2014年度 Vol5
かめ組の水族館日記
かめ組も年長と一緒に水族館に行ってきました。初めて遠くまででかけました。楽しかった様子を紹介します。
銭函駅に集合し、プラットホームにいると向かい側の電車が出発。子どもたちが手を振ると運転手さんが「ぽっぽー」と汽笛を鳴らしてくれました、旅(大げさ?)の始まりにぴったりです。子どもたちの乗った電車は混んでいて座れませんでした。でも大丈夫、丈夫な足があります。小樽駅で降りて今度はバスに乗りました。バスは座れて、年長があやとりを始めました。かめさんも欲しがるので毛糸のあやとりを渡すと、見よう見まねで指にかけていました。
さぁ水族館到着。みんな早く行きたくてうずうずしています。先を争って展示物を見ます。その度に「わ~凄~い!見て!見て!」と大喜び。大きなカレイに引き寄せられ、マンタだ~と言っていましたがマンタじゃないらしい…。群れをなしている魚を見て「お~!」さぁ次へ行こうと角を曲がるとまた「お~!」イルカの水槽は上からも下からも見られます。「これ水道でつながってるんだね~」と楓。「イルカ鬼ごっこしてるのかな?誰が鬼かな?」と亜季。水族館に中にかわうそがいてびっくり。そのかわうそが、みんなが歩いている廊下の下のパイプを通ったり、天井を通ったりして、しばしみんなそこから離れられません。旭山動物園的行動展示でしょうか?面白いです。「クリオネいた」と瑞歩が言うと「え?どれどれ」と戻る夏井、クリオネは網走のほうにしかいないんじゃないかと谷も思っていました。
「海の生き物に触れるコーナーがある」と、係の人に教えてもらい入ってみました。「触る前に手を洗って~」と言われて皆洗いに行きますが、「俺は触らない」と洗わない友輝。皆はヒトデやウニを持っています。タコに触る時は、なかなか手が出ません、指に吸盤が吸いついてびっくりするからです。年長さんがやってみると、かめの子たちも恐る恐る手を入れていました。皆が触っているのを見て大丈夫そうだと思ったのでしょうか、遅ればせながら手を洗っていた友輝でした。
次はいよいよ「イルカショー」です。会場の一番前ど真ん中にかめ・年長15人がずらっと陣取りました。セイウチやオタリア、イルカの芸に釘付けでした。
外の原っぱで昼食を食べることに。それぞれ敷物を広げて食べましたが、壮と楓は端っこのほうで皆と反対の方を向いて食べていました。壮は柵の向こうを見つめています。柵の向こうには〈ペリ館〉。ピンクのペリカンが丸くなって(眠って?)います。まるで動物の研究をしている人がじーっと観察をしながら、合間にご飯を食べているような雰囲気です。「そろそろ片付けて帰る用意だよ~」最後まで残っていた陽智のお弁当の保冷剤をカラスがくわえて飛び出しました。慌てて追いかけると途中で離しましたが、皆がお弁当食べている時も周りで数羽のカラスがじーっと私たちを見ていましたから、隙をねらっていたんですね。
まだ残る年長と別れてかめ組は先に帰ります。帰りは、バスや電車の中であまり騒がないようにしながらも、眠ってしまわないようにするのが大変でした。かもめに帰ってから、あちこちでイルカの鳴き真似をするかめ組の子でした。一緒に引率していただいた佐々木さん、ありがとうございました。
(谷)