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かもめニュース

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2012年度〜2016年度

2015年度 Vol.36

ひと足早いクリスマス

 12月22日はかもめ保育園はひと足早いクリスマスとなりました。オープニングは毎年恒例の職員とお母さんたちによる歌のプレゼントです。今年は外﨑さん素敵な伴奏による合唱となりました。合唱の後は、外﨑さんにジャズ調クリスマスソングのピアノ演奏をしてもらいました。
ちょっと大人っぽい雰囲気を堪能したら、子どもたちも歌いたくなったみたいで、今度は、子どもたちも歌ったり踊ったり。
 大人からは《さるとかに》のお話のプレゼント。スクリーンを真剣に見つめ、お話の世界に入り込んでいました。
クリスマスと言えば、洋風な料理が定番ですが、今年は「さるとかに」がテーマ。赤羽末吉さんの原画を見ながら「さるのばんばを作り上げよう」ということに。そうなると料理はやっぱり『和』でいこう!と給食会議で決定!料理の図案は遠藤担当。会議の翌日には出来上がり、なんとOB宮田の再来でした。試作をしたり、材料調達に奔走したり、わずか2週間で知恵を振り絞って準備しました。さるどんとかにどんを壁画に作り上げたのは和賀母、蜂も制作してくれました。囲炉裏の枠は浅野母、そして数々の小道具は和賀家から貸し出していただきました。
 かもめごはん部(遠藤・小島・堀内)は、かにをケチャップライスで、囲炉裏を春雨を揚げたものとベリーソースで煮込んだ鶏肉と揚げたごぼうで。かに爪コロッケはもちろん手作り。クリームコーンたっぷりのスープ。牛のふんは栗きんとん。つづらの中の干し柿は年長の手作りのもの。お楽しみのおやつは堀内特製の番場さんからいただいた渋皮つきの栗を使ったマロンパイ。おいしくてほっぺたがおちそうでした。

(小島 記)

くじら組

 お楽しみの『さるかに』を見てから外に出た年長。気に登って雪玉を投げている友揮を見てすかさず陽智が「あっ!悪いさるだ。オレにも柿をくれ~!」とカニになりました。雪玉が柿になって投げこまれました。春太は「オレは牛のふんだ」とねころびます。かめさんもやってきて、さるかにごっこです。最後は猿だった友輝が臼になって木からとびおりてました。面白いですね。
 お料理も『さるかに』でびっくり。つづらを開けると前日にとった干し柿も入っていました。「今度のおたのしみ」と食べずにとっておいたんです。もちろん干し柿も大人気でした。杏実は思わず「何個食べるの!?」と言われるほどお皿に… 。山もりになっている『牛のふん』そのネーミングから食べられずにいる子もいます。「おいしいから食べてごらん」と陽智に進めると、いやいや一口食べ、友輝、亜季は全然食べませんでした。栗きんとんであまくておいしかったんですよー。
 ごはんを食べながらの会話。「プレゼント折り紙だったらどうする?」「ブーツ膨らんでなかったらコマ入ってないよねー。」「膨らんでなかったら折り紙だわー」「コマでの絵の箱に入ってたりして?」etc… 。ブーツがコマに入っていると思いつつも心配が残る年長でした。
 昼寝明け自分のブーツにコマがちゃ~んと入っていました!さっそくコマまわしに挑戦してました。ひもの巻き方も投げ方もそれっぽくなっていますがまわりません。でもやりたい気持ちはいっぱいで、まわりません。でもやりたい気持ちはいっぱいで、次々挑戦しています。「いっせーのーで」と前の年長さんがかけていたような掛け声をかけますが、コマと一緒にひもも飛んで行ってしまったり、まわってもさかさまだったりetc… でも何回もやっているうちに1人まわり2人まわりして、5人の子どもが回りました。そのたびに「まわった!まわった!」と皆も大喜びでした。
 コマをまわすには腕の力はもちろん腰の力も必要、体全体を使います。ひものまきかた、投げる時の引きも大事、とにかく技術を要します。頭を使わないとまわらないのです。そして世代をこえて交流できます年長になるまでは足腰を作ることなどを大事にして下さい。

かめ組

 「あー、うんちだ!!」とカーテンをあけ、食事に向かった子どもたちから聞こえてきた第一声。他にもっと分かりやすいものがあるんじゃなかと思ったが… 。
 それにしてもかもめのクリスマスの食事は本当にすごい。子どもたちへのお楽しみで読んだ『さるかに』がそのまま食事になっている。子どもたちも見るもの見るもの『すごーい』『ハチだ』『カニだ』『カキだ』と大喜び。早々にはしを用意して座る子も。食事がはじまるとやはり『うんち食べれる?』と再確認。さらに『樋詰、これ本物の牛のうんち?』と晴樹。『そうだよ』と(いじわるな)樋詰。「・・・。」としばしにらめっこしてから食べていました。それを聞いて信じたか味が苦手だったか、瑞季は「これあまり好きじゃない」と少々苦戦してました。それでも他の子は『うんちおいしー!!』と何度もおかわりしてました。やっぱり子どもはうんちが好きらしい。
 昼寝明け、最大のおたのしみ、プレゼント。今年もかめ組はペンケース。例年ながら今年のサンタも大作ばかりがならびます。
 手に取る子どもたちの笑顔にサンタもきっと喜んでいるでしょう。子どもたちは友だち同士見せ合ったり、年長に品定めされたり大人に見せたりと大興奮でした。
 おやつ後さっそく「絵描きたい」と中ペンで描きはじめました。

(樋詰 記)

かに組

 クリスマス会前に子守唄のかわりにクリスマスの歌をうたうと、かにの子も歌い始めてしまい、寝るどころでなくなってしまいます。外では「ジングルベル、ジングルベール」とうたいながら、ソリで立ち乗り(おみごと!!)。子どもたちにとってクリスマスは特別な一日なのは言うまでもありません。
 当日の朝興奮していたのか直生は5時に目覚めたとのこと。ソワソワワクワク待ちに待った日ですものね。今年のクリスマス会もお楽しみが盛りだくさん。お楽しみのひとつの特別メニューの給食の時間。かに組の子は巨大黄色の物体をみて「・・・?」インパクトが強く目に飛び込んできたもののいったい何なのかわからない様子でしたが、「牛のふんだ~」とみんなが口口の言うので、理解できたようです。味わってみると
咲良「これイモだ~」その通り。栗きんとんだったのです。かに組の任期は栗きんとんとかにでした。
最後のお楽しみは、これ!!午睡明けの・・・。
直生「なんか(ホール)でんきついてる~」
悠里「変だなぁ~カーテンしまってる」
待ち切れず覗こうと戸の隙間からみようとしていた幸大。そしてドアオープン。かもめの子が一斉にツリーのところへ駆け寄ります。
愛歩「はしだ~」手にした箸とハンカチでつつもうと悪戦苦闘していると、恒太が「おしえてやるか」とすっと近づいてきて手ほどきをしてくれました。見よう見まねでやりはじめるかに組の子たち。来美もじっと見ています。気持ちも一つお兄さんお姉さんになったかに組のプレゼントでした。

あさり・しじみ組 サンタさんここだよう~!

 「りんりんりん♪りんりんりん♪すずならし♪」手をつないで踊ったクリスマスダンス。
輪になることもなかなか難しいこの年齢。動きを簡素化しても子どもたちは其々気の向くままに。
そんな中、歌に合わせて「サンタさんここにいるよう!」と声かけながら、頭の上で手を打ち「ここまで来て!」と両膝を打ちながら踊ります。この場面になるとサンタさんに自分をアピールするかのように張り切る子どもたちでした。特に二咲はここぞとばかりに空を見上げて打つ手拍子に力が入ります。玖宥もここの場面はのりのりです。そんな遊びを繰り返しながら当日を向え、踊り出すと輪の中央に進んだり後ろに広がったりしていた理世と麻陽。月齢の低い子も一緒なのでそこまで要求はしていなかったのですが幼児組の真似をして同じようにしていたんです。大きい子への強いあこがれを感じました。あこがれを持つということは「自分もやってみたい!」という意欲にも繋がり本当に異年齢交流は大事ですね。

プレゼントは?

 お昼寝後、片付けもそこそこにホールへ向いました。(ツリーの下にプレゼントが) 子どもたちはプレゼントがあることにまだ気付いていません。大きい子がわいわいがやがや嬉しい叫び声が聞こえる中、あさり、しじみ組は自分のプレゼントを気にも留めずに大きい子のプレゼントを興味津々眺めている姿があちこち見られました。大人が一人ひとりに手渡ししやっと自分にもあることに気付き早速遊び出していました。あさり組は指先を使って遊べる粘土とクレヨン。しじみ組は吹いて遊ぶことで口と舌の働きを促す笛と風船がサンタさんからのプレゼントでした。笛の音があちこちから聞こえてきたり風船を口にくわえてパクパクしていたしじみ組み。理世と麻陽は粘土をちぎったり、「だいこんきってるの!」と刻み込んで遊んでいました。幸喜と創也、心奈は他の子のもらったプレゼントをいろいろ見回ったり、他の子の落ちているのを何個も拾い集めたりと好奇心旺盛。幸喜の置いていった粘土で遊んでいたのは円心と怜旺、遊月でした。
 夕方、外はまっ暗。 藤原「サンタさんまだいるかなぁ?」 晃之介「もうかえった!」と、外を見ながら話していると「ひよりのとこにもサンタさんくるの!」「ゆめのとこにも!」と想像力を働かせながらしばらく暗い空をじーっと眺めていた子どもたちでした。(どんな事を想像しているんでしょうね?)今年のサンタさんもステキなプレゼントを持ってきてくれました。

(藤原 記)

いくら組

 今年もすてきな歌声とかっこいいピアノ、楽しいお話と、楽しくておもしろくておいしいお料理、サンタさんからのプレゼントと、クリスマス一色の一日でしたね。
 雄貴は食べるのが大好きです。クリスマスのごちそうもぜ~んぶたいらげました。そしていくら組に届いた太鼓を満面の笑みでとってもうれしそうにたたいていました。
晴子は堀内さんに連れられて調理担当者から直々にお料理の説明を受けていました。そういえばまだ晴子に感想を聞いていなかったなぁ~。うれしくて楽しくて喜びがあふれている、そしてとってもにぎやかな一日を、小さないくら組の二人は過ごしたのでした。

(鈴木 記)