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かもめニュース

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2017年度〜2021年度

2019年度 Vol25

桂岡産の柿?!

 OBの宮田さんから柿を沢山いただきました。宮田さん家の庭で採れたそうです!!宮田さんは、運動会や卒園式のDVD製作や、かもめのホームページを作ってくださっている方です。
 年長は提灯作成中とあって、かめ組で干し柿作りを担当することになりました。かめ組でもできるのかな…?初めての事なので、ちょっと心配しながらのスタートとなりました。エプロン、三角巾をつけるのも初めてなら、もちろん「干し柿作り」も初めて。嬉しさが湧きあがり、「干し柿作り!」「柿作り♪」と節をつけて柿の周りをスキップする子や、2人で手を繋いで走り回る子、三角巾を帽子のように被っている子…何とも賑やかな時間でした。三角巾をしばってやったりしている内に「手を切った」と言う声。アララララ…ピーラーの使い方を説明する前に勝手に……反省遅しです。
 改めて、皮の剥き方やへたを取らないこと、つるを残すこと、ピーラーは危ない物だ、ということを伝えて作業開始。今までだと女の子たちがパッと出来るイメージがあったのに、「むけた!」「かんたん!」とスイスイ剥いているのは男の子たち!!どうしたの?!「2つ目むいてもいい?」「3つ目むいてもいい?」…皮を剥けることの喜びが全身に満ち溢れている。「8つむいた」「6つむいた」!「みんなは家でお母さんのお手伝いしてるの?」と聞くと、「してるしてる」。1ヶ月前には考えられない位の変化です。
 運動会の二次会や学習会、懇談会、講演会等を通じ、かめ組の親たちは何回も何回も熱く語り合ったと聞いています。河崎絢斗母が「いつもリードするのは女の子。でも絶対男の子チームもリード出来る子にしてみせる」と話していましたが、こんなにも早くその日が訪れるとは思ってもみませんでした。男の子チームはあちこちで悪さもしていますが、自分を出せるようになったのですね。

 いよいよ紐付けの工程へ。これは時間がかかるだろうと思っていたのにこれも男の子チームは早い!早い!!大人たちが見に入ってきて、石田「柿の形のままだ!」、堀内(給食担当)「こんなに沢山剥いたの?」、湊「紐もちゃんとしばっている!」と驚いていました。絢斗が「パパも皮むきした?」(パパはかもめのOBです)と聞くと、堀内「したよ」。絢斗「絢斗とどっち上手?」堀内「もちろん絢斗だよ」。その時、体をくねらせて身のおきどころがないという表情と体から、嬉しさが伝わってきました。
 退勤するとき、賀久が髙川の先方を歩いていました。賀久が走って戻ってきて「髙川、柿持って帰らないの?」…「あっ、ありがとう。忘れて帰るところだったから助かったわ」。「かもめに干すところがないから、高川の家で干して持ってくるね」と言ったこと、覚えていたんですね!!

(髙川 記)

渋柿のお味は…?

 さてさて、皮をむいた渋柿。一つの柿を一口分ずつに分けて食べてみることにしました。「この柿はすごく渋いんだよ~。みんなの知ってる柿は甘いと思うけど、この柿は違うの。食べてみる?」と髙川が子どもたちに聞くと、髙川の周りに勢いよく子どもたちが集まってきました。さすがの素早さ…食べることが大好きですからね。「柿だ~!!」と喜ぶ子どもたちですが、食べた反応は………「渋い!」「しっぶ!」とこの表情(笑) 大人は2人で大笑いでした。
(あの光景が忘れられなくて、今でも思い出して笑っています…)「渋い渋い」と言うのに、みんな柿を切る髙川に手を伸ばします。え、おかわり?!そしてまた、「渋い!」。でもでも今度は「しぶあま~」という声も聞こえてきました。食べると鼻から抜ける柿の香り。匂いは美味しそうな柿だからかな?渋柿を全部食べ終わってしまっても、今度は剥いた皮を食べ始めるかめのみんなでした。
 この日の出来事を、彩恵はお家で話したそうです。「渋かった」と言うので、お母さんが「渋いってどんな味?」と聞くと、「酸っぱいんじゃなくて~……渋いのさ!」と言ったそうです。確かに渋いって言い表すのが難しいですよね。でも渋いという感覚がわかるんだな~と思いました。この日の帰りに、雄貴としずくがエプロンと三角巾をつけて帰っていきました。そしてその日の夜には、雫がお家でカブをピーラーで剥いたそうです。(雫はこの日がピーラー初挑戦だったそう!)楽しかったもんね!!
渋柿は今、髙川家で干しているところです。渋い柿が、「干すと(熟すと)甘くなる」という体験がこれから出来ます。みんなが作った干し柿はどんなお味になるでしょうか。出来上がりが楽しみ!早く食べた~い♪

 その他にもこんな様子がありました。紐をつけることが出来た絢斗(1番最初に出来たんです!)が、「出来た!出来た!」と大盛り上がり。
陽翔も出来上がり、「で~きたできたっ♪」の大合唱。今度は紐をつけた渋柿をかつぎ、えっさえっさと部屋を練り歩く雄貴としずく。「小さい子たちにも見せたい!」と雫が言うと、みんなで紐をつけ終わった柿が入ったボウルを持ち、小さい子たちのクラスへお披露目をしに……!かめ組も盛り上がってきましたよ~~!!

(市村 記)