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かもめニュース

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2023年度

2023年度vol30

ちょうちん祭り 凄かった!驚きの連続!!

 ホールに響き渡る子どもたちの歌声、一人一人が自分の歌を唄いきる力、本当に凄いですね。あの歌詞は、子どもの呟きを聴きそれを繋げたものです。大人が足したりはしていないのです、順番を変えたりしますが、全て子どもの呟きなんです。口を自由に動かせる事(よくしゃべり、良く噛む、舌が自由に使える、口の中が大きくなることが大事)、姿勢をしっかり保つ体、そして何よりも多くの観客の中で歌いきる度胸(自分は出来る!という自信)などが必要です。それをどの子もやり遂げたことに本当に感動しましたね。年長全員がそろったのが20日ぶり!?だったんです。リズムのプログラムも決定した後に、もっとこうしようと新しいものに。まりつきの最後のポーズはなんと当日!回転したり、座ってみたり、自分たちで決めました。新しい事にどんどん挑める子どもたち、本当に学ばせてもらいました。
 親からのプレゼントは、ドイツのシュー・プラットラーダンス!!初めはフォークダンスかなぁと思っていたら、次から次へと。きょとんととしていた子どもたちからも「もう一回!」「もっと!」という声があがるほど。ホールの高さをあれ程活かす踊りとは思いませんでした。子どもたちのためにより良いものを!という気持ちが伝わってきました。二度と見られないかと思うと残念です。いつかもう一度!
 「年長は楽しいんだぜ2023」の元歌の「とんがり帽子」は戦後NHKラジオ劇「鐘の鳴る丘」の主題歌で使われ、戦争孤児、浮浪児を集めて生活することや暴力団との繋がりを絶つ闘いなどの内容で3年半続来ました(髙川は生で聞いていた!)。当時この歌を知っている人は国民の90%だったという調査もあります。この歌の4番には「昨日にまさる今日よりも明日はきっとしあわせに」という歌詞があり「明日の幸せを願った」思いで作られました。ガザ地区、ウクライナ侵攻、目を伏せたい現状ですが、平和だからこそ子どもたちの幸せを作れるという気持ちを持ち続け守っていきたいですね。

研修会

 11月25,26日に子保連の全国集会に参加してきました。
 今回は貧困問題に精力的に取り組んでいる雨宮処凛さんの記念講演がありました。コロナ禍での貧困では、炊き出しや食品配布の現場に並ぶ人たちは50~60人ほどだったのに、2023年5月には750人の人が新宿の公園に並んでいたそうです。子どもや若者が貧困問題を相談してくることもあるが、学校ではなかなか生活保護のことまでは教えてくれない。「助けて」が言えないで悩んでいて、自己肯定感が持てないから、全部自分が悪いと抱え込む。この結果自ら生きることをやめてしまう。そんなことから人々を救いたいと世話人となり反貧困の運動を広げているそうです。自己肯定感を育てることがこんなところにも影響してくるのだと改めて考えさせられました。お薦め文献「学校では教えてくれない生活保護」雨宮処凛著  

(小島 記)