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かもめニュース

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2017年度〜2021年度

2021年度vol20

大満足の山口牧場合宿

~牛の乳搾りと直飲み体験‼~

 くじら組2回目の合宿は、赤井川にある山口牧場へ行ってきました。今回の行き先は、光影のおじいちゃんおばあちゃんの牧場。もちろんくじら組の子は誰も知らず、着くまでのお楽しみ。バスの中で「みっつのじじとばばのうちも山の中にあるんだ~」おっと、これは光影にバレてしまったかな!?と思いながらもなんとか切り抜け、バスの中は合宿の喜びに盛り上がっていました。山道を進み、いよいよ到着。「あっ、じじとばばのうちだ!」少々驚く光影とくじら組をにこやかに出迎えてくれたのは、河原母のお兄さん、今回の主役!?(牛よりインパクトがあり、子どもたちの人気者)通称たくちゃん。
 朝の搾乳の時間にみんなで乳搾り体験が出来るということで、早速たくちゃんの牛についてのクイズと乳搾りレクチャーが始まりました。
Q1.牛の乳はいくつあるか?
Q2.牛の胃袋はいくつあるか?
Q3.牛の前歯は上と下どちらにあるか?
みなさんはおわかりになりますか?答えはくじら組に聞いてみて下さいね。
 次に牛乳をしぼる時は、親指と人差し指でギュッとしめてから中指、薬指の順に指を閉じていくのを教えてもらいました。「早く牛見たーーい!」待ちきれなくなったんですね。牛舎に入るといるいるいる!!子どもたちの何倍もの大きさの牛たちが。怖がる子がいるかと思ったのですが、さすがくじら組。こんなに間近で見る事なんてきっと誰もが初体験ですが、皆少~し緊張しながらも興味津々の表情です。
牛をひとなでして(牛へのご挨拶)1人ずつ乳搾り。力の入れ具合が難しく、ピューっと出ない時は、たくちゃんが優しくやり方を教えてくれます。ちょっとおっかなビックリの彩葉は、手を引かれ牛の横へ。初めてのことに躊躇する事があるけれど、今回は違いました。1人で乳をにぎって、ピューっと牛乳を搾ることが出来ました。(良かったね!)「なんかさ、牛のおっぱい硬いんだけど、搾るだんだん柔らかくてピューと出たね」友だちの乳搾りを見ながら、こんな会話をしていましたよ。全員終わったところで「牛乳飲みたい人!」と聞かれ、手を「ハーイ」とあげた子に、たくちゃんが搾った牛乳をそのまま口をアーンと開けて口の中へピューっと入れてくれました。これぞ直飲み体験!!美優「牛のおっぱい温かくて甘かった」とTシャツまで飛んだ牛乳でベチャベチャになたけれど、満面の笑みでした。
 乳搾りの後、山口牧場の搾りたて牛乳を飲ませてもらいました。「甘―い!」「美味しくて甘い」「もう1回おかわりする」光影「みんながおやつに飲んでる牛乳なんだよ」と得意顔。みんなが言うように、本当に味が違いました。なんといっても甘くて味わったことのない美味しい牛乳。忘れられない味になりました。
(石田 記)

~バター作り体験~

 牛舎見学をしている間、光影のお母さんとおばあちゃんが何か準備中。戻って来ると「これ何~?」「何するの?」と興味津々な子どもたち。それぞれ自分のペットボトルを持ち、光影のお母さんの話を聞きます。光影母「これは、ペットボトルに牛乳を入れて、冷たい水で冷やしてるの。これはね、バターになるんだよ!バター知ってる?」「食べた事ある!」まさかこんな風にしてバターが出来る事は、子どもたちも知りませんでしたよ。
そして作り方を教わります。光影母「まずはペットボトルを握ってジャブジャブたくさんします。その後に1・2・1・2(横向きにし左右に振る)って腕を動かすんだよ~。じゃあやってみよう!」一斉にジャブジャブ、子どもたちは声を出さず一生懸命に振り続けています。15分ほど振った後、光影おばあちゃん「次は左右に振ってみるか!じゃっぽーん、じゃっぽーんってやるよ。」子どもたちは、おばあちゃんがやっているのを見て真似をし、さらに15分ほど振り続けます。とにかくバターが出来るまで、振り続けなければならないのです!
「これどう?」と詩乃と陽希が見てもらうと、黄色い小さい固まりが出てきています。知っている方もいるかもしれませんが、小さい粒上の物が固まり合って出来るのが“バター”なんです。詩乃「バター出来てきた!」と、とても嬉しそう~!陽希も「ちょっと出来てきたわ!」と喜んでいました。次々と出来上がりに近づいてきている中「手伝って~」と、光影のお母さんとおばあちゃん、たくちゃんに助けを求めている子も(笑)
 そしてずっと振り続け、1時間後に完成!どのくらいバターは出来てるかな~?1本ずつ開け、固形と水分に分けていきます。少しの量でも美味しそうな匂いが漂い、「わぁ~いい匂い!」「バターの匂いする!」と盛り上がっていましたよ。最後に塩を入れて出来上がり。振り具合によって出来上がる量は変わるのですが、全員のを合わせると想像していたより出来上がりお皿いっぱいに。出来立てほやほやのバターは、クラッカーに付けて食べ、「甘い~!」「美味しい。おかわりちょーだい!」美味しすぎておかわりする子が続出でした。出来たバターは食べきれなかったので、残りは朝食のパンにつけて頂きました。貴重な体験が出来て子どもたちも大人も大満足でした!

~川遊び~

 牧場近くに川遊びが出来るところがあり、お昼ご飯後に出掛けました。光影はおばあちゃんのお家に来たら遊びに行く場所だったらしく、光影を先頭についていきました。道を歩いていくと、橋もかかってあり楽しそうな川。だけど水温が低く冷たすぎる!冷たいにも関わらず子どもたちは「あっつい!あっつい!(寒さを紛らわしてたのかな⁈)」とピョンピョン飛んだり、海のように泳いでいる子もいましたよ。そして莉唯、優空、凛子は石の上から飛び込みジャンプ~!何回も飛び込んでいました。しかし、風も吹いてきて体が冷えてきたのですぐに上がり、光影母が準備をしてくれていた温かいお風呂に入りました。たくちゃんにお湯を掛けられながらも、子どもたちは楽しそうにお風呂に入っていましたよ。
(阿部 記)

~お腹は満腹・満足!夕食は焼き肉~

 朝からびっしり牛140頭を見て触れてエサやりと山口牧場を満喫した最後は、なんと焼き肉専用の焼き肉部屋での夕食!(なんでもできる山口牧場に感謝です。)ドアを開けると炭火のテーブルの台が5つ、奥にはボルダリングまである。子どもの喜ぶものが詰まった部屋でした。「やーき肉、やーき肉!」予想通りボルテージは最高潮~(もちろん大人たちも♡)3つのテーブルに分かれて、いざ肉の食材の置かれているテーブルへ。鶏の部位5種、豚肉、牛肉と野菜ソーセージ。牛肉はなんと、山口牧場の牛ということで、みんなで美味しく命を頂くことに。
セルフスタイルで、各テーブルで自分たちの焼きたい物を皿に取ってトングで焼きました。陽希「もも(百福)、肉取ってきて」その言葉に動く百福(あらら…陽希)。味付けも自分たちで、百福と陽希が楽しそうに塩コショウを振り「のこくらいかな~もっとだ!」(オー、それはかけすぎじゃない!?)「うーん、牛肉美味しい」本当に美味しかった~。向かい側では、花と優空がトングの取り合いをしながらも、黙々と食べ続けています。花「お米が美味しい!火が暖かくて優しいね~」汗だくになりながらも箸が止まる事なく、たらふく美味しい命を頂きました。 
 食後はボルタリングへ。疲れ知らずの子どもたちを横目に3人の大人はギリギリまで焼き肉を堪能しました。ごちそうさまでした!!

~山口牧場 番外編~

 河原母と合宿の下見に行った日の事です。
 牛を見ただけで大興奮だったのですが、それ以上にすごい体験をしました。川遊びの下見へ行くのにたくちゃんがジムニーに乗って登場。「ん!?歩き出ないのかな!?」と思っていたところに「石田、前に来る?」「イヤイヤ、後ろでいいですよ」と答え、後部座席へ乗り込みました。
 エンジン音と共に出発。道はあるけれど、草が生い茂ったガタガタ道を進みます。凄い道~と間もなく川へ到着。川をしばらく見た後車へ乗り込みました。すると車は川の中へ「えーーーー!!」気分はアドベンチャーアトラクションに乗っているかのようです。ゴロゴロと川の下の石の音が聞こえ、川の水入らないの?ひっくり返らないの?と焦っているのは私だけ。たくちゃんと河原母はいたって平気。向こう岸に乗り上げたと思ったら、石だらけの山をターンして再び川へ。こうなったら命をまかせるしかないなと焦る気持ちをなんとか落ち着かせました。無事に川を渡り切り一安心。他では味わえないスリリングな体験が出来ました。
 今回の合宿は、河原さんのおかげでとても貴重な体験をすることが出来ました。子どもたちの心に残る経験をありがとうございました。
(石田 記)

そして、たくちゃんからもコメントを頂きましたので、掲載しますね。

 みんなの目が力強く、どんな時も一生懸命で全力で色々な事を吸収している姿に感動しました。牛舎に入る前に、乳搾りの練習をしている時、みんなが真剣に見て覚える、人の話をしっかり聞いて覚える、という単純な事をしかり出来ていてとても感心しました。大人でも出来る人がなかなかいないので、くじら組みんなが素敵な目で耳で身体全部で聞いている事がとても素晴らしかったです。私自身も大変良い体験が出来ました。ありがとうございました。
(あったべや牧場 山口拓也 記)

~朝食はお手製サンドイッチ~

 朝は活性化支援センターの前で、競争をしたり鳥の声を聞いたり散歩をしてきました。その後、朝食の準備。ハム・トマト・スクランブルエッグ・レタス・チーズ・キュウリ、そして前日の残りのバターと盛りだくさんの具材でした。子どもたちは思い思いの具材を取り、サンドイッチにしていきます。やはり人気はバター!あっという間に無くなりました。

~エサやり、エサの掃除もしたよ!~

 140頭もいる牛。牛たちも誰が来た…?という雰囲気で、子どもたちに近づいてきます。子どもたちも恐る恐る牛に牧草をあげてみます。怖くてエサを離してしまう子や「大丈夫だ!」とエサをあげながら牛を撫でていたり、啓佳「17回も触っちゃった!」優空「牛、可愛いね!」咲希「あれ何だろう?」と牛舎にずっといました。そんな中、散らばった牧草を雪かきスコップで掃除を始める子どもたち。誰が言ったのか、急に掃除が始まりました。1人でずっとスコップを使っている子はいなく、友だちと順番に貸し借りし合いながらやっていましたよ。とっても綺麗になりました~!