2017年度 Vol19
給食部より 食欲の秋!号
食欲の秋真っ盛り。かもめの子どもたちはますます意欲的に食べています。今回は給食部の視点から子どもたちの食べっぷりをお伝えします。
<いくら組>
琉惺(7ヶ月)10月から離乳食を始めました。
今は野菜のペーストが入ったスープをごっくんと喜んで飲み込みます。
呼びかけに反応してずり這いで近づいてくることも出来るようになりました。
ハイハイで上半身の筋肉が発達すると、飲み込む力もついてくるので楽しみです。
緋文(1歳0ヶ月)夕悟(1歳1ヶ月)
結愛(1歳2ヶ月)歩雅(1歳2ヶ月)
ハイハイと伝い歩きで行きたい場所へまっしぐらの緋文。食欲も旺盛です。スティック状の煮物を掴んでがぶりと噛みます。喃語で次のものが欲しいと大声で訴えます。
夕悟は海かもめのスロープをたくさんハイハイしていたからか、秋になって食べる量が増えました。外で焼き芋をした時には玉ねぎと人参も手を伸ばしてちょうだいアピールして食べていました。
結愛は食べる量では男の子に押され気味ですが、意欲が出てきて手付きのスープカップだったのがしじみと同じ汁椀が持てるようになりました。
歩雅は入園間もないので担任を追って部屋を歩き回ることもありますが、手羽元の煮物も手で持ってがぶり。食欲は負けていません。
4人で食べているといい刺激が受けられているようです。今後の関係が楽しみです。
湊都(1歳5ヶ月)
まだフォークは上手に使えませんが、しじみと一緒に散歩して幼児食をいつもきれいに食べています。
最近特にお話が増えて二語文も出るようになったので大人たちもびっくりしています。
<しじみ組>
いくらにも増して食欲旺盛なしじみ組。給食が運ばれると我先にとアピールしてきます。「て、あらった」「ちょうだい!」と大人に詰め寄ります。
偏食が出る時期でもありますが、給食部でも調理法を変えたり、褒め作戦で見守ったりあの手この手で意欲を引き出すようにしています。
先日サンマの香味焼きが出た際、晴子が中骨を上手に残していたので「すごいね」と声をかけたら、他の子も骨を意識していました。逆に骨が苦手な子には割って骨を見せてあげると食べ始めていました。
人数が多いクラスですが、細やかに見てあげたいなと思います。
<あさり組>
以前より食事の準備が早くなったあさり組。最近は会話も弾みます。食材の話も少しずつできるようになってきました。お散歩から帰ってきてヤマブドウをみんなに分けてくれる優しさもあります。
先日、雫に「あのお菓子、また作って!」と耳打ちされて約束通りスコーンをおやつに出したら、
「今度はサンドイッチ作って」とリクエストが。「何が挟まっているの?」と遠藤が聞き返すとすかさず「ごぼう。」どうやらごぼうサラダのようです。ごぼうが好きとはさすがかもめの子。雫が思いを伝えてくれるようになって成長したなと嬉しくなりました。リクエストを叶えるから待っててね。
<かに組>
秋の散歩ではヤマブドウを食べて紫色になった舌を見せて帰ってくるかに組。焼き芋をすることになっていた日には山小屋方面まで行って枝を集めてきてくれました。途中でOBの武藤健心の家から葉付きの人参をいただいて、大喜びで帰ってきました。洗う間もなくかじりたい子もいたのでまず給食の時に一口生で食べ、葉は天ぷらにして出したところ一瞬で売り切れ。「焼き芋の時に人参も焼きたい!」と次々に声が上がったのでホイルで包んで炭火で焼きました。これがまた甘くなって大人気。普段は人参がちょっと苦手なしじみ組の千夏が喜んで食べたことを市村が感激して教えてくれました。うれしいね、かにさん!
<かめ組>
話し合いで焼き芋と収穫した玉ねぎを焼くことを決めたかめ組。
詳しいことは後日かもめニュースが出ますが、とにかく1日中ワクワクしている気持ちが伝わってきました。
午睡後すぐに外で炭火をおこす合田の元へ飛び出した子供達を見て、食の力はすごいなと改めて感じました。
<くじら組>
今月のくじら組は、2度もみんなにおいしいおやつを作ってくれました。
詳しくは後日かもめニュースが出ますのでお楽しみに。
いわしの南蛮漬けが出た日、ピーマンになかなか手が出ないしじみ組に
「年長さんの畑でとれたピーマン、食べてね!」とくじら組が全員で声をかけると効果抜群。
みんな食べてくれました。作った人が言うんだから食べなきゃって思ったんだろうね。あれこれ大活躍の年長組でした。
講演会に行って来ました
10月20日に高川、堀内が十勝管内保育所協議会主催の給食担当者研修会で「主体的な意欲を育てる食と保育の連携」というテーマで講演をしてきました。かもめ保育園の給食や保育の実践例や写真を交えた内容での講演とその後のグループワークでも熱心な討議が行われたということでした。たっぷりと時間をかけた研修会は、参加者もとっても有意義だったようです。
(遠藤 記)