2012年度 Vol2
年長になったよ!
4月2日進級式。
13名の元気な子どもたちがくじら組に進級しました。
待ちに待っていたこの日、うれしさを体いっぱい表してウキウキしている子。
年長への期待でちょっと緊張している子。
最後の1年が動きだしました。
年長になって子どもたちに「どんなことをしたいか」聞いてみました
彩世 ~ 雑巾縫いして、リーダーになりたい。こま大会でチャンピョンになりたい。
智太 ~ 側転、コマを上手くなりたい。
雄斗 ~ コマと側転したい。
亮佑 ~ コマを上手くまわしたい。
萌 ~ 前の年長さんみたいに側転をきれいにまわりたい。
愉知郎~ 竹おどりを何回もやって上手くなりたい。
艦太 ~ 「ちょうちん」作りたい。「ひらひらちょうちょう」うまくなりたい。
和弥 ~ 竹のぼり、なわとび、跳び箱、竹おどり、コマ、側転やりたい。
昇己 ~ 側転、なわとび、うまくやりたい。
洸希 ~ 咲仁みたいに「とびばこ」したい。
壮一朗~ 側転と咲仁みたいに壁なし倒立(ホールの真ん中で支えなしでする倒立)
碧爾 ~ 側転、跳び箱とかいっぱいやりたい。
桧 ~ 絵の具、「ひらひらちょうちょう」、コマ、側転したい。
年長の1年、園と親の思いを同じくする中で、1つ1つの課題をやりきり、「やればできる」という「心」を育て、「自分を信じる力」を身につけてほしいですね!
そして、保育園みんなの目と、励ましがより年長を高めてくれることと思います。
ご協力よろしくお願いします。
雑巾縫いに挑戦
子どもからの要求が出たらすぐにと思っていた「雑巾縫い」が3日から始まりました。
今月25日に放映される一部としてカメラがまわっている中での取り組みでした。
最初はカメラが気になっていた子も、高川が針の危険性を説明しだすと真剣な表情になりしっかり話を聞いていました。
高川 「糸の色をどういうふうに決めたらいいかな?」と聞くと「ちいさい じゅんばんがいい!」ということで桧から自分で糸の色を決めていきました。
一尋(ひとひろ)の長さ(両手いっぱいに広げた長さ)に糸を切り、さぁ、いよいよ難関の糸通し。
小さい針の穴に糸を通すには、集中力、根気も大事ですが、ぐらつかないでしっかり支えられる腰、目と手を合一させる力が必要とされます。
針穴とにらめっこして5分、彩世が「できた~!」とうれしそうな声。彩世の刺激を受け、次々と。
雄斗も大人を頼ることなく何度も何度も糸の先をなめて自力で通すことができました。
半数以上の子が縫い始めると、まだ、通っていない子は「どうしてやってくれないの?」「ああ~とおらない!」とあせり気味。「やればできるよ!」と励まし続けていると、しぼりだすような泣き声が。
洸希が泣きながらがんばっていました。艦太が「ひろき がんばれ!」と励ますものの、そのうちに針を置いて泣くので気分転換にホールから出て話をしました。
洸希 「いまはしない・・・あしたする。」と。洸希のやる気を待つことにしました。
午後からも「やりたい!やりたい!」と催促され、13人全員が取り組みました。
午前中のことはうそようにケロッとしていた洸希、みんなと一緒に糸通しに向き合っていました。
遂に洸希「はいったぁ~!」。「やればできたね!がんばったね!」と声を掛けられうれしそうでした。
帰りの車の中で「糸が通らなくて、くやしくて泣いたこと。泣かないでやったらできたこと」をお母さんに話したそうです。大事なことに気付いた洸希はすばらしいよ。
2日目も朝から「早く、糸ぬいしたい!」「あしたもぬいたい!」と亮佑、仲間を呼んで自分たちでテーブルを運んで準備していました。2枚目を縫い始めた子どもたちは、
壮一朗 「大変だったけど、だんだんおもしろくなってきた!」と。
昇己 「ワァー!すご~い!きれいにぬえた~。」と自分の縫い目に感動していました。
どんどん細かく丁寧に縫っている子が増えていきました。
萌は後日、お母さんに布をもらって「ポシェット」を作って見せてくれました。
最後まで投げ出すことなくやり遂げた子どもたち。1つ1つの課題を通して「やればできる」を確信していってほしいと思います。 自分で作った雑巾で保育園をきれいにしてくれることでしょう。
(記:藤原)