2019年度 Vol9
水って楽しい!泥って楽しい!
気温が上がって過ごしやすくなり、外に出ては水・砂・泥遊びを楽しんでいます。こころは水道のところで水に触れたり飛ばしてみたり、お椀に入れて流してみたりと服がびしょ濡れになるまで遊んでいます。去年までなかなか泥に触ることのできなかった晴之介も今年は触れるように!鍋の中に泥を入れたりと楽しんでいます。心実、栞菜は団子を作ってはテーブルに置いたり、大人に渡したりしています。時にはパンツだけになって遊んでいる子も。桶の中に入って「さぁさおっふろに入ろかな~♪」「あぁいい気持ち~」と
すっかりお風呂気分!?
まだ泥に触れることが苦手な子もいますが、水・砂・泥遊びは子どもの感覚神経を養い、夢中になって遊ぶことで自分を表現することにもつながっていきます。そして自由に外に出て水や泥で思いっきり遊べるこの園舎のよさを改めて感じています。
いいものみーつけた
さっきまで走っていたのにあれ…?急に座り込む子どもたち。そーっと近づいてみると一生懸命指先を使って真剣な表情。「つかまえたー!」「みてー!」と持ってきたのはアリやワラジムシ。動くものを捕まえるのは至難の技…?と思いますが、それがなかなか上手なんです。特に那帆は花や虫を見つけるのがとても上手!大人も気づかないようなところから見つけてくるんです。いい目してるね~。
隣の空き地にいたカナチョロを見つけた時にはまず観察し、触ってみたり(時には取り合いになることも…)あ!しっぽがきれた!などなど子どもたちは興味津々です。ご飯を食べているときも「今日、カナチョロいたよね」「しっぽなくなったよね~」「どこいったかな?」「あっちにいるんじゃない?」と話をしている姿もありました。
仲間と会話を通して経験を共有することで楽しさがもっと広がりますよね。自然と触れ合い“これはなんだろう?”と見たり、聞いたり、嗅いだり、触ったりすることが子どもの五感を刺激します。一緒にいろんなものを見つけていけるといいね。
なんでもやりたい!!
この時期は大人や大きい子の姿を見て憧れを持ち「やってみたい」という意欲がたくさん出てきます。あさり組もそんな姿が見られるようになってきました。
ご飯を食べる前に飲む水をいつもは大人がコップに入れているのですが、「やりたい!」とやって来た歩雅。どうなるかな?と見ていると少し入れたら止め、少し入れたら止め…あまりこぼすこともなく、とても上手。いつの間にか出来るようになっていたんですね。すごいな~。
午睡明け、今度は「雑巾やりたい」と湊都。あさり組専用の新しい雑巾を出して雑巾がけスタート!しぼるところも子どもにおまかせしているのでまだうまく絞れない子どもたちの雑巾はビシャビシャ。そんなことは気にせずいざ拭き始めると足を交互に動かして進んでいる子、両足でピョンっと跳びながら進む子、膝を使って進む子と様々です。大きい子になった気分なのかな?すごく張り切っているんです。普段やっている子たちの姿を見ているんですね。こういった子どもの観察の眼の鋭さには毎回驚かされ、上からも下からも刺激がある集団生活の大切さを実感しています。
あさり組になって言葉も増え、子どもたち同士の会話もたくさん聞こえるようになってきました。また子どもの発達にはやはり遊びが重要。みんなでいっぱい遊ぶぞー!
(湊 記)