1. HOME
  2. かもめニュース
  3. 2012年度〜2016年度
  4. 2013年度 Vol10

かもめニュース

kamome news

2012年度〜2016年度

2013年度 Vol10

《24年度 共同募金・地域歳末助成事業》
~共同募金の助成で 保育環境の整備進む~
人々の善意を保育効果の向上に生かしたい

 図らずも、2年分の共同募金・地域歳末助成事業の内容を合わせて確認することになりましたが、実に多くの恩恵をいただいていることを痛感します。
 第9号に「寄贈された品々を享受する子どもたちが人の心を感じ取られるような大人になってほしいと願うばかりです。」と書きましたが、言い換えれば、人々の善意を保育効果の向上につなげていくことが求められる…ということだと思います。 
 心を新たにして保育に向き合いたいたい、と思います。

 24年度助成事業により整備された備品は、殺菌庫、加湿器、洗濯機です。
 以下は、取り扱い団体である社会福祉協議会を通じて募金者へ感謝の意を伝え、助成金がどう役立っているかを説明する 「ありがとうメッセージ」の要旨です。

「ありがとうメッセージ」

 皆様の浄財で殺菌庫、加湿器、洗濯機を整備できました。

●殺菌庫

 殺菌庫は、食器と調理器具の消毒に利用します。従来のものは設定温度に達しなかったり、タイマーが適正に作動しないという事態がしばしば生じるようになり、振動と原因不明の音も発生し、子どもたちに何かがあっては…と不安でした。特に、気温が上昇する夏季は特に神経を使わなければなりませんでしたが、新しい殺菌庫に入れ替えさせていただいたおかげで、精神的な負担が一掃されたうえに調理作業における効率が格段に向上しました。

●加湿器

 加湿器は、子どもたちが遊び回るホールで使用しますが、60畳を超える広いスペースなので従来の加湿器では対応しきれず、 暖房をフル稼働する冬期間は湿度が20%程度に下がることがしばしばでした。助成をいただいて更新した新しい 機種は適正な湿度を維持できる上に、操作もメンテナンスも容易で非常に助かっております。

●洗濯機

 洗濯機は、修理不能で使用できなかったものの更新を助成していただきました。不便が解消されたばかりでなく、新しい洗濯機は消費電量も水量も少なく稼働音も静かで非常に助かっております。
 多くの方々の暖かい気持ちが子どもたちに伝わるような保育を…と心しております。

 ありがとうございました。

HBC「走った 跳んだ 腹へった かもめ保育園食育日記」を観て – 寄せられた感想から –

 「まともな発達」の原点を確認させられました。子どもが採ってきたモノや子どもが作ったモノを食べるなんて、認可(保育園)では考えられない。うらやましい。
子どもの割に職員が多くて、経営がどうなっているんだろうって、余計な心配をした。
喧嘩を止めない…って、初めて知った。そして、大事なことなんだなぁって。
運動会のシーン、「勝ちたいと思わないのか?」と話し合うところ、スゴく良いね。
雄斗クン、育ちをゆっくり見守ってもらえて幸せだね。
チョウチンの絵、思ったことが描けるなんてすばらしい。
砂浜での走りが凄い。あれで鍛えられるんだと気づいた。
かもめの子はどうして鼻たらしているのかな?
今年の年長は野生っぽくないよね。これからの生活で野性味が出てくるのかな。
入園はあきらめていたけど、番組を観てあきらめられなくなった。
 料理なんてしそうもない派手っぽい堀内が、地味(滋味)なモノを作っているのを観て、ビックリ!
 斉藤公子さんは「食」も「保育」ととらえていましたが、全く同感です。最近、「食育、食育」と言われますが、この番組を観て食の大切さを痛切に感じました。
 堀内さん、いろんなことを学習してここにたどり着いたんだろうと思います。仕草や話しぶりから楽しさが伝わってきます。楽しそう、おいしそう、子どもたちの食欲を刺激しているのがよくわかります。
 かもめ保育園の食育記録拝見しました。毎月の放送を見ようと思いながらほんの1~2回しか見ておりませんでした。今度の総集編は、絶対見逃さないと決心し、カレンダーにもメモを書き込み、忘れないようにしてました。いつもの昼寝時間に掛かるので、早めに昼寝を済ませて待っていました。
 素晴らしい番組でした。幼児教育に携わる人々に是非見てもらいたいと感じました。それ以外の人が見ても大変おもしろおかしく感動溢れる記録でした。
 子供のけんかは止めずに本人達に解決させる、足の親指の力を強くするために床の上で泳がせる、針の糸通しとぞうきん作り、ヨモギ摘みから餅つきまで、雪山での尻滑り、運動会の障害物競走のユニークさ、父母の積極的参加、父母間の交流等々素晴らしいアイデアに驚きました。我々の子供の頃は親の目を盗んで同じようなことをやっていたように思いますが、父母を巻き込んで(納得させて)行事を進めているのに感心しました。

 堀内さんのアイデアにも感心しました。骨付きの鰯のフライ、蕗の葉で包んだ料理、長い巻き寿司作り、運動会の弁当は各家庭からの持ち寄り、ゴボウや長芋は土を落とし皮付きのまま食べる等々わが家にも参考になりました。
(先日、「ウッディーズ」が昼食に戴いたスープも冷えた体を考えての料理だった、と今頃気がつきました。にぶいねぇ!) 子供達の能力を最大限引き出そうとするのがかもめ保育園だなぁ、と感じました。  (高川オジさんのボランティア仲間  1万円を添えて賛助会員になっていただきました)

 かもめ保育園の子どもたちの表情・姿を見ていると、今の季節の花や木のようにグングン芽を膨らませ、太陽に向かって伸びようとしている力強さを感じ、観る者にも元気を与える気がしました。そして、子どもさんを預けられているお父さん・お母さんも、子どもと一緒に保育園で「何か」を育んでいるようにお見受けしました。子どもたちの表情と表現力、色彩豊かな絵、子どもと一緒に楽しむお父さん・お母さんの姿、本当にすばらしい。  そして、あれほど生き生きした表情を引き出せる先生方・堀内さんは素敵です。
 これからも、すばらしい環境の中で、子どもたちがのびのびと育っていってくれることを願っております。

(編集 高川)