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かもめニュース

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2017年度〜2021年度

2018年度 Vol.41

みんなでずんだもち作ったよ!


種植え。植える前に土起こしと草抜き。枝豆いっぱいなるかな~

枝から枝豆を莢ごと手で取る

こんなに採れたよ!

~ずんだ餅づくり~

すり鉢とすりこ木で枝豆をすり潰す。毎日手伝いをしている子はさすがの手つき。「初めて使ったけど、上手くできた!」啓生は大きくなったらお父さんみたいに、お店で料理を作りたいんだそう。楽しみだ~!
莢から実を外す。「あぁ!飛んでった!」
上手く取らないと実が飛んで行ってしまうけど、みんな上手に取っていました。
すり潰した枝豆に砂糖を入れて、お餅につける。ぽろぽろ落ちて大変だ~
ゴマ団子も作ったよ!黒ゴマをミキサーで細かくして、醤油と砂糖で味付け。
出来立てのゴマ団子をパクリ!「おいしい♪おいしい♪」とあまりの美味しさに踊りだしていましたよ。
みんなで植えた枝豆が美味しいずんだ餅になりました!種をまけば何でもできる~♪ みんな「美味しい!」って何度もおかわり。年長の作ったおやつは大評判でした。

(文責 合田)

「子どもの可能性は無限だ」

年長との1年を振り返り、今までにないくらい、その感を強くしました。二つの例でお話しします。

「コマ」
それぞれのコマの「技」に取り組む前段階として、みんなが10回連続して回せるようになるという条件を課しています。例年だと、自分の技に取り掛かりたくて、お互いに激励し合い10回連続を目指すのですが、今年はそうした姿が少なかったです。
 3月1日になって、「卒園式にコマ回しはやらないから」と子どもたちに申し渡しました。二日間の休みが明けた4日、「100回続けてやった!」、「77回も回した!」などと言ってくる子が4人もいました。家に帰ってからの父母の応援もあったことが分かりました。「あと○○回やったらお父さんと同じ(歳の回数)になる。もう少しで高川と同じになる」など、具体的な「数値目標」を示して励ました、などという話も聞きました。
 家庭での、そんな応援もあって、子どもたちは熱く盛り上がり、全員で連続10回を達成したときは抱き合って喜び合っていました。それはこの子どもたちでは見たことがない熱狂的な光景でした。コマを回しすぎて、マメができた子もいるくらいの打ち込みようが卒園式当日の妙技に結実するのですが、子どもたちの豊かな発想には驚くばかりです。

「絵」
描きたがらない。描いていても楽しそうでない。描いた絵に成長が見られない。そんな状況が続いていて悩みました。
 「思いっきり遊ぶ生活」を意識する中で迎えた大きな変わり目は「ちょうちん祭り」でした。リズムや歌で皆さんに誉められたことで自信がつき、その自身が絵に向かっていくさまがハッキリ見てとれました。その後、ちょうちんを何個もつくり、年賀状を何枚もつくり、どんどん描けるようになることを楽しんでいました。描きながら、「前向きに描けた!」、「横向きに描けた!」、「(躍動する鹿を描いて)蹴り上げたとこ描けた!」、「空に向かって何か言ってるみたい!」などと、自分が描いた絵に声を上げ、驚いて立ち上がったりもしました。
 卒園式後も、更に発達し続け、腕を上げて、絵を目にする大人たちを驚かせています。何よりも、仲間の作品を認め、刺激を受けて「こんどは、自分も!」と描画に取り組む姿に惚れ惚れします。
 最後の日まで楽しそうに発達し続ける子どもたちの姿を皆さんにお伝えしたくて、急遽、「ニュース」を出すことにしました。
「うちの子は小さいときから○○なんだから」
「絵くらい描けなくても…。それがこの子なんだから」などとレッテルを貼らず、「どの子もできる。みんなできる」を考えの中心に置いて、子どもを励まし続けませんか。
 生活の中に子どもを成長させる原石のようなものがいっぱい転がっています。子どもはそれを宝石に磨き上げる名工です。

(文責 髙川)