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かもめニュース

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2002年度〜2006年度

2003年度 Vol11

公開保育 みんな生き生きしてたよ!

あといくつ寝ると…

 「あと二つで楽しいことくるね」「あと一つだね」と、子どもたちは指折り数えて公開保育を待っていました。”前の日より上手にリズムができるようになった”と認められて顔を輝かせる子どもたち。子どもたちの生き生きした姿に、手応えと励みを感じる保育士たち。熱気のこもった、そんな日々が明けて迎えた今年度の公開保育。
 当日、参観にこられた方は、おとな17人、子ども11人と、大変賑やかでした。

それぞれに成長のあとが

 「アヒル」で、かかとが上がらなかった貴範(くじら組)は、”できるようになりたい”の一心で、自らの課題として挑んでいました。年長になったんだなぁ、と胸を熱くして見守っていました。そして、当日。ちゃんと、かかとが上がっていました。
「ギャロップ」ができなくて、伴奏の「メリーさんの羊」が始まるとオシッコがしたくなりトイレに駆け込んでいた海(かめ組)も、当日、左ギャロップをきれいにやれて満足そうな笑みを浮かべていました。
 最近、ようやくリズムの輪の中に入るようになった将貴(かに組)は、新入園児の篤が出番がきてもイスに座っていたとき、「出よう」と促して先輩の役割をしっかり果たしました。
 年長になると、勢いだけでやっていたリズムも足や手のしっかりした振りを要求されます。そのことでチョッとした混乱を来し、今まで出来ていたことも出来なくなることがありますが、今回はそれを克服し、「ツバメ」のターンや「あんたがたどこさ」などで年長としての貫禄を見せてくれました。

全体の中の我が子を見る

 他の多くの子どものなかに我が子を置いて、どう行動するかを見ることが育児には大切なことです。在園父母にとって、今回の公開保育でのキーポイントは、自分の子が「両生類バイ」をどうやるか、でした。朝の介助を行う上で一助になれば、と考えてプログラムに取り入れました。どう思われたでしょう。

参加者の感想など

 公開保育に参加された方々から、「子ども、親、保育士、それぞれに魅了されました。」などという発言があり、とても元気づけられました。以下、参加された皆さんの感想を紹介します。

・子どもたちの、生き生きした楽しそうな動きにビックリ。
・お母さんたちの屈託のない笑顔が印象的だった。
・保育士たちを見て「この年齢になっても楽しく打ち込めることがあるんだ」と感心しました。
・リズムをするお母さんたちがみんな保育士だと思いこみ「ずいぶん保育士の多い保育園だなぁ」と思いました。
・「子どもでなく、自分が入りたい」と思いました。
・公開保育にきてみて心を打たれました。圧倒され、衝撃を受けました。
・広告のとおりの保育園でした。
・子どものあんな絵を見たのは始めて!「この子どもたちだから、ああいう絵が描けるんだなぁ」と思いました。
・ますます「かもめ」を学びたいと思いました。「普段は親から離れないんですよ」とお母さんが言っていた子がリズムに出て楽しんでいたのも、出たくなるような雰囲気だったからでしょうね。(他園の保育士)
 参加者の皆さんが保育に対して非常に高い要求を持っておられたことに意を強くしたと同時に身が引き締まる思いがしました。これを機に保育の質をさらに高め、1人でも多くの仲間を迎えられたら、と願わずにはいられません。

(記 高川)