2002年度 Vol28
仮装大会1位に”お祝い花火”
年長の親たちが、「海商まつり・仮装大会」に親子で出演する機会を利用して、子どもたちに夜の海を体験させてやろう、と思いつきました。7月に実施した合宿では、雨にたたられて海にでられなかったので、今回が絶好のチャンスというわけ。計画したお楽しみは、もれなく実現させてやろうという年長の親の一念です。
出番が終わった子どもたちを、お祭り会場から海辺に連れ出したときは、もう、夕焼けが燃え、波一つない海面のあちこちに、たくさんのカモメが浮かんでいました。
金・土・日と、海に入っていなかった子どもたちは、水を得た河童のよう。
そして、「1位入賞だ」という、うれしい知らせが飛び込んできました。会場から意気揚々と凱旋してきた親たちといっしょに「バンザイ、バンザイ」と喜びを爆発させました。
お祝い気分で、焼き鳥や焼きそばをたらふく食べました。食べ終わったら、立て役者の子どもたちに、花火のプレゼントです。”花火の時期は終わっちゃった”と考えていた子どもたちにとっては、二重の喜び。みんなが打ち上げ、かざす花火で暗闇が明るくなります。
「電車だ!」と誰かが指さす方を見ると、遠く、闇の中を光の列が走っています。と、反対の方からも光がやってきて、交差して別れていきます。夜の光景にチョットしみじみ。
翌日、「昨日は何が面白かった?」と子どもたちにたずねると、口々に「孫悟空になったこと!」という答えでした。夜の海とか花火とかいう答えを予想していたのですが、意外でした。「今日は、ヒョウタンに吸い込まれないように術をかけているから大丈夫。怖がらなくていいよ。」と言い聞かせて出演させたのですが、その緊張感と大観衆の前でパフォーマンスを披露した快感がこたえられなかったんですね。
在園の家族とOBの家族がたくさん応援に来てくれました。多くの人々の輪の中で、子どもたちにまた一つ想い出をつくってやれたでしょか。
行ってしまった夏が気まぐれに戻ってきてくれた、9月最初の日曜日でした。
●宮田さんからカーテンのプレゼント!!
家事に育児に仕事にと、時間がいくらあっても足りないなかで、自前の布地をカーテンに仕立てプレゼントしてくれました。海かもめの生活が、一段と快適になります。感謝、感謝