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かもめニュース

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2012年度〜2016年度

2014年度 Vol7

植えたり採ったり作ったり…年長、張り切ってます!

【しいたけのほだ木作り】

 昨年は天候不順等であまり行けなかったワォーの森ですが、今年は続けて行けるので、遊ぶことの他に、山に咲く花の名前を覚えたり、鳥の声を聞き、変わった虫を発見したりして、自然の移り変わりを体験しています。
 年長児はワォーの森で「しいたけのほだ木」作りをしてきました。勝さんに教えてもらい1本の木に10~20個程菌を植え付けました。最初は珍しさから、張り切ってやっていたものの、繰り返し行う単純な作業は、粘り強さを要求される仕事でした。今採っているしいたけ(かもめの外・りすの餌台の下辺りにあるほだ木)は、今までの年長児が作ってきたもの。植え付けたほだ木を1本1本抱えて、ワォーの森の階段を慎重に降りる子どたちの姿を見ていると、今までの年長児が作ってきた「しいたけ」がさらにありがたく感じられました。今年のほだ木から採れるしいたけを食べるのはいつかな?誰かな?

【よもぎ餅作り】

 皆で採ったヨモギで「ヨモギだんご」を作り美味しかったものの、やっぱり作りたいのは「ヨモギもち」。彩夢「ヨモギ餅つくりたい」春翔「そうだ!前の年長さん作ったしょ!」夏井「どうしようかな?」皆「作りたい!作りたい!」ということで、念願のヨモギ餅を作りました。
 前日の米とぎを子どもとやった時、翔太郎「俺やったことない」睦・桂史「ある、ある」桂史「こうやってやるんだよ」と米が流れないように手を添えてやってます。驚きました。ちゃんと見て伝わっているんですね。

 朝から楽しみにしていた当日。蒸し上がったもち米に自分たちが採って切って冷凍しておいたヨモギを入れて、餅つき開始です。「よいしょ!」皆が見守る中、順番にきねを振り下ろす年長児。夏井も負けずに大きなきねを振りました。つき上がった餅をテーブルに移動します。小さい子たちもテーブルにくっついて楽しみにしていました。初めは手にくっついたり、あんこ(これも前日自分たちで丸めたもの)がはみ出したりしましたが、だんだん上手になりました。餅が大好きな翔太郎は、最初に作った餅を思わず口へ持って行こうとして「ちょっと待って翔太郎、見て!皆年長さんが作ってくれるのを待ってるんだよ」悠里たちの視線が…。睦「皆の作ってからだよ」彩夢「そうだ、まだ食べられないよ」と言われていました。かめ組の子も自分で食べる餅に自分であんこを入れて丸め、大喜び。そして作りたてを皆で1個ずつ食べました。その美味しいこと!体調が悪い亜季を迎えに来たおばあちゃんもその美味しさを大絶賛。残りはおやつのお楽しみになりました。
 季節の旬を味わうこと、味わえる自然が身近にあって、自分たちで手をかけることで形になり、喜びも大きくなります。年長児は「お父さんお母さんの分も作りたい」と言って持ち帰り、親子で喜べたこともさらに嬉しかったようです。

【フキ採り】

 6月に入り今年初のフキ採りは大収穫でした。山小屋の上の方まで行ってのこぎりで切りました。「赤ブキはだめだよ」と言いながら、採っていました。後から来たかめ組の子も袋に入れたり運んでくれました。かもめに戻ってから茹でたフキの皮むきをしました。何本もの皮を一緒にむいていた睦を見て、堀内さんが「睦、上手!」と誉めてくれました。水も何回か取り変えてアク抜きです。まだ細かったけれど、柔らかいフキを炒めておやつに食べました。美味しかったです。この後給食で出ますが、どんな料理になるのかお楽しみです。
 今後は太くて大きなフキを採りに行きます。塩漬けにして、1年間食べるのです。凄い知恵ですよね。自然の恵みを無駄にせず、ありがたくいただいていきます。食を通しても学習になることばかりです。

(夏井)