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かもめニュース

kamome news

2017年度〜2021年度

2020年度vol18

かめ組の夏

~じゃんけん列車♪~

 暑い日が続き、最高の夏を子どもたちは満喫しています。ある日、莉唯・澪恩・美優・優空・啓佳が、それぞれ浮き輪や3つ穴が開いたボードに乗り、海の中でじゃんけん列車をしていました。「ゴーゴーゴーゴー、じゃんけん列車~♪」とみんなで歌い楽しそう!何回戦か行い、たくさん勝っていた美優と莉唯がじゃんけん。「莉唯ちゃん頑張って!」と一緒に浮き輪に入っていた結菜が応援しています。「さいしょはグー、じゃんけんポン!」勝負の結果は…莉唯の勝ち!結菜は「莉唯ちゃんおめでとう!やったね!」と莉唯に抱き着いて2人とも嬉しそうでした。この後もメンバーが入れ替わりしながらも、じゃんけん列車は海から上がるまで続いていましたよ。去年は寒さで泣いていた美優でしたが、今年は初日からみちがえるように海を楽しんでいます。

~大ジャンプ!~

 初めての海生活の晃生。最初は海に入るのも躊躇し、友だちに手を引かれ誘われても泣いて拒否。徐々に友だちをマネて波打ち際でワニ泳ぎをし始め、海の中に入っていけるようになりました。そして休み明けの月曜日、ワニ泳ぎではなく手を広げて泳いでいる姿をみて驚かされました。(週末にかめ組の友だちと海で遊んだようですよ。)泳げるようになった晃生は、大人に投げられても「もう1回投げて!」とお願いしてきたり、「晃生も膝からジャンプしたい!」と変化に驚かされました。泳げるようになると海が楽しくなり、遊びの幅も広がっていきます。
 去年は、コンテナからジャンプ挑戦をしていた子どもたち。今年は様々なジャンプに挑戦して楽しんでいます。スタイルフォーム(4枚重ね)・膝・背中と、どんどんダイナミックになっていきます。年長がやっているのを見て「挑戦したい・面白そう!」という気持ちになったのだと感じます。百福は、なかなか飛び込みに参加せず友だちのを見ている事が多いのですが、背中からジャンプには自ら列に並んで順番を待っていました。なかなかに高さがあるので、恐怖心は増すと思います。(大人の身長によりますが…)それでも挑戦する子どもたちの意欲・勇気はすごいものだなと感心しました。百福の他にも晴子・凛子・陽希が挑戦していましたよ。

~今日も一周旅行、行きたい~

 彩葉・結菜は海に顔をつけることに恐怖心を抱き、なかなか「エイッ」とはいきません。それでも今年の夏は、なんとな「泳げるようになった」という自信をつけたくて、毎日声を掛け大人ばかりだとイヤになるので、通称「海の女」啓佳に先生になってもらい手を引いてみたり、ビート板を使ったり、エビで誘ったり…。そこには咲希も誘って一緒になって泳いだりしました。自分がここまで泳げたと一目でわかるように、「一周旅行(ゴムの仕切りの内側を泳ぐ)」と名付け、誘うのを続けました。一周するのに時間がかかっていたのですが、だんだんと早く長く泳げるようになってきた彩葉は、「早く一周できるようになってきた!」と嬉しそうに笑顔で言っていました。2人とも「投げて!」とまで言うようになってきていて、楽しそうです。

~みんなで掘って競争だぁ!~

 去年との違いは、「競争」ということに対して闘争心が芽生えたことです。かめ組、成長しました!その日は赤旗の日で海には入れず…。「かめさ~ん、スコップ持ってきて~」の大人の声にすぐさま反応したのは凛子。「ここに線を引くからこの中(間)を掘ってね。楽しいことするからね!」大人が決めたわけではなく、4つのグループに分かれ、それぞれスコップで砂を掘り始めます。スコップは全員分ありません(他のクラスの子が使っているため)。すると、千夏「スコップないから手で掘ろう」ないから出来ないでなく、ないからどうしようと考えて、他の子に声をかけた千夏の発信にとても嬉しく感じました。スコップは全身を使います。突っ立っているだけでは、なかなか深く掘れません。手本を見せながら一緒にやると「はぁ~はぁ~」と息切れをしています。
20分以上かかり完成。紅白の帽子を被り“山チーム”と”海チーム“に分かれます。かめ組はなんとなくの目検討で「そっち多いよ!」「誰か来て!」など一応チームの調整をするんですよ。(最終的には大人が少し手伝いますが、ほとんど子どもたちにお任せしています。)いよいよ「穴ぼこジャンプ競争」のスタートです。笛の合図で走り出し、4回ジャンプしスコップ(コーンの代わり)を回り、再び4回ジャンプして次の子へタッチになります。光影のスピードとジャンプはお見事で、ぐんぐん相手との差を縮める勢いです。ピョンピョン跳ねながら応援する美優。おっきな声を出して応援する詩乃。じっと見つめての晃生など、応援の形はそれぞれ違うものの、勝負にこだわるようになってきました。結果は海チームの勝ち。「やった~!」と飛び跳ねて喜んでいましたよ。すっかりこの競争が気に入ったようで、「もう一回する」と何度も続きました。

(石田・阿部)