1. HOME
  2. かもめニュース
  3. 2012年度〜2016年度
  4. 2013年度 Vol4

かもめニュース

kamome news

2012年度〜2016年度

2013年度 Vol4

年長の雑巾縫いがスタート(くじら)

 咲良が、年長に進級してから何度も「雑巾縫いしたい」と訴え続けていました。年長と言えば雑巾縫い!と憧れていたんですね、お待たせしました。
「年長さん、机をかにの部屋に持って行って~」と言うと「何すんの?」「何?」「どうして?」と言いながら運ぶ子どもたち。いよいよ雑巾縫いが始まりました。まず、針の危険性を話し、タオルを渡して耳が内側になるよう4つにたたみます。自分の好きな色の糸を選び二尋(一ひろが両手を広げた長さ)に切ってから、針の穴に入れていきます。すーっと入る子もいれば、針が曲がるほど力が入りなかなか入らない子もいます。糸通しには、指先の器用さ、目と手の合致、集中力、そして足腰、腹筋背筋が必要になります。早い遅いは関係なく、最後まであきらめないで取り組むということを大事にしています。針に糸が通ったら今度は、玉止め、縫う、糸が短くなってきたらまた玉止めと、覚えることが次々にあります。大人の話をしっかり聞いて覚えて言ってほしいです。

 翌日も朝から雑巾縫いです。昨日何度もかがり縫いになってしまった子どもたちが、今日は打って変わって綺麗に縫っていく子が多く驚きました。一日寝て頭が整理されるという感じが見られました。時間がかかってもしっかり身についていって欲しいです。 雑巾縫いを覚えた子は、家に帰って縫う子が沢山いてびっくり。千帆は「給食室を拭くように」と小島へ雑巾のプレゼントにしていました。

(樋詰)

三度目の正直(かめ・くじら)

 年長とかめ組みがカタクリの花を見に行く予定が天候の関係で延びに延び、三度目にやっと実現しました。
「明日カタクリの花見に行くよ~」と伝えても何だかピンとこない様子のかめ組。でもお弁当を持って行けることは大喜びです。 当日銭函駅から電車で出発、混んでいる車内で緊張した顔で補助棒にガッチリつかまる睦・桂史、大晴と目が合ってもニコリともしません。

 小樽駅に着くと彩夢が待っていました。子どもたちも何だかほっとした様子です。そこからバスで赤岩へ。喜一「どこで降りるの?」夏井「赤岩だよ」(赤岩一丁目というバス停でおります)喜一「赤岩って言ってるよ、いいの?」アナウンスの度に夏井を心配してくれる喜一でした。

 到着して下の方に降りて行くと、「あったよ」「咲いてるわ」と次々カタクリを発見。枯葉のなかに咲く紫色がとても優しい刺激でした。 今度は赤岩を登っていきます。かめ組が先頭を歩いていると、後ろを歩く年長の我慢が伝わってきます。

喜一「ああ早く行って欲しい」
航青「そうだもっと早く歩いて」と言われながら睦・春翔・彩夢が歩いていると、
絆里「ぬかしちゃダメだからね」
拓万「そうだ」
とはやる年長を抑えてくれました。到着する頃「ねぇもうぬかしてもいいよね」と次々走っていきました。年長さん、ありがとね。 下りは転んだり滑ったりで泥んこでしたが、海を見ながら美味しいお弁当を食べました。気持ちもすっきりしたのかおしゃべりの声も大きくて、帰りはかめ組もかなりリラックスしていました。

(夏井)

待ってました!ワォーの森(かに・かめ・くじら)

 翔太郎が何度も行きたいと言っていたワオーの森にようやく行けました。年長は下でしいたけの作業があったので、まずは高川おじさんとかに・かめで登りました。高川おじさんはいろんな子に「腹へった~」と劇の役名で呼ばれていましたが、楓や友輝は「まさる~」とこれまた親しげです。途中高川おじさんがチェーンソーを出して大きな木の切り株を切って小さくしました、みんな興味津々で見ています。終わると早速椅子にしていました。
 上に着くと散るように飛んでいく子たち。春太はツリーハウスの新しい木材を指差して、「これ、春太んちの木なんだ~、父ちゃんが直してくれてるの」と教えてくれました。春翔・彩夢・睦はもっぱらロープブランコに夢中。夏井「乗りたいなぁ」睦「並んでくださ~い」彩夢「順番だからね」翔太郎は倒木渡りに挑戦。地面との差が大きくなっていて真剣そのもので渡っていると桂史も来ましたが、すぐに引き返してしまいました。逆にロープ渡りでは桂史はスルスルと渡りきりました。翔太郎も「揺らすな、怖いんだからな」と叫びつつも、時間をかけて渡りきりました。やりきった二人は自信があるようで、帰りたくないと言っていました。 かにの子たちは、トランポリンにむらがっていました。冬の雪の重みで下についてしまったのを高川おじさんが直してくれました。壮や奈子はくじら基地に登っています。
 年長が後から登ってきて、賑やかになりました。でもあっという間に帰る時間、また近いうちに来たいね。夏井が何度も「すごい!」を連発していたワォーの森でした。

(夏井・谷)

見てるんだね~!(かに)

 お天気が悪く、年長だけがワォーの森に行きかめ・かには張碓登園になった朝、ホールでハイハイが終わったかにさんが、「雑巾する」とはりきっていました。谷が古い雑巾とバケツを一つ出すと、次々やって来て雑巾がけを始めます。奈子はバケツをもう一つ出しました。(年長さんいつも二つ出してるもんね)亜季や杏実はリズムのアヒルの足で雑巾絞ってます。楓は雑巾をくるくると巻いて絞ってます。年長さんのやってることや言われてることをちゃんと見たり聞いたりしてるんですね。ホールが終わると「当番行ってくる」と第2園舎や玄関に出かけてました。絞り方が足りなくてあちこちベチャベチャになり滑って転んでる子もいましたが、かもめが綺麗になりました、ありがとう。
 その後ホールでリズムをして遊んでいると、春太・友輝・陽智がなかなか来ないので見に行きました。すると、「俺たちは玄関当番がまだ終わらない」とのこと。3人で玄関のすのこを出し、靴箱の靴をよけ、下に敷いてあるステンレスの入れ物も出して掃除してくれてました。びっくり!ありがとう、お疲れ様でした。
 翌日笹の子を採りにでかけました。「ない~」とか「採れない」とか言ってる子たちを尻目に、採りまくる春太。みんなが5~6本採ってる間に、春太の袋はいっぱいになり、2袋めへ。それを持って帰ってきました。茹でておやつに食べようとすると、陽智が「外で料理したい」と。じゃあ、外で皮むこうか…と園庭で皮むきを始めました。陽智はそれだけでは不満そうです。「樋詰みたいに火つくあれもって来て」と言われてわかりました。以前園庭でお弁当を食べた時、樋詰がカセットコンロを持ってきてつくしの油炒めを作っていたのです。もう給食の時間だったので、できませんでしたが、見てるんだな~!と感心しました。

(谷)