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かもめニュース

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2012年度〜2016年度

2015年度 Vol24

高川の保育日誌

運動会まで あともう少し!

(9月24日)紅組、白組、どうやって分ける?

 年長の紅白のチーム分けは、最初に保育士が決めたものを、子どもたちは遊びの中で変えてきていました。
高川「運動会が近づいてきたよ。チーム分け、どうする?
壮「今のチームは話し合いをしないで決めたんだから、チャンと話し合いをして決めた方が良い
陽智「でもさ、みんなで決めたんだから、今のままで良い二人の意見につづいて「不規則発言」が飛び交い賑やかなこと。挙手で態度を明らかにしてもらうと、
 話し合いによる再編派 5人  壮、春太、奈子、友輝、亜季
 決めたことは変えない派 5人  陽智、百紅、杏実、楓、瑞歩
高川「あら、同じ人数だ。どうする?」
杏実「決めたことは変えない方が良い」
瑞歩も同調します。
春太「やっぱり話し合いでチャンと決めた方が良いよ」
奈子も自分の立場を主張。双方がそれぞれの意見を出し合うなか、
百紅「話を聞いているうちに、百紅は譲った方が良いと思ってきた」
楓「白組に足の速い人が三人もいるから、変えた方が良いかも」
高川「変えた方が良いという人が多くなったね。どうやって組み分けするか、みんなで決めて」
友輝「ジャンケンで決めよう」
楓「こういうこと決めるのにジャンケンはおかしいよ」
友輝「じゃあ、にらめっこで決めよう」
楓「にらめっこだって、ジャンケンと同じでしょう。話し合いで決めようよ。」
 それぞれの主張が飛び交い、収拾がつかない状態になりかけましたが、
陽智「足の速さが同じくらいの人が別れれば良いんじゃない?」(ウーン、すごい発想!)
それが良い! ということで、早い順に並び、赤、白、赤、白とテキパキ振り分けて行きます。
亜季と瑞歩のところでは、走力の違いに悩みました。(さあ、どうする?)
 子どもたちは列の前の方から対応する二人を比べ見て、ここはこっちがチョット速い、などとメンバーを入れ替えて、二人をはめこみました。(素晴らしい!)
 目出度くチーム編成が終わると、誰が指示するともなく、二つの円陣ができ、「エイ、エイ、オー!と気合いを入れるのです。話し合いを進め、納得のいく結果を得たことで、自然な流れで「団結」が固まったのだ、と納得しました。
 これまで、話し合いがうまく進まないことが多かったので、ここへきて年長らしさが出てきたことに嬉しさを感じます。

縄編み 全員がやり遂げる

百紅が縄を完成させた!
 出来上がった縄を持って、みんながリズムを
しているホールへ入る。
 年長の全員が「できた、できた!」と、百紅
を囲んで喜び合う。いつもの感動的なシーンです。
高川「編めて良かったね。一番喜んでくれるの、誰だ?」
百紅「春太!」
 毎日のように、「編んでね」、「みんな編めるんだから… 」と励まし、散歩中に採ったヤマブドウを持ってきて、「頑張って!」と百紅の口に入れてやっていた春太。そんな春太の名が思わず口をついて出たのでしょう。
 百紅は縄を編み上げるとすぐ縄跳びに挑戦し、二日目で跳べるように。体いっぱい喜びに溢れていました。

縄編み完成 おはぎでお祝い

 縄編み全員完成のお祝いに美味しいものをご馳走することにした。
 「昨日、何を食べたの?」と聞いてみると、10人中6人が「アイスクリーム!」
 前日が秋分の日だったので、「おはぎ」を想定していたのでチョットびっくり。
 楓が「お墓参りにおはぎ持っていった」とい
うだけで、みんなは「おはぎって、食べたこと
ない」と言います。
 「じゃあ、縄編み完成のお祝いは、おはぎだ!」ということに。
 早速、二班に分かれて「米とぎ」と「すりゴマづくり」に取り掛かる。昼寝を挟んで、ご飯を搗(つ)いて、丸めて、白ごま+餡だれ、黒ごまだれでくるむ。
 おはぎに加えて、イチジク、コクワ、ミニトマトが、それぞれ小島、中里、浅野保育士から贈られ、心のこもった「完成祝い」となった。

(9月25日)一足早い お月見

 今年の十五夜が日曜日になるので、かもめでは、繰り上げて「お月見」を行いました。
 みんな、お供えした草花などに興味津々。
 蒲の穂を見て、びっくり。
 「これ、なーに? ソーセージ?」
 野の花にも、
 「これは? これは?」と聞いてきます。エゾゴマナ、エゾノコンギク、ヒメジョオンなどですが、一度では覚えきれないで、何度も聞いてきます。
 怜真がオオウバユリを指して、「これ、たたくと種がいっぱい出るんだよ」とか、蒲の穂に「お月見の時に飾るんだ」と言うのに、びっくりしました。

(記:高川)