2019年度 Vol16
かに組の夏!
~海が子どもたちに与えてくれるもの~
今年の夏は、天候に恵まれびっしり海生活を送ることができました。春の頃は、重たい腰がなかなか上がらずじゃれつき遊びにも反応の薄いかに組でしたが、海と砂浜の遊び、そして49名という大所帯幼児組の刺激を受け、変化が見られました。日々変わる子どもたちを間近で見られる喜びを共感していくと相乗効果となりさらに発達し、毎日が楽しくにぎやかになってきましたよ。
~海のあそびに感謝~
午前、午後と毎日海と砂浜で遊ぶ子どもたち。海の中で遊ぶと、①関節の可動域が広がる ②水圧による血液の循環が促される(マッサージと同じ効果) ③水の抵抗で筋力アップ ④自律神経を高める ⑤脳や神経系を刺激する こんな効果があります。
かもめの子どもたちは友だちと遊びながら心も体もしっかり育っていきます。
「海たのしい~~!!」
砂浜でのあみかけた(漁師と魚で分かれ「あみかけた!」の掛け声で漁師が魚を捕まえる遊び)、しっぽとり、相撲(子ども同士、子どもと大人)などをして遊んでいます!走って追いかけたり「逃げないと食べちゃうぞ~!」とじゃれつきもしています。
かめ組(4歳児)が砂浜をスコップで掘って高い砂山から飛んだり、穴を掘って海水をいれ落ちないようにジャンプ!斜め板を登って砂山から飛び降りるなど恐怖心が見られる子は、大人がお助けマンになったりして、子どもたちの気持ちも上がり、少しずつ飛べるようになり喜んで何回も飛んでいましたよ。
かめ組・年長児のおかげで遊びが広がってきました。海の中では、すぐ砂浜の方に上がって「寒い~」と言って横になっている人が多かった7月。だんたんと気温の上昇と共に海の中に入っている時間が長くなってきました。はじめは海際でワニ泳ぎ、エビ獲りをする子、「エビ釣れろ~、エビ釣れろ~」と歌いながらたくさん獲っていました。澪恩と優空は、「エビちょうだい!」「エビ食べてない~」とかにの友だちに声をかけて貰って食べていました。初めてのイソスジエビ美味しかったのかたくさん食べていましたよ!
ビート版やスタイルホームを最初はかめ組・年長児が使っていたのですが、どんどん泳げるようになってきてビート版を使わなくなります。ワニ泳ぎ、ワニ泳ぎで顔をつける、ワニ泳ぎでバタ足をする、ビート版を持ってバタ足をする、ビート版の板に顔をつける、ビート版をもったまま海面に顔をつける、ビート版で泳ぐ。この過程を経てビート版がなくても泳げるようになってきました。するとワニ泳ぎをしていたかにの子が、かめ組や年長児が泳いでいる姿をみて刺激をもらったのか、ビート版なしで泳げる子がたくさん増えて、とても驚きました!ビート版なしで泳げるかにの子がたくさんいて、とても驚いています!大人の足のトンネルを通ったり、2~4人で手を繋ぎ「いっせいのーで!」の掛け声で頭まで潜ったり楽しそうに遊んでいました。
百福が考えたソリ競争
しばらくお休みしていた光影ですが、お母さんの心配をよそに、海ではビート版を使った見事なダイブをみせ、みんなを刺激しています。それにつられて「やるやる~!」「海たのしい~!」と次々光影のマネをしてかに組ダイブ合戦となり、しぶきと笑い声がいっぱいの夏の海となりました。
(石田・阿部 記)
大人のマネをしてきれいに並べた千夏