2005年度 Vol19
畑仕事って おもしろい!
かもめ農園 開園
今年も新堀農園の一画を借りて、かもめ畑。新堀じいちゃんは、トラクターの下敷きになり大けが。今も入院中です。そんなアクシデントがあり、種まきが遅くなりました。秋の霜が一日でも遅く降りることを祈るばかりです。 2日、ダイズの種蒔きです。種まきの前に、子どもたちに聞きました。
「これ何の豆?」
「ソラマメ!」、「スナックエンドウ!」、「えだまめ!」
なかなか正解が出てきません。「ダイズなんだよ。ダイズで何をつくるか分かる?」
「…」、「…」、「…」
脇にいた小学生が、「みそ」、「豆腐」などと答えてくれたお陰で、チョッとイメージが湧いたようです。
種まき 生き生き
いま、くじらの子どもたちは当番を億劫がっています。
「どうして当番するんだろう」
「どうして当番やりたくないの?」
子どもたちと時間を掛けて話し合っている時なので、種まきにどう取り組むかチョッと不安と興味がありました。
樋詰と高川オジさんが畝切り作業を終えたところで、真ん中に印を付けた30cmの棒(つまり、15cm刻みの即製定規)を手渡して15cm間隔に種を置く方法を説明します。
「いいかい。棒の両端(はじ)と真ん中に豆を3粒置くんだよ。そうしたら、こういう風に棒をずらしてまた印のあるところと端っこに豆を3粒置くの」
実演つきの説明だったんですが、3樣の置き方が。キッチリ15cm感覚に置く子、両端にダブって置いてしまう子(3・3・6・3・6・3…)
「定規」の間隔をあけて置いてしまう子(3・3・3 3・3・3 3・3…)
仕事の姿勢(リズムノ「アヒル」の姿勢)がとれず、畑に座り込んで種まきする子もいます。
今後の生活で改善を図っていかなければならないことが見えてきます。でも、「当番をするのは疲れるからイヤ」と言っていた子どもたちにしてはそれぞれの方法で生き生きと取り組んでいたのでホッとしました。
美味しいダイズに育つかな
最初に、「これくらいが精一杯だろう」と予想して、貸してもらった畑の半分だけ畝を切っておきましたが、すぐにまき終わってしまったので、残りの半分にもまくことにしました。新たな畝を切り終わるまで、子どもたちは休憩。「好きに遊んでいて良いよ」と言うと畑のまわりに群生するイタドリの中に入って、「クマ退治だ!」と棒きれを振り回しながら夢中になって遊びます。
子どもたちの楽しそうなようすを見ながら髙川が畑の草取りを始めると、歩実と楽が寄ってきて一緒に雑草を取り始めました。楽は「高川に挑戦」と意気込んで、高川と同じくらいの草を取り大人を驚かせました。
これから、草取り・収穫・脱穀と、いろいろな作業があります。
美味しいダイズができたら秘密の豆腐料理を作ります。おたのしみに!
(編集 高川)