1. HOME
  2. かもめニュース
  3. 2012年度〜2016年度
  4. 2014年度 Vol13

かもめニュース

kamome news

2012年度〜2016年度

2014年度 Vol13

年長2回目の合宿

 咲希が仲間になってもう少しで2か月。早く合宿しようという皆と、合宿というものに一歩引いている咲希。「よし、海生活になる前にやろう!」と計画しました。とにかく楽しいものにしたいと思いました。

「あと4回寝たら合宿しま~す!」皆が「やった~!」翔太郎「何回泊まるの?」夏井「1回だよ」彩夢「1回じゃ嫌だ」睦「7回泊まりたい」春翔「ご飯楽しみ」桂史「泊まるのがドキドキする」と子どもたちが口々にしゃべる中、咲希は黙ったままでした。「咲希はどう?」咲希「泊まる」「どんな気持ちする?」「何かドキドキする」と胸のところをさわっていました。

馬に乗ったよ~!

 合宿の当日、張碓から歩いて春香ホースランチに行ってきました。昨年は見るだけだった乗馬体験。 そういえばかめの時桂史は馬に触れなかったし、5人とも緊張して近づくのにも時間がかかっていました。 今年のかめさんは興味のある子はどんどん前へ出て来ていました。奈子が四つばいになって、馬のお腹を覗き込んでいたのは印象的でした。

 ホースランチの人が「3人ずつ乗るよ~誰から乗る?」「ハイ!ハイ!ハイ!」と皆手を上げます。「じゃんけんしてみる?」 ということで、じゃんけんで乗る順番を決めました。 「よいしょっ」と馬の上に乗せてもらい、手綱を引いてもらって出発。かめ組が見守る中広場を回りました。 乗っているうちに緊張気味だった表情もやわらいできました。春翔はにっこにこ、とってもおしゃべりでした。 睦が「馬に乗った時グラグラして面白かったわ~」と言うと、翔太郎も「馬に乗ってつかむ時揺れたんだ、面白かったよ。 翔太郎の気持ち、睦の気持ちと同じだわ」と言っていました。

 ホースランチの人が「ボスという馬がいちばん賢いんだよ」と教えてくれると、桂史「俺ボスになりたい」「どうして?」 「忘れん坊しないから?」と睦(なかなか手厳しい)。夏井もボスになりたい…

自分たちでうどんを作ったよ~!

 夕食は自分たちでうどんを作ります。ちなみに夏井が家で作った1回目の試作品は「まるでゴムのよう…」で失敗(2回目は成功しましたよ)、大丈夫かな?粉に水を加えてネタを作り、少し寝かせたものをビニール袋に入れて足で踏んで延ばしていきます。  2人1組でおこなったうどん作りの様子です。

<チーム桂史・春翔>

とっても良いチームワークです。踏んでは出して丸める時、桂史「わぁ~なめらかになってきた!」「すべすべだね~!」と春翔。リズミカルに踏む2人でした。 <チーム睦・咲希> 睦「咲希どけて、むっちゃんもやりたいんだよ」咲希「咲希もやりたいもの」とうどんダネの上で押し合いしながらのうどん踏みです。足で踏むのって楽しいもんね~。

<チーム彩夢・翔太郎>

彩夢「翔太郎、彩夢一人でやってもいいの?食べないの?」翔太郎「食べるから!」外で遊んでいる人たちが気になって、時々いなくなる翔太郎に対して怒る彩夢でした。  3チームとも無事出来上がり、小島の指導のもと、うどん切りもやってみました。その後茹でてもらって、お母さんたちが作ってくれたかき上げやその他のトッピングをたっぷり乗せたうどんはとても美味しかったです。うどん作り大成功!

かもめにお風呂あったんだ~!

 予定していたお風呂屋さんが臨時休業で、今回はかもめ銭湯でした。「え~っ、大きいお風呂に行きたかった…」と最初はがっかりしていた子どもたちも、大騒ぎで入浴。「あ~面白かった!」とあがってきました。第2園舎のお風呂場が賑わいました。

夜はぐっすり!

 寝る前に藤原に読んでもらった絵本「半日村」が印象強く、「半日村」の歌も覚えました。夜は咲希もみんなもぐっすり眠りました。

お弁当持ってどこ行くの?

 翌朝、朝食を外で食べることにしました。テーブルの上には、ロールパン・牛乳・ハム・チーズ・いろんな野菜(年長畑のレタスも!)・さくらんぼ等が並んでいます。自分たちで選んで好きなようにバスケットの中に入れて出発。「お弁当持ってどこ行くの?」の歌とともにスキップして弾んでいます。結び方が弱かったのか途中でさくらんぼが落ちてきた子もいましたが、入れ方にも工夫があり面白かったです。いつも遊んでいるふれあい公園で朝食にしました。「すっきりするー、気持ちいいー!」と叫ぶ翔太郎。睦が「咲希、一緒に食べよう~」と誘えば、「昨日と同じだね」と咲希もとっても楽しそうでした。

合宿楽しかったよ~!

 合宿に少し臆病になっていた咲希でしたが、家に帰って楽しかったことをたくさん話したそうです。他の子どもたちもです。合宿は楽しさもありますが、生活の中での身辺の自立の積み重ねも大切なことです。自ら生活をしていくということです。様々な体験がどのように積み重なっていくのか楽しみです。

(夏井)