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かもめニュース

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2012年度〜2016年度

2015年度 Vol.31

年長余市合宿

年長組の秋の合宿(10/6~7)の様子を紹介します。

塩谷丸山登山

 天気は最高、山登り日和。登山口手前で見つけたのは山ぶどう。そのぶどうに崖から落ちそうになりながらも必死にとびついていました。でも今日はここでゆっくりはできないので、ぶどうをほうばり、いざ出発です。
 山の中は紅葉がきれいで、子どもたちからも「わぁーきれい!」という声が聞かれます。木の茂る坂道をどんどん登り続けていき半分ほど登ったところで、山の景色が変わってくると春太が「木が少なくなってきた」と周りの変化にすかさず反応していました。さらに進み頂上にある岩が見えてくると、「でべそだ!!」と陽智。晴天の中海も見えると、「わぁー海が見えるー」と歓声があがり、「海に落ちそうだ」と亜季。「今日から海に入れるくらいだ」と春太(とても暑かったので)。瑞歩も「ひとっ飛びで海につきそうだ」と言っていました。
 その後、陽智「ここ頂上?」樋詰「あれ?ここ?だってさっき見たしょ」陽智「ここ頂上?」樋詰「ん?」亜季「何回聞いてんのさ、ここじゃないしょ」といった会話を何度も繰り返していました。
 そんなこんなで無事頂上に到着。余市の町のきれいな海、そして山々の先には羊蹄山も見えるほどの景色でした。頂上はそんなに広くなく岩・岩… 。「あ~こんなところから落ちたらひとたまりもないなぁ~」と百紅。それでもそんな場所で飛び回るように遊んだり「昼寝するか~」とゴロンと横になる友輝でした。
 下山すると「こんな高い山だとは思わなかった~」と杏実が言っていました。

(記:樋詰・石田)

梨は大きくなっていました!

 余市福祉村に到着です。夏に袋かけをした梨がちゃんと実っていました。早速職員の人に梨の取り方を教えてもらって収穫です。大きな梨が取れました。今年は風の強い日が多くすでに落ちてしまっていた実は、集めてくれていました。それでも、1人3~4個は収穫できました。自分の顔くらいあるのでは?と思われる梨にかぶりつきました。美味しい美味しい!食べ終わって鬼ごっこを始める子、最後までかじりついている子(晩御飯食べられるかな?)ぶどうも食べたいと職員の人に訴える子もいます。(隣の畑でなっていたぶどうもいただきました)でも皆元気、山登りの疲れも見せず坂道を走りまわっています。
 晩御飯はお母さんたちが作ってくれて持ち込んだものです。栗ご飯にかぼちゃサラダ、鮭のホイル焼きなど秋の味覚たっぷりです。壮「豪華だな~」でもあまり食べ進まないのは、やはりあの梨のせいかな?そんな中、杏実はおかわりしてました、さすが!ご飯を食べながら絵本の話になりました。アイヌの本を読んで欲しいと子どもたち。でも友輝は「夜に本を読むのは嫌だ」と、ちょっと涙がこぼれました。今日は高川に「小さなオキクルミ」という絵本を読んでもらいました。友輝も見ましたよ。2階に布団を敷いておやすみなさい。朝方は寒く薪ストーブに火を入れました。

鮭は大迫力

 2日目、天気が悪くなりそうなので早めに福祉村を出発しました。次は鮭の遡上を見学です。
 余市川で鮭を見学。その後近くの漁業組合へ。いけすの中の鮭が50cm位の高さのコンクリートの水流を登ろうと懸命です。その迫力に圧倒されます。「滝だと思ってるんだね」と子どもたち。ず~っと見ていても飽きません。でも寒くなった子どもたちが草原を走り回り始めました。そのうちにソーラン節が始まりました。「船が出るぞ~」の掛け声の下、踊り手が入場です。首に巻いたタオルを旗にして旗持ちも登場。指揮をとるのは陽智、父譲りの力強い踊りです。長いイタドリを高々と掲げた旗持ちも現れました。(このイタドリ最後には砂出しのトンボになっていました… )鰊ならぬ鮭のとなりで大漁の踊りが続きました。

 組合の職員さんがやってきて、いけすの鮭をオス・メスに分けていきます。その途中で鮭を持たせてくれました。鮭も逃げようと必死ですから、簡単にはつかめません。怖がる子もいる中、百紅は追いかけくらいついていきます。杏実・陽智・楓・春太もつかまえようと追いかけます。百紅が職員の人に鮭をかかえさせてもらいました.でも腕の中からバーンと飛び出してしまいました。再び追う百紅。他の子も職員の人に手伝ってもらって鮭をかかえました。職員の人が鮭のおなかを曲げるといくらがぽろぽろとこぼれました、メスなんですね。初めて見る光景、驚きと興奮でした。

(記:谷)