2023年度vol31
~かもめ クリスマス~
<合唱隊>
4年ぶりとなる父母と保育士による合唱隊の歌声でクリスマス会の幕開けです。お父さん4名、お母さん12名、勝さん含め総勢24名の男女混合合唱隊の厚みある歓声が、ホール中に響き渡りました。きれいな歌声を食い入るように見つめていた子どもたちも元気いっぱい歌います。「あわてんぼうのサンタクロース」「クリスマスのおおさわぎ」「サンタクロース」「うさぎ野原のクリスマス」を力強く大きな声で歌い、お父さんお母さんを驚かせました。そして大きな輪になって「ジングルベル」を踊りましたよ。
<ジングルベル>
その後はお楽しみが待っています。子どもたちがわくわくする中始まった今年の絵本は「おおかみと七ひきのこやぎ」。グリム童話でドイツの昔話です。さらにお楽しみのお昼ご飯では、給食さんのアイディアと腕が光り、絵本の世界が見事に表現されていました。11月のちょうちん祭りで年長のお父さんお母さんたちが披露してくれたドイツ伝統舞踊の世界観、クリスマス会でも感じてくれたかな?そしてお楽しみは、お昼明けにも続きます・・・。
(後藤 記)
給食部
「お腹パンパン!」「オオカミ美味しかった!」びっくりするような会話ですが、クリスマス会の給食を食べた後の子どもたちの感想です。給食部としてはとてもうれしい感想なんですよ。
今年のクリスマスは「おおかみと7ひきのこやぎ」をテーマに給食を作りました。まず浮かんだのは、おおかみが子やぎたちを飲み込んで寝そべっている場面。寝ているのはおおかみの顔をした丸鶏です。ハーブやオレンジなどの下味に2日間漬け込み、中にはピラフを詰めてじっくり焼きました。おかげでお腹はパンパン。みんなが一通り見た後に堀内、小島、遠藤がハサミをもってやぎのお母さんのようにお腹をチョキチョキ。お肉をほぐしてピラフにのせ、きのこホワイトソースをかけました。おおかみの周りにはグリーンサラダ。紅芯大根の鮮やかな赤がお花のようです。おおかみが落ちた井戸は春雨サラダで作りました。
隣の部屋は子やぎたちが隠れた部屋です。ここにはおいしいものが隠れています。ドアの向こうには鍋に入った煮物。花切り大根(輪切りで干した大根)、わらび、昆布、さつま揚げの煮物です。これが隠れた1番人気と思うくらいおかわりしていました。さすがかもめの子どもたち。戸棚にはフライドポテト、床にはポテトとフライドれんこんが敷き詰められています。いつもと違い味が5種類ありました。(ハーブ塩、カレー塩、粉チーズ、ゆかり、青のり)気がついたかな?暖炉のレンガは厚揚げを香ばしく焼いて醤油と小葱をかけました。汁物は南瓜と豆のスープ。少し溶けた南瓜が甘みを出しています。
「おかわりはパンちょうだい!」「パン?」おやつのロールサンドをやぎのお母さんがしょっていたカゴに見立てて飾っていたので気が付いた子からリクエストが。おやつのお楽しみになりました。中身はあんこと生クリーム。みんなおやつはあっという間に食べてそれぞれのプレゼントにまっしぐらでしたよ。クリスマスも和洋折衷のごちそうで楽しむのがかもめの給食。みんなの満足そうな笑顔で疲れも吹っ飛びました。
(遠藤 記)
くじら組
クリスマス会前日の会話。実は昨年はソワソワしてあまりお昼寝が出来なかった子どもたち…
市村「お昼寝しない人にはサンタさん来ないかもしれないなぁ…」
大介「明日は早く寝るから大丈夫さ」
市村「(ほんとかなぁ…)あっ、でも起きていたらサンタさんに会えるかもしれないね。起きているか!(ちょっと悪だくみ笑)」
彩翔「だめだって、見たらサンタさん消えちゃうから‼」 「そうだ」「ちゃんと寝ないとね」と
ザワザワしている子どもたち。そうか~、サンタさんは見たら消えちゃうのか~…笑
そして当日、特別メニュー時の会話。
大介「今日テーブル片付ける?」(この日、大介はテーブル当番でした)
市村「おやつもここで食べるし、どうするかな~。いいかなあ。」
颯大「テーブルあったほうがいいしょ!」
美波「そうだね!サンタさん(ツリーの)上まで届かないかもしれないからね」
仁心「そっか、登れば(ブーツに)届くもんね」
大介「じゃあテーブルだけ拭いておけばサンタさん(登るの)楽だね」と、なんだか解決⁉
思わず笑ってしまう会話が繰り広げられていました。
昨年はソワソワして眠れなかった子どもたちですが、なんと今年は入眠するのが早く、そして起きるのも早い(寝ていられないと思ったのか…笑)。着替えも早い(いつもそれくらいだといいんだけど…笑)。
普段の数倍も準備の早い子どもたちでした。そしてサンタさんは……コマを持ってきてくれていた!!待ちに待ったコマをプレゼントしてくれました。
早速コマ回し!前の年長さんを見てきたからか紐の先を結んだり、「きつく巻くんだよ」と言ったりしているのです。それにはびっくり!だけど…そんなに簡単には回せないコマ。紐が上手く巻けなかったり、上から投げたり、反対の手で投げたり、と初めはそんな感じでした。やっていくうちに、その日のうちに数人回せるようになり、「回った!回った!」と大騒ぎ。週明け、「家でもやってきた」「ひまがあればコマしてる」という子が何人もいてほとんどの子が回せるようになりました。
さあ、年が明けるとコマ大会。長く回った人が優勝です。今度は長く回せるように、頑張って!!
(市村 記)
かめ組
「あと何回寝たらサンタさん来る?」と数日前からかめ組ではサンタさん話がちらほら聞こえてきます。「志部谷にもサンタさん来るかな~?」と聞くと、「大人は来ないよだって昼寝してないもん」「そうだよちゃんと寝ないと来ないんだよ」「志部谷、怒ったら来ないんだよ」「小人がちゃんと見てるんだよ」と盛り上がっていました(さりげなくチクリと言われてしまいまいした)。
当日の昼はぐっすり眠った子ども達。さぁ、サンタさん来てるかな~!?
ツリーの前に集まってみたけど年長のブーツにコマが入っていた事に見とれてプレゼントを探さず…ようやくハッと気が付き「かめのどこ??」と陽太朗。「これかな?開けてみる!」と赤い包みを開くと、やったー!!待ちに待ったペンケース!!「うわぁ~!!!」と歓声が上がりましたよ。みんな自分のペンケースをもらうと嬉しそうに見せ合っていました。煌禾もペンケースをもってあちこち見せに行っていましたよ。
ぐりとぐらややまんばとまゆ、そんごくうやだるまさん…ひとつひとつ細かく刺繡された自分だけのペンケースです。ボタンもかわいい!見ていると気持ちがほっこりする素敵なペンケースです。これで絵を描きたい!と早速絵を描く準備を始め、たくさん描きましたよ!ハサミで牛乳パックを切って遊びました。気持ちがたっぷり込められた素敵なプレゼントをサンタさんありがとうございました。一生大切にする宝物になったね!
(志部谷 記)
かに組
ずっと待っていたサンタさん。朝から梛人「今日、サンタさんが来るんだよな~」伊織「来るの?」理太朗「来るよ」旭音「そうだ~」子ども同士で会話が盛り上がっていました。クリスマス会の歌や踊りもいつもよりはりきっていました。夏井と踊った灯矢。「夏井ちゃんとやって」(合わないのは夏井のせい?)手が痛いくらいでした。いつもお昼寝が遅くなるかに組は、なかなか眠れません。でもくじらやかめが「ちゃんと寝ないとサンタさん来ないよな」という声が聞こえてきました。
急に目をつぶる菜緒と伊織、理太朗もぐっと力を入れて目をつぶっています。碧もにやにや笑いながらうっすら開けてましたが…みんな寝ました。
さてさてサンタさんは…どうだったかな?
(夏井 記)
あさり組
「見て~!」給食室まで見せに行く陽と重橙
お昼寝明けのホールに行って、あさり組のプレゼントを探す子どもたち。見つけて開けるとバーゲンセールのように押し合い…。「あったー!」と1人1人箱に入ったプチマジを嬉しそうに持っています。早速絵を描いていると立が「立描いたよ~!」と1枚描くごとに大事そうにプチマジをしまい、紙を持ってきては箱を開けて大事にプチマジを出して、描いて、しまっての繰り返し。
丁寧に出し入れする姿はまるで宝石箱を開けるようです。円暉は6色のプチマジを1列に並べ、「どれにしようかな~」しじみ組が近づいてこようものなら「これあさりさんだけだからね、使っちゃだめだからね。」と念押し。みんな1人1つもらえたのがすごく嬉しかったようです。おうちでもいっぱい絵描けるね。
~クリスマス 後日談~
家にもサンタさんが来た結望はツリーの下にあるプレゼントを見るなり「え!?髙川来たの!?」と言っていたそうです。クリスマス会の時にサンタさんが置き忘れていったコマを届けるのに衣装を着て登場した髙川。それを見て結望は髙川をサンタさんだと思ったんですね。お母さん曰く、髙川が家に来たんじゃないかとびっくりしたそうですよ。
(湊・佐生 記)
しじみ組
桜晴「サンタさん、ボール」一生「サンタさんボールくれたもんねー」しじみ組はまだサンタさんの存在はわからないのでは…!?と思っていましたが、ちゃんとわかっている子もいました。プレゼントにもらったのはボール5つ。早速ボールを狙って取り合いが勃発です。
年齢的に自己主張のぶつかり合いからケンカが増えてきているので、「一生はしろいボールがいい」「たかきのきいろいボールどこ?」「あやなのボールない~(泣)」とあちらこちらで大賑わい。そんな中桜晴が両脇にボールを抱えて持っていない諒に「ハイ」と渡していました。サンタさんもたくさん遊んでくれてきっと喜んでいるだろうな~。
(石田 記)
いくら組
クリスマス会で踊るジングルベルのダンス、真似っこがだんだん上手くなり膝をトントンしたり、手パチパチしたりして楽しんでいました。最初は手がとどかなくておでこをポンポンしていた柏は頭の上でパチパチできるようになりました。今年もごちそうがいっぱいのメインテーブルに、楓音に誘われておかわりに行った麦、指を差して大喜びでした。眉毛にまでご飯をつけて食べていた真白、ホワイトソースのかかったピラフ美味しかったものね。サンタさんがいくら組にくれたプレゼントは木製の手押し車。押しながら歩くとカラフルな木がカタカタと音を立てながら動きます。布に包まれていたプレゼントを最初に見つけたのは、いつも何かにアンテナを張り巡らせている楓音でした。さすがです。これ何かな~と布を開ける楓音の様子を、他の子たちもそばで見つめています。
出てきたものがどういうものかがわかると、コロコロと転がしてみたり、ワタシもボクも取り合いになりました。取り合いっこで最後まで手を放さない豊嘉と詩樹、プレゼントには我関せずなあかりでしたが、次の日コロコロ転がして楽しそうに遊んでいましたよ。
(鈴木・後藤・小牧 記)