりで乗れるから見ててー!」と自慢顔でずっと乗っています。玖宥は、足を上げるのを手伝ってもらいながら、しっかりと力の入った両手でロープをにぎって体にひきつけ、何度もゆら~りゆら~り。笑ってー玖宥!
展望台のロープ登りは、くじら、かめ組の力の見せ所。いつも「すごーい」と目を見張るばかりでした。
ある日、ひよりと怜旺が挑戦。なんと二人とも上から下からの大声援にこたえて登りきる事に成功!すごい!登っている時のひよりの真剣な顔。怖いくらいでしたよ。ひより!頑張ったね!
ロープ渡りにはドラマがいっぱい。初めて挑戦する時は皆ドキドキ、大人はハラハラ…。
順番を待つ表情も余裕の二咲・ちひろ。
自分の番が近づいてくると遠のいていった創也。それでもまたちゃんともどってきて挑戦し、なんと渡りきりました!
「こわい…」と、いったんもどっていった与人も、再度挑んで渡りきりました。
遊月は、大人のハラハラをよそにサクサク渡っていき、難関のハシゴ降りも、片足で下の段をさぐり、足をつけると両手をずらし、ゆっくり確実に降りてきました。「やったね!」「すごいね!」「おめでとう!」の賞賛の嵐とハグが待っていました。自ら「ロープやる」という意欲的な姿が見られました。
ワォーの森では、自然の中で心が開放的になり、様々な体験、挑戦の姿が毎回見られます。友だち同士の関係も深まり、互いに刺激しあう姿もあります。ひとりでできたら、また次の目標を持つ子もいます。運動会からさらに成長が伺えます。
雪が積もる前に一日でも多く、また森へ!!
(畑中 記)