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かもめニュース

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2017年度〜2021年度

2021年度vol21

いくら初めての海生活

海生活が始まって約3週間が経ちました。

初めての場所で戸惑って泣いたり、生活リズムが崩れてしまう子がいるのでは?という大人の心配をよそに、いくら組6人とも海かもめに馴染んでいます。
元気に海へ向かう大きい組の子達を見送ってからは、プールやタライで水遊びしたりスロープや庭に降りてハイハイで動き回るというのがいくらの海生活になりますが、午前寝をしない莉果は、しじみ組と一緒にもう何度も海遊びをしています。波打ち際で波がかかっても怖がることなく大人と手をつないで腰ほどまで入って歩いています。立派なのは、海までの行き来をしっかり歩いていること。お気に入りのサンダルを履いて!!
陽と海晴も先日初めて海へ行ってみました。好奇心旺盛で行動的な二人の事です!予想通りハイハイで海へどんどん向かって行きましたが『ザザザー』と波が来ると、海晴はあわてて引き返してきましたよ。いよいよ歩行が始まった二人。たくさん砂浜を歩いて海遊びを楽しもうね!

海かもめのいくら部屋にある滑り台を登れるようになったのは、柊叶と立です。ところが、てっぺんまで登ってから「どうしよう…」となっています。まだ身体の向きを変えて滑り降りるということは難しいようです。二人同時に階段を登ろうと鉢合わせ、互いに「ワー!ブー!!」「ダー!ギー!!」とばかりに声を出して競り合っていましたよ。

6月から入園した洸介(5ヵ月)は、表情豊かで、笑顔が多く声もよく出ます。うつ伏せで一人で遊んでいると、手足をバタバタと動かして泳いでいるようです。そんなご機嫌の洸介の身体を乗り越えていこうと上に乗っかっていくのが、立!ちょっと前まで自分がやられていたことを(海晴に)、今度は洸介にしています。こうしてループしていくのです…。洸ちゃんガンバレ!!

7月からもう一人、仲間が増えました。越前谷浬人(7ヵ月)で、しじみ組の梛人(なぎ)の弟です。名前は浬人『りひと』と読みます。ドイツ語で“光”という意味だそうです。お母さんから離れてひと泣きした後は元気にズリズリと這って海かもめの中を動き回っています。笑顔も出てきていますよ。これから他の6人とどんな関わりを見せてくれるか楽しみにしています。

一人ひとりが思い思いに動いているようないくら組ですが、1歳を迎えた子も3人いて、だんだん友達同士の関わりが見られてきています。
おもちゃの取り合いは日常茶飯事で、莉果は自分の大事なサンダルを陽から奪い取っていき、陽が唖然とする…。とか、海晴が立の持っているものを取って、立が「アギャーーー!!」と大声を出す…。とか、柊叶は自分の持っているものを引っ張られようものなら泣き声をはりあげて引っ張り返します。1~2歳児の物の取り合いの姿とはまた違いますが、自分以外の“相手”を意識する大切な場面です。
『友達と一緒で楽しい』という場面もあります。ある日、デッキの上ではタライに水をはって、その中に海晴・陽・莉果の3人も入って押し合っています。もう一つタライを出してあげるとそっちへ移ったり、また戻ったりしながらキャキャと笑いながら全身微ビチョ濡れでしばらく3人で同じ場所で遊んでいました。

洸介・立・柊叶の“チームハイハイ”は3人顔を合わせてサークルになると、真ん中のおもちゃに互いに手を出し合ったり、持ち上げて他の2人がそれを見上げて欲しそうにしているなど、なんともほんわかした関わり合いもあります。
海かもめの開放感を味わいながら、ますます動きが活発になってきたいくら組です。新メンバー浬人を迎えて7名になり、にぎやかに、まだまだ海生活をエンジョイしまーーす!!!!!

いくらしじみ懇談会

先週7月3日(土)今年度のいくら組としては初めての懇談会を、しじみ組と合同で行いました。予定では5月上旬に行うことになっていて『リズム遊びが脳を育くむ』という本をクラス内で回し読みをしていました。緊急事態宣言で中止になった後は読み終えた感想や意見をアンケートとして出し合ってもらっていたのを、今回全員で共有してその内容について質問疑問に答えていく形で話し合い、“リズム”についての理解を深め合いました。コロナ禍で入園をした家庭の多い、いくら・しじみでは「リズムって何?」「何のためにやってるの?」という意見もあったのですが、今回の懇談で「リズムが大切なことだとわかった」「いろんな意見を聞けてよかった」「かもめの保育の良さにきづいた」などの声が聞けました。また、0・1・2歳児で大切な事として、“愛情のこもったマッサージ”という事も話し合われました。マッサージを行うことで、刺激を受けた脳は、運動分野や言語分野など色々な部分を活性化させて、自由に身体を動かし、表現できる力のもとになる!という話を聞いて「帰ってからマッサージをしてみました!」というお母さんもいました。後半では、参加のお母さんたちにいくつかの基本のリズムを実際に体験してもらいました。「こんなに子ども達は身体を使っているんですね」「次の日、筋肉痛でした」などの話もでていましたよ。これから回を重ねる中で、またさらに、リズムへの理解を深めることもしていきましょう!また、子どものことを通じてお互いに意見を出し合い学び合うことを大切にして、これからの6年間の懇談会の場を大切にしていきましょう!という事を確かめ合って、第一回懇談会が終了しました。参加されたみなさん、本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。