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かもめニュース

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2007年度〜2011年度

2011年度 vol38

鬼は外、福は内~!

2月3日、いつもは山に行っているかに・かめ・くじら組のみんなもこの日は張碓に集合です。そう節分・豆まきの日です。「鬼は病気や悪い心を持ってくる、それを追い払って健康な体や優しくて強い気持ちになれるように」と豆まきの由来を話しました。ドキドキの豆まき、鬼はいつ来るのでしょうか…?
昼寝起きに年長扮する小鬼がかにの部屋と第2園舎にやって来ました。第2園舎は小鬼でパニック!小鬼が年長児に戻りかに・かめ・くじら組の子たちがホールにいると本物の鬼登場!ホールで子どもたちは鬼に一生懸命豆をなげました。子どもたちに豆をなげられ、最後には福の神が現れて、さすがの鬼も山へ帰りました。

<鬼だぞ~!> くじら組

「かもめの鬼はめっちゃ怖いよ」「沖縄では先生が鬼やってたよ」「かもめには本物来るんだよ」…節分が近づいてきたらこんな会話が聞こえてきました。でもかめ組までとは違い今年は年長です、そう小鬼になるんです。
1月末、鬼の面を作り始めました。自分たちの思い思いの鬼を作っていきます。形も色も自分で決めて、黒鬼・赤鬼・黄色鬼…。「貫志の赤鬼だ~」「あみの鬼細い!」「琉久の顔でっけ~」完成した面を一度持ち帰り、家で衣装と合わせて小鬼の完成。
さて当日。「鬼の動きはこうだ」と腰を落とし「ウーッ」とやってみせる琉久。他の子たちも、「手はこうした方がいい」(鬼の威嚇のポーズ)などと、どうやって怖く見せるか話し合っています。その姿を見て「キャハハ」と笑い、貫志も自分の面をつけて真似をしていました。ところが、いざ本番、衣装・面をつけてさあ出発という時になったら、「あみ~お面取って~」「咲仁は、どこ?」と涙声…。貫志に泣かれては大変と、みんなも面をつけながら優しい声で「貫志大丈夫だよ」「怖くないからね」と必死でなだめますが、後の祭り。貫志の恐怖はいっぱいになり誰よりも先に泣きだし、かもめ版『泣いた赤鬼』になってしまいました。
小鬼になってかめ組以下を脅かしに行った年長児は、「あ~面白かった」「豆めっちゃ痛かった」「小島すごく強く投げてきた」「石田に倒された」「絆里強かったな~、一番先に豆投げてきた」…口ぐちに話していました。小鬼さんお疲れ様でした。

(記:樋詰)

<去年より強くなったよ> かめ組

 年長小鬼登場でビクビク!そして大鬼登場!!去年はあんなに泣いていた子たちも、今年はべそ顔だったり目を丸くして逃げていましたが、泣く姿は見られませんでした。鬼が追いかけてくると、まるでイワシの大群のように集団になって逃げていました。そんな中、萌は一人必死に鬼に豆をぶつけて立ち向かっていました。自分の豆が無くなると、そばに落ちていたのを拾って力んで投げつけていました。鬼がいなくなってから、「萌、頑張ったの…」とグスン。怖さに負けませんでした。艦太「赤い鬼ゆっくり歩いてたから、きっと親分だよ!」昇己「めっちゃ怖かった!あっちの鬼は足速かったし爪も長かったわ!」壮一朗「福の神来たから『ありがとう』って言った。」とほっとしていました。智太は泣いている喜一の頭をなでて余裕の姿を見せていました。
「なんだか心臓がガタガタした!」と話していた子どもたち。今年の鬼も子どもたちの心にドキドキ感を残して山に戻ったようです。

(記:藤原)

<大鬼初体験> かに組

 1月の下旬頃から、もう子どもたちの頭は節分でいっぱい。その理由は、かめ組からいろんな情報が入っていたようです。怖がるかに組に「鬼は豆が嫌いなんだよ!豆をぶつければ大丈夫だよ!」とかめ組。鬼の歌の後は元気に「鬼は外、福は内」の予行演習!?をやってました。
豆入れは山小屋で自分たちで作りました。当日の朝「石田、ちゃんと豆入れ持ってきた?早く豆ちょうだい」とソワソワの喜一。「鬼にオナラかける」余裕の絆里。
午睡明け寝床にやってきた年長小鬼をなんとか退治しホッとしてホールへ…。すると今度は本物の鬼が登場しました。逃げるかに組、足が速い!!。逃げる子どもたちに豆を渡し、1回位はぶつけられたかな?「石田助けて~」と叫ぶ咲良の目の前に、ついに福の神が来てみんなホッと一安心。「怖かったけど、泣かなかった」と侑生。鬼を退治し、鬼が来たことを忘れるほど豆(落花生)を食べるのに夢中になっていたかにの子たちでした。

(記:石田)

<年長小鬼も怖かった> あさり・しじみ・いくら組

 第2園舎では午前中に豆を入れる箱を作りました。大人と一緒に作りますが、できるとみんなかぶりだします。帽子にぴったり。「今日ね、鬼が来るんだって」「鬼には豆ぶつけるんだよ」と浅野が話すと、子ども同士も「ぶつけるんだよ」と言っていました。すると友輝が「鬼来たら逃げるんだよ」と言うので「鬼来たら逃げるの?」と聞くと「違う~豆なげるの」と。「豆なげれる?」と聞くと子どもたちみんな「ハ~イ!」と元気いっぱいです。大丈夫かな…?

 お昼寝明け、ドンドンと戸を叩く音がして、年長小鬼登場!すばやく逃げる子どもたち。いくらの部屋は避難場所で、大泣きのしじみ組はいち早く逃げ込み、7匹の小鬼の金棒が怖くて逃げまわるどころかどんどん奥へと隠れます。まだ本当の怖さはわからないいくら組もまわりのパニックにつられて大泣き。頼れるのはあさり組。春翔は鬼に迫られると泣きだしいくらの部屋へ。桂史は恐怖に立ち向かい豆を1回投げた瞬間、小鬼の金棒が頭にパコーン。それで戦意喪失、いくらの部屋へ。彩夢と睦は怖がりながらも泣かずに豆をぶつけていました。

 大鬼は第2園舎の存在を知らないようで、ここには来ませんでしたが、小鬼だけでも充分怖かったようです。小鬼がいなくなったらみんな元気を取り戻し、モリモリおやつを食べました。睦は悠鬼が包丁を作った様子を身振りたっぷりで教えてくれました。銀士は家で豆まきの話をすると、豆をぶつける仕草をするそうです、来年が楽しみですね。

(記:浅野・小島・谷)