1. HOME
  2. かもめニュース
  3. 2012年度〜2016年度
  4. 2015年度 Vol.28

かもめニュース

kamome news

2012年度〜2016年度

2015年度 Vol.28

 運動会お疲れ様でした。お天気が心配されましたが、無事終了することができて、ほっとしています。陽智が「あ~外でできて良かったな~!中じゃなくて良かった!」と言っていました、本当ですね。子どもたちは日頃の頑張りを精いっぱい見せてくれました。お父さん・お母さん・OBのみなさん本当にありがとうございました。
 少し前のことになりますが、海かもめでのカレー作りを紹介します。(1月前は海にいたなんて… 時間のたつのは早いですね)

収穫祭でホッキカレー作り

 年長児は5月に佐藤さんの畑(高等聾学校の近くにかもめが借りている畑があるんです)に玉ねぎやじゃがいもを植えました。かもめの畑には人参を植えました。カレー作りのためにいよいよ収穫です。

人参ちっちゃい!

 葉は結構育っているようにみえたのですが、抜いて見ると「ちっちゃい!」何とかわいらしいミニ人参でした。もっと大きくなるので3分の1ほどは残して抜きました。これではカレーに足りないな~と思っていたら、畑の佐藤さんが間引いた人参をたくさんくれました。かもめと同じかわいい人参です。これで人参は足ります。ピーマンも収穫しました。

玉ねぎ・じゃがいもはザックザク

 佐藤さんの畑でまずは玉ねぎの収穫。植えた時は長ネギに使えるんじゃない?と言っていた上の部分はすっかり倒れ、雑草の中に玉ねぎが顔をだしています。雑草を抜きながら玉ねぎをとりました。小さいのもありますが、大きいのはお店で売っているのと変わりません。

 次はじゃがいもです。枯れた茎を引っ張ると土の中からおおきないもがザックザク出て来ました。1つの種イモからこんなにたくさんとれるなんてびっくりです。土の中に見えるのになかなかとれない大きないもを「俺が先に見つけた」と争っていた春太と楓、じゃあ2人で掘ろうと一緒に掘り出しました。友輝は掘ったいもをTシャツにたくさん入れおじいさんのように背をかがめて運んでいました。ピーナッツのようにつながったいもを見つけて喜ぶ亜季。
 草取りはなかなか続かない年長さん、でも収穫は一生懸命で次々いもを掘り出しました。どれも大きくて立派ないもです。収穫をしていると佐藤さんが畑で作ったすいかを食べさせててくれました。「今時こんなふうに白いところまで食べる子いないよね~」と佐藤さん。暑い日だったので皆むしゃぶりついて食べていました。ご馳走様でした。
 海かもめに帰って野菜を洗い、翌日の準備です。ピーマンのピクルスも作りました。ガラス瓶にいれると、あざやかできれいです。

伝統料理の完成です

 いよいよホッキカレーの日です。朝から大忙し、まずはいもの皮むきです。ピーラーで必死にむいています。玉ねぎの皮をむいて切る時はかもめ伝統(?)の水中メガネ姿登場、それでも涙出る、目をこするとさらに涙が… 。ちっちゃい人参も3~4個に切ると、本当にちっちゃい。壮があまり小さく切るので「なくなっちゃうよ~」全員で包丁を使っていると、猫の手だよ!猫の手だよ!と大人もハラハラです。大鍋で玉ねぎ等の野菜をかわりばんこに炒めます。力を入れて!楓がいもを炒めていた時、下が焦げてきてしまい慌てました。
 野菜を煮込んでいる間に、子どもたちは浜へ行ってかまど作りです。かめ組も手伝って集めてくれた石を囲み、中に小枝を入れて火をつけますが、なかなかうまくつきません。そんな時、名人勝さんが女流写真家を連れて登場しました。あっという間に火はおきて、「勝さん、今日一日中いて欲しい」と友輝。やっぱり頼れる存在なんですね。さぁ、みんなでうちわであおいで火を大きくします。そこへ、煮込んだ野菜がやってきて、最後の仕上げです。ぐつぐつ煮えているかまどの鍋にカレールゥーを入れ最後にホッキを入れて出来上がり。大きい子たちは、浜でいただきました。

 余ったカレーはカレーうどんにしてもらい、おやつに食べました。おなかいっぱいホッキカレーを味わえました。ピーマンは漬かりぐあいが足りなかったようですが、色どりに活躍しました。

 種をまき、苗を植えて自分たちで育てた野菜、ホッキは海かもめ隣の漁師さんから買って、海ならではのかもめの伝統料理を作ることができました。とてもとても美味しかったです。
写真家成田さんの素敵な写真がホールや第2園舎に飾ってありますので、ご覧ください。

(記:谷)