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かもめニュース

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2007年度〜2011年度

2011年度 vol24

今年も最高の夏

 8月から仲間入りした荒川萌ちゃん、13名になり更にパワーアップしたかめ組。楽しかった夏もあっという間に過ぎ去ってしまいました。今年はエビとり、貝とりよりも泳いだり、浮かんだり、ジャンプしたり、もぐったりして遊んでいる姿が多く見受けられました。


彩世の海中かめ

 昨年から泳ぎの達者だった彩世と和弥は一段と腕を磨き、海中リズムをします。なんと、もぐった状態で「かめ」のリズムをするんですよ!海の中なのに見事なバランスにびっくり!

 それを見て、ほかの子も海中「かえる」「めだか」「とんぼ」を披露します。昇己が「かえる泳ぎ」といって、かえるのようにジャンプしたり、「めだかおよぎは、こうだよ!」と両手を伸ばし海中でグルグル。
 今度は和弥と彩世が「とんぼ泳ぎ」といって両腕を広げてプカ~と浮かんだり、壮一朗も負けじと仰向け浮かびに挑戦したりと、遊びはどんどん広がっていきます。「海の男」の名を持つ洸希は、浮き輪の真ん中をくぐり抜ける「いるかジャンプ」はもちろんのこと、浮き輪で遊んでいる子の下にもぐっていったり、力強い一息クロールをあちこちで見せてくれます。その泳ぎをジィーッと見ていた萌ちゃん、思いっきり海に飛び込んで、「おもしろい!」と喜んでいました。洸希のように泳いでみたかったんだね。


和弥もジャンプ

 この夏初めて「飛び込み」に挑戦したのは愉知郎、亮佑、昇己、艦太。膝上ジャンプ、コンテナジャンプに燃えています。愉知郎は膝が伸びていてフォームがきれい。

 昇己はお日様に向かって空を飛ぶようです。 
艦太は身軽なこともあって、高く遠くまで飛び込みます。顔を上げるとねこの手のように丸めて顔ふき。すぐに又「もういっかいする」と意欲満々。
亮佑は初めてのことには、慎重になってしまうんですが今回は戸惑いはなく飛び込み、「亮ちゃんすごい!」と声をかけられて照れていました。

 4人とも、ちょっと前までなかなか顔をつけられずにいたのですが見事に克服、水中メガネが様になっていましたよ。水中メガネは目の保護もありますが、メガネが気になって遊べなくならないように「海に顔をつけられるようになってから使おう」という事にしています。
水中メガネをつける子が増えてくると、我も我もとやる気も又、みなぎってくるようです。

 智太、碧爾、壮一朗はちょっと寒がり、すぐに海から上がってしまったり、エビ、貝とりに熱心だったのが、水中メガネをかけたい一心で海中に顔をつけることに何度も挑戦、ついに、もぐって泳げるようになりました。
すっかり自信のついたこどもたちは、とびっきりの笑顔です!笑顔の質が違ってます。
なんと膝上ジャンプまでしてしまいました。
碧爾は「およいだら、さかながいて、つかまえられそうだった!」と、未知の世界を体験して興奮ぎみでした。


もぐって泳ぐ碧爾と智太

 雄斗は海に苦手意識はあるものの、昨年とは違い、自ら海に入ってきます。みんなと一緒に浮き輪にのったり、手をとってもらいながらプカプカ、砂底に両手をついて「ワニおよぎ」もします。

 桧は海水が顔にかからないように、口をたこの口のように突き出し、しっかりと手をにぎり、エビぞりになりながら足をバシャバシャ。マイペースで夏を満喫してました。日々成長する姿に毎日感動でした。

陸では、おにごっこ、かけっこ、リレーも!

かに、かめ組で紅白リレーをした時のこと。智太と洸希がリーダーに立候補。
洸希 「ちゃんとならんで!」
智太 「あか、こっち!」

砂遊びをしてなかなか集まらない子に声をかける2人。
「勝ちたい」という気持ちの強い愉知郎が足の速い子をチームに集めようとするので、「それで、いいの?」と、聞くと、「それじゃー おもしろくない!」と抗議の声。
不満そうにしながらも納得する愉知郎。紅白両チーム人数を整えて(ここまで結構時間がかかる)
「よーい、 どん!」白熱する応援!熱が入りすぎて、怒りにも似た声が辺り一面に響きわたる。思いっきり腹から声を出してエネルギー放出。
「ゴール!」

「白組の勝ち!」(白組、両手をあげて歓声)
赤組不服そうに「もう1かい! もう1かい!」と訴えてきます。そこで2回戦。やる気満々の赤組は並ぶのも早かった。「並ぶのは赤組の勝ち~!」あせって並ぶ白組。「よーい どん!」歯を食いしばって走り出す子どもたち。愉知郎は常に前にいて、バトンタッチがうまくいくように「こっち! こっち!」と大声で呼んでいます。バトンを握りしめ、次の走者に渡すときの真剣さ、更に応援はヒートアップ!
「ゴール!」
少し遅れて白組アンカーの洸希が最後まで走りぬいてゴール!
「赤組の勝ち!」

 その直後、悔しくて洸希は泣き出してしまいました。亮佑も人知れず悔し泣きしていた場面がありました。
 勝って喜び、負けて悔しがり、そんな経験をたくさんしながら1日1日、たくましくなっていくことでしょう!
 走り終わって応援に力の入る子、砂遊びに興味を示す子と様々ですが、走っているときの表情は真剣そのもの。運動会にはどんな姿を見せてくれるでしょうか?

(記:藤原)