1. HOME
  2. かもめニュース
  3. 2017年度〜2021年度
  4. 2021年度vol13

かもめニュース

kamome news

2017年度〜2021年度

2021年度vol13

~ホダ木切り・シイタケ菌打ち~

 ゴールデンウイーク明けに年長たちのシイタケの菌打ちとホダ木切りが始まりました。朝、「ノコギリ持ってきたよ!」と子どもたちは嬉しそうにしています。去年の年長と一緒に枝払いをし、自分たちでロープで引っ張って運んだ木が階段横に置いてあります。2チームに分かれて運んだ時は足元がヨロヨロしていたのに、今回は重たい木を子どもたちで持ち上げていました。そして勝さんお手製の台に乗せ「私はここで切る」と言わんばかりに切る場所取りをしていましたよ。
 そして、いよいよ子どもたちが待ちに待っていたノコギリの出番です。枝払いでは直径5~10cmくらいの木でしたが、今回は15cmほどの木の太さ!!枝払いの時とは太さが全然違います。切る所に勝さんが印をつけてくれたのですが、みんな早く切りたくて仕方がない!「勝さーん!こっちも早くつけてー!」とあっちからこっちから、声が聞こえてきました。ノコギリは引く時に力を入れ、歯は真っすぐに、足を踏ん張っていないと上手くは切れません。初めてノコギリで切った時は、線からズレてしまったり、切っていくうちに斜めになってしまったり、隣の子の切っているのが気になってキョロキョロしたり…ということもありましたが、回数を重ねていくうちに足を前後に開き腰を落として切ったり、陽希は「休みの日に父さんとノコギリやったのさ!」「引く時に力入れるんだよー」と友だちに教えている姿もありました。木が切れる最後まで、食いしばっている子どもたちの表情。切れた時の切れた!という達成感の表情は「もっと太い木も切りたい!」「まだやりたい!」という意欲が溢れているようでした。
 数日後、次は切ったホダ木にシイタケの菌を打ち付ける作業です。樋詰、勝さんがドリルで開けた穴にシイタケの菌を差し込み、カナヅチで叩き入れていきます。2~3人のペアになってホダ木の菌打ちをしました。転がってしまう木を押さえながら、狙ったところに当てる(手と目の合一)が大切になっていきます。しっかり狙ったところを打たないと、菌が潰れて上手く差し込まらなくなってしまうからです。これに苦戦していた子が数名いましたが、上手く差し込まさると「入った!」と喜んだり、「あ、まだ菌入ってないとこあった!」と見つけては菌を打ち、子どもたちは楽しんでいました。打ち付け終わった木は、2人組になり車まで運びます。階段を降りなくてはならないので、2人の息を合わせないとなりません。みんなも重たい木を運び、最後に結菜と莉唯で運んでいた木が大きく重たい様子。結菜「ちょっと重たい、誰か手伝って」莉唯「いや、大丈夫」(見ている大人も、少しヒヤヒヤ)そこへ百福「オレ、手伝うか?!」と近づくと、結菜「やっぱり大丈夫そう、運べそう」手伝いにいった百福は「大丈夫か」と手を離し、階段を駆け上がっていきました。他にも「大丈夫かい?!」と思わず言ってしまいそうになる子もいましたが、無事に運び出しました。
 車で運んできたホダ木は、旧園舎の歴代のホダ木が並んでいる横に並べました。歴代の年長たちのホダ木からは、たくさんのシイタケが!そのシイタケは後日採り、バター焼きにして頂きました。今年の年長が打った菌からシイタケが出てくるのは、1年後のお楽しみです。子どもたちも「大きくなってね~」「美味しくなってね~」と楽しみにしていますよ。

(阿部 記)

銭函天狗山登山 ~くじら組編~

 前日からの降り続いた雨とこの日の朝は、あいにくの空模様。でも子どもたちの顔を見ると心配しているのは、大人だけのようで一安心。かもめの子どもたちが登るのは6年ぶりです。
 「あ~なんか賑やかだなーと思ったら、やっぱりかもめの子だったかー」松泉学院に勤めているOBの方にばったり会い「がんばってね~!!」と元気をもらい、いざ出発。
後藤に「熊の話」を聞いてからくじら組は、山へ入ると「ホッホッホッ」「パチパチパチ(手を叩く音)」「くまさ~んおじゃましま~す!!」「くまさーん出てこないでくださいねー」と熊への挨拶?をするようになり、「ホッホッホッホッ、ユーレユーレユーレユーレ♪」とホッの後は必ずと言っていい程この歌につながり、踊り付きで更ににぎやかに。この声にきっと熊はそっと進路を変えてくれている事でしょう。
山道は去年かめ組の時に登った塩谷丸山を彷彿させるものでしたが、くじら組曰く「塩谷丸山の道より全然大丈夫だよねー。全部ドロドロになったもんね~(大笑い)」
この言葉を聞くと、ひとつの山を登るとまた、ひとつ成長しているんだなーと感じました。
それと、道だけに目を取られるのではなく、鳥のさえずり、ホオノキやエンレイソウ、山ブドウの芽、ニリンソウ、ゾウムシ、サッポロマイマイ等・・・・。自然のあちこちに目を向けられるようになり「この木の枝すごいね。地面まで伸びてトンネルみたい」「こっちは倒れて根っこだーすごいなー」と友だち同士新しい発見に会話が弾むようになりましたよ。(凛子と啓佳は山で見た木の絵を描きました) 
 山頂に近づくにつれ、急斜面と岩のような石段が続き、更に先の左側は崖になっていてみんなゆっくりゆっくり歩き「うわーなんも見えない」「車や家も見えないね」と言いながら、最後のひと踏ん張りで頂上へ。突き出た石の上に登り、「やったー!頂上に着いた」「えらいこっちゃ、えらいっちゃ」と喜びの舞を踊っていましたよ。 
お弁当を食べながら「かめさんは、どこにいるのかな?」「ロープのところまで来てるかな?」かめ組の行方を気にしている様子でした。ゆっくりとしていたいところですが、あっと言う間に下山の時間。山荘のところでお弁当を食べていたかめ組に出会い、一緒にいた樋詰「頂上から何か見えたかい?」「なんも見えなかったー」と笑顔で返していました。ホント、それだけが心残り。でも、どの子も疲れを感じさせず最後までニコニコ元気に走って帰りました。

♪山登りの最中にできた替え歌♪
 「♪銭函天狗山はネチョネチョだ~ 天気が悪くて霧だらけ~
  緑がいっぱい草むらだ    ブドウのツルの木わっさわっさ
  下見ても何にも見えない   岩登り頂上だ
  ツルツルすべって あーたのしいな~♪」
世界の子どもよの替え歌バージョン

《 山登り後日談 》

 「晴子ね、玉ねぎの形をしたブラシで自分で靴を洗ったんだよ」とピカピカになった靴を見せてくれて「えーすごいねー」と感心しました。次の日、浅野母にその話をしたところ「えー、てっきり石田が自分で洗ってねって言ったと思ってた!!晴子、年長になったから自分で洗うって言ってたの」「えー石田はそんなこと言ってないよー」(そこにいた人たち大笑いになる)
 数日後、「みんなドロドロの靴どうしたの?」「自分で洗ったよ。いらないブラシ借りてね!」と陽希、百福、莉唯。凛子は「晴子洗ったって聞いたから自分で洗ったよ」これにも驚き!!
「自分の事は自分でする」この事が当たり前のこととして出来る年長さんになって欲しいですね。

(石田 記)

~たくさん植えたよ!~

天気のいい日、畑にラディッシュ・スナップエンドウ・トマト・キュウリ・ナス・ヤーコン・カボチャ・玉ねぎ・ニンジンと様々な野菜を植えました。そして余市市議会の方から沢山の苗を頂き、その中にはブドウ(シャインマスカット)が。どのように成長していくのか子どもも大人も楽しみにしています。大きくな~れ~!

~タンポポの首飾り~

 ワォーの森の朝、高川が子どもたちにタンポポの首飾りの作り方を教えてくれました。晴子「作れるよー!」優空「お母さんに教えてもらったから作れるー!」作り方がわからない子に教えている姿がありました。出来た物は首飾りにしたり、花輪にしたり!

~ウド収穫~

阿部の祖母宅でウド採り。ハサミを使ってたくさん収穫!帰りは両手に抱え「お猿のかごやでホイサッサ~♪」と歌いながら帰りました。
そして白いタンポポも!北海道では珍しく、四国・九州地方に多く見られるそうですよ。