2019年度 Vol41
お別れ会食 本日のメニュー
くじら組の皆さん、お父さんお母さん卒園おめでとうございます。自分達のやりたいことを実現し、自信に満ちていた年長さんの姿に私達も学ぶものが多くありました。
今日はかもめのみんなでお祝いする「お別れ会食」です。修了式も行われたのでみんなにとってもお祝いの日。一人一人にお祝い膳を用意しました。
年長さんの素敵な歌を聞かせてもらった後、「森をかけるソリの歌」のイントロが流れると…年長さんがレクで作ったソリに小島が乗って堀内、遠藤が引っ張って登場!のはずが
中々ソリが動きません。みんなは大笑い。「助けて~。年長さ―ん!」
そりに小島とお弁当をのせて!
みんなにソリを押してもらうと、後ろからお弁当箱が出てきました。年長さんは大きな弁当箱。あさりからかめまでは紙の弁当箱で一人一つ当たりました。ふたを開けた瞬間、みんなの目が輝きます。中身は、春らしく枝豆ごはん、桜とかぶの酢漬け、ふきや生麩も入った煮物盛り合わせ、卵豆腐、天ぷら盛り合わせと大粒のイチゴです。海老の天ぷらは、道明寺粉をつけてプチプチした衣になりました。玖宥が「天ぷらについてるの何?」と聞いたので「どうみょうじこ」と教えて揚げる前の粉を見せたら年長のみんなに皿をもって見せに行っていました。大人も満足な量でしたが、完食しおかわりする子もいました。さすがです。
おやつには、フルーツサンドでお誕生日会をしました。
3月生まれの子ども達は数日前から「今日お誕生日会?」と何度も聞いて待っていましたよ。
手羽元ってどこの肉?
ある日の給食。手羽元のマーマレード煮を食べる年長さんに堀内が「手羽元って鶏のどのへんか知ってるかい?」と聞いて鶏のマネ(腕を曲げて手を開く)をするとみんなわからない様子。子ども達が手先を指して「ここ?」と聞くと「ここは手羽先さー」手羽元はもう少し上です。腕の付け根を指して教えてあげました。
その日の帰り道。杏示が「お母さん、手羽元買って!」とおねだり。お母さんがそれに答えて手羽元を焼くと、鶏のマネをして腕を指し「ここ、なんていうか知ってるかい?」と覚えたことをお母さんに話して大満足だったそうです。
たたくものつながり
ある日の調理中。堀内がたたきごぼうを作っていると、年長さんが4,5人集まって来ました。「どうしてごぼうたたくの?」遠藤もいい質問!と思い、会話を聞いてみます。
堀内「たたくとよく味が染みておいしくなるんだよ」すると日向が「きゅうりもたたくよね」
遠藤「そう!きゅうりも味が染みるんだよ」今度は栄祐が「わらびもたたくよ」
これには給食部みんなびっくり。違う場所で食べたものなのに給食のごぼうと同じ目的でたたいているんだと考えられるなんてすごいなと感心しました。後日栄祐のお母さんに聞いたところ、おばあちゃんが塩わらびを調理するときにたたいているそうです。
年長に限らず、食材や調理に興味を持った時はチャンスです。ぜひ子ども達と話し、食材に触れてたくさん感性を育ててあげたいですね。
(小島、遠藤、堀内 記)