2020年度vol19
くじら組 ~2020.夏 Part2~
<風の子保育園と交流>
8月25日に、風の子保育園の年長児と海遊び交流をしました。初めて会う子どもたち…お互いに緊張しているのか、一歩引いて見ている姿が見受けられました。
銭函海水浴場のほうへ移動して、さっそく海へ!初めは園ごとに遊んでいる子どもたち。そんな中、陽翔が物怖じせずどんどん風の子の子どもたちの中へ入っていくと、真理も一緒になって遊んでいました。
浜でリレーをしよう!とかもめvs風の子でリレー大会が始まりました。直線を走って折り返し地点で回って次の人にタッチしてつないでいきます。お互い「どんな子たちだろう?」となんだか緊張顔です。ヨーイドン!!追い越し、追い越され、のいい勝負で両チームとも応援に熱が入ります。結果は……かもめの勝ち!でしたが、風の子に一人走るのがすごく速い子がいました。Rちゃんという女の子です。走り出した瞬間からスピードが違う。一歩一歩が大きいし、砂を蹴る音も大きくて胸を張って走る姿からは自信に満ち溢れている感じがします。かもめで勝てる子がいるかな!?とかもめの年長全員でRちゃんに勝負を挑みました。結果は…Rちゃんの勝利。悔しい!けどすごいなぁ~。次に会ったときには勝つぞ~!
次は海でのボートリレーです。二人一組になって一人がボードの上に乗り、もう一人が押します。波打ち際スタートで、海の中にある折り返し地点を回って戻ってきます。毎日海で遊んでいるかもめの年長はさすがです。潮の流れでボードが横に流されてもうまく軌道を修正します。次の子へのボード渡しもスムーズで上に乗るのも早い。ボードのここに乗れば傾きが安定するというのも、押し方も力の入れ方も知っています。ボードリレーはかもめの圧勝でした。
リレーがきっかけになったのか、その後はみんな混ざり合って海で遊びました。さすが子どもたちですね。遊んでいるうちに打ち解けて、お互いの距離が縮まりました。大人数でボードに乗ったり、穴あきビート板を繋げてあちこちで泳いでいました。ボードを繋げてかもめの子が遠くまでジャンプすれば風の子の子も負けずにジャンプ。2人でつながって渡ったり、側転をして渡ったり、何回も何回も、飛んで、泳いで…と楽しみました。
「また明日も来てほしいな」「ご飯も一緒に食べたかったな」とかもめの子どもたち。コロナの影響でなかなか以前のような交流が出来ないのが残念ですが、短い時間の中でも刺激を受け合い、楽しめました。この刺激がこれからの年長の姿にどう影響していくのか楽しみです。
(志部谷 記)
<収穫祭~ホッキカレー作り~>
いよいよ海生活も終盤。春から育ててきたジャガイモ、人参、玉ねぎもそろそろいい感じかな?よし、収穫しよう!収穫して何にして食べる~?ホッキカレーやりたい!!!
9月8日に「収穫祭」でホッキカレーを作りました。前日7日には畑へ行って収穫をしてきました。特にジャガイモは豊作。大きいのから小さいのまで獲れて、「めっちゃでかいのあったー!」と大喜びです。玉ねぎは小さかったので探すのが大変…誰がたくさん見つけられるか「宝探し」が始まりました。今年は園庭に畑ができ、人参は園庭の畑に植えていました。細々人参、さっきのよりちょっと太い人参、足がいっぱいある「タコ人参」まで…!こんな形はスーパーでは見られないので、子どもたちも面白い様子でした。
ホッキカレー当日は3つのチームに分かれ作業開始。まずは野菜を洗ってから、チームごとに作業します。
ジャガイモ班(凜・真理・悠志・絢斗)~いっぱいあるジャガイモ、皮むきが一番大変…!マイピーラーでむいていきます。絢斗のむいたジャガイモがつるっと丸くて綺麗!!みんなから「絢斗皮むき上手だ~」と言われ得意気。誰が綺麗にむけたかな?
人参班(雄貴・しずく・雫・賀久)~畑で収穫した人参は細くて小さめだったので、一本ごろんと入れることにしました。「小さい子たちも食べるから」と小さく切る工夫もしていました。前日に獲れた「タコ人参」の足も切って入れましたよ。誰に当たったのかな~。玉ねぎ班(璃子・彩恵・壮真・陽翔)~皮をむいたはいいものの、目が痛い!「痛い!痛い!」「なんかいい方法ないかな?」「…あっ!水中!!」エプロン姿に水中メガネ、面白い光景ですがこれがあるから切れるんだよね。
野菜を切った後はみんなで炒め、火起こしをします。前日に石を重ねて釜戸を作りました。森しずく父に手伝ってもらい、火がついた後はうちわで仰ぎます。♪「燃えろ、燃えろ、燃えろ」と掛け声がかかります。火もいい感じ、後はこの火でぐつぐつ煮込みます。ルゥを入れたらいい匂い。そしてさらにホッキも入ると「うわ~~!!」と声が上がります。ホッキカレーが出来た~!!!自分たちで作ったカレーはすごく美味しい!!!みんなから「美味しい」と言ってもらえて更に嬉しい!そんなくじら組でした。
(市村 記)
年長児のホッキカレー作りがあった日の夕方。かめ組がボウルに水や石を入れて遊んでいました。「何しているの?」と聞くと「ホッキカレー作ってるの!!」と返ってきました。年長児がお昼に作っていたホッキカレーをマネて、百福が「ホッキカレー作ろう」と発案したそうです。石で釜戸作りから始まり、木や葉っぱを釜戸の中に入れてボウルをその上に置き、準備が出来ました。
ボウルの中には凛子と晴子がホッキ(石)を入れたり、木を箸のように持って混ぜたり。光影は木(ライターと言っていました)を持ち、「いま火付けてるから!」と釜戸に火をつけるマネをしていました。釜戸も2つ作り、何人か集まって貝汁も一緒に作ってのごっこ遊びです(前日海が遠浅で貝がたくさん獲れ、その日のおやつの時に食べました)。年長児や大人のやっていることをよく見ているんだな~と感心しました。
(阿部 記)