2013年度 Vol8
くじら組ドキドキわくわくの初合宿
高川勝先生の自然観察会
かもめの初合宿といえば「動物園」と思っていたのは、小さい頃から合宿を見ていた子どもたちと親たち。でも、向かった先は霧雨の中のワォーの森。今日はここで、高川おじさん?勝さん?いえ、高川勝先生による自然観察会が行われました。
いつも駆け足で登っていくワォーの森ですが、今日は一歩一歩と足を止めながら、草や木の話を聞いて行きます。
シラネアオイ、エンレイ草といった山の花から、「触ったら手が溶けるよ」という、うるし。椎茸のほだ木に使うみずならの木は、ほだ木にするために冬に伐採。そこで、その木は死んでしまうと思いきや、根元のところから新しい枝が伸び、再び生き続けていくといいます。「これがこの前に(今年の冬)切った木」そこには細い4~5本の枝が根元から伸びています。「こっちはず~っと前に切った木」こっちには太く高く育った立派な木が4~5本。すると、「あ~本当だ!」と落ち葉にうもれたその数本の木の真ん中に切り株を発見。木の生命力の強さに感心させられました。子供も大人もいつもと違うワォーの森の自然と、勝先生の奥深さに驚かされた自然観察会となりました。
お楽しみがいっぱい
その後のお楽しみは、銭湯の「いい湯だな」での大騒ぎ。(家族風呂を借りていたので大丈夫)
保育園に戻ってからは、『ホイヤヤのうた』という紙芝居を見ました。これは、ノルウェーのラップ地方のお話です。(公開保育の最後に歌ったのは、この物語に出てくる歌です)
そして夕食は手巻き寿司。装飾にはその『ホイヤヤのうた』に出てくるトナカイやラップ地方の雰囲気があちらこちらにありました。食後にはお母さんたち手作りのサミン(ホイヤヤのうたの主人公)の帽子のプレゼントまで。
(樋詰)
翌日は乗馬体験
翌日目が覚めると、早速サミンの帽子をかぶっていた子どもたち。まだお楽しみがあることを知った喜一は「何だかドキドキするけど楽しい!」と目を丸くして嬉しさを表現していました。
向かった先はホースランチ。途中から「馬に乗るのかな?」のささやきが、「馬乗りたい!」の強い要求に変わっていき、ホースランチ到着後、馬に乗れることを知らされ「やった~!}と大喜びの子どもたちでした。
3チームに分かれて4頭の馬に乗ることになりました。4人ずつの3チームが乗る順番を決めるとき、1番先に乗るチームはすぐ決まったのですが、2番目3番目の順番がなかなか決まりません。すると咲良が「チームのリーダーをジャンケンで決め、更にリーダー同士がジャンケンをし、勝った方が後で乗る」と提案し、すばやく解決していました。
いよいよ乗馬です。最初は固くなっていた子も、場内を3周して戻ってくる頃にはすっかり表情がやわらぎニコニコ顔で馬から降ろしてもらっていました。
航青はまだ前の子が降りていないうちに飛び出していくので、「危ないから待っててね」と言われました。早く乗りたかったんですね。
龍毅は「喜一と一緒に乗る」と大はしゃぎ。1人で乗れるか心配でしたが、いざ馬に乗せてもらうと「見て!」と自分をアピールして落ち着いて乗ってきました。
待っている間みんなは馬小屋にいる馬に触れたり、干し草を食べさせたりして馬と仲良くなっていました。馬の瞳に写っている自分の姿に感動した絆里、拓万は「馬の歯おっきい!」としっかり観察もしていました。みんなが乗り終わると「もう1回乗りたい~!」の大合唱!またのお楽しみにすることにして帰ってきました。
(藤原)
以上初めての合宿は無事終了しました。「かもめに来て良かった~」「今日も合宿したい」「合宿何回もやりたい」と喜びの声がたくさん聞かれました。お父さん・お母さんのご協力ありがとうございました。