2023年度vol9
いよいよ始まった海かもめ
海に来てからも「ラッセーララッセーラ」とコンテナをかぶって踊り、「お祭りでかき氷食べたよね、きゅうりもね」「空のパパ歌ってた」「♪かもめまつりはうれしいな〜」とお祭り気分が続いているあさり組です。今年の海は水温が高く、毎日続けて遊べています。
去年、海に慣れるのにかなり時間がかかった円暉と海晴、浬人ですが、今年はあまり時間はかかりませんでした。張碓で泥んこ遊び、水遊びをたくさんしたからかな。海晴は「顔付けれるんだ~~」と顔をパシャリ、水につけたのです。去年は海に入ることさえも嫌がっていたからびっくり。それを見ると次々に「見て!!」「見て!!」と他の子も顔をつけ始め、友だちが出来ると自分も出来る!という意欲だな、と感じました。
オオカミだ~!(円暉)
円暉は、はじめは体も固まっていましたが友だちが楽しそうに遊んでいる様子を波打ち際に近づいてきてじっと見つめる。自ら海に入って来るのはまだ先かなと思っていましたが、ある日エビが取れると「円暉も食べるー!」とズンズンと入ってきました。胸くらいまでの深さでもエビパワーで怖くない!!張碓では泥んこになかなか触れず、でも友だちがパンツ一丁で遊ぶなら自分も…としぶしぶ服を脱いだり、友だちが「(泥んこの手で)オオカミだ〜」と追いかけて遊ぶのを苦笑いで逃げていたりしました。でも砂浜では、濡れた砂を手につけて「オオカミだぞ〜!」と佐生を追いかける!「キャー」と逃げると「いい手でしょ!」とニコニコ笑顔で泥んこの手を自慢。友だちの力ではなく、円暉自身が楽しんでいることが伝わってきました。
↑ヒトデを捕まえた悠世
初めての海生活の悠世と結望は、海が怖いと思うかなと心配でしたが、そんなのは必要なかったみたいです。躊躇なくエビの踊り食いをする悠世と、「キャー」と声を出して波打ち際を走る結望。もっともっと海が楽しくなるといいな~。
↑ワニ泳ぎ(旺祐)
海は波の高さ、海水の深さ、昆布がいっぱい浮いている日もあれば、とても浅い日もあり、毎日毎日変化しています。旺祐「波の音が聞こえるね」洸介「ふか~~い」陽「きもちいいね」莉果「カニ見つけたよ、カニくさかった!!」結望「貝殻なんであるの?」叶望「虫(ハマトビムシ)つかまえた」「かもめこっちに来た~お~い!」「鳥いる!潜ってる(鵜が魚を取るために潜ったり、顔を出したりしています)」五感を使って、海の変化だけではなく、生き物の発見をしている子どもたち。かもめを見つけた時にはかもめが遠ざかるまでず~~っと見ているときもあります。(もう帰る時間なんだけど…)大人もそんな子どもたちと一緒に発見できることがとても楽しいです。海生活もあっという間に2週間が過ぎました。最後は「海にまた行きたいね」と思えるように子どもたちと思い切り楽しんでいきたいです。
(佐生・湊 記)